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「失われた鉄道を求めて」 [読書]

▼読み終わった本
*「失われた鉄道を求めて」
宮脇俊三・著、文春文庫


失われた鉄道を求めて

失われた鉄道を求めて

  • 作者: 宮脇 俊三
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2011/05/10
  • メディア: 文庫

【帯紹介】
******************************
廃線跡を歩く——。
「鉄道考古学」の名著、待望の復刊
昔、といっても、さして古いことではなく、
せいぜい戦前から昭和三〇年代までであるが、
その当時の鉄道の「時刻表」を開くと、
羨ましさと懐かしさとで、ヨダレや涙が出そうになる。

(本文より)
******************************

元祖・鉄道紀行作家、宮脇俊三氏の著書。
元々22年前の1989年(平成元年)9月に出版され、92年に文庫化したものを、再度文庫として出したものです。

宮脇さんの本は、ここ2~3年の間に、以下のようなものを読みました。
「最長片道切符の旅」
「終着駅は始発駅」
「増補版 時刻表昭和史」
「鉄道旅行のたのしみ」
「駅は見ている」


出版されたころにかなり読んでいるはずなのですが、改めて読んでも面白いし、懐かしくもあります。

さて、この「失われた鉄道を求めて」は帯にもあるように、廃線になった鉄道の跡を徒歩や自転車などで探訪した記録。
探訪しているのは「沖縄県営鉄道」「沖縄電気」「耶馬渓鉄道」「歌登村営軌道」「草軽電鉄」「出雲鉄道」「サイパン、ティニアンの砂糖鉄道」「日本硫黄沼尻鉄道」の各鉄道です。

痕跡がはっきりしているものもあればそうでないものもあって、自分でも行ってみたくなる鉄道もたくさんありました。

<追記>
この本では「鉄道考古学」なる言葉が出てきます。
いうまでもなく、線路や駅舎などの遺物(遺跡?)を「発掘」して、古い鉄道について考察する、というわけです。
レールなどに比べ、橋脚などは比較的残りやすいなど、なかなか面白いことが明らかになっていて、もし廃線跡を訪れる機会があれば、探してみたいと思いました。
<追記終わり>


▽購入した本
*「消えた駅名 駅名改称の裏に隠された謎と秘密」
今尾 恵介・著、講談社+α文庫


消えた駅名 駅名改称の裏に隠された謎と秘密

消えた駅名 駅名改称の裏に隠された謎と秘密

  • 作者: 今尾 恵介
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/12/21
  • メディア: 文庫



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コメント 6

manamana

宮脇さん、生きていらっしゃったら、
ネタは増えているのですが。
by manamana (2011-10-04 06:20) 

YAP

地方の鉄道って、昔のほうが路線が充実しているみたいですね。
過疎化とともに鉄道も廃線となって、さらに過疎が進むというような悪循環を感じます。
by YAP (2011-10-04 08:09) 

ちんくろ2級

我が故郷の岡山県にも、廃線になった私鉄がいくつかあります。岡山臨港鉄道、下津井電鉄、片上鉄道・・・下電はナローゲージという狭い軌道の味のある電車でした。

臨港鉄道に至っては、国道に踏切があって交通の便を悪くしていたということで、跨線橋を作ったのですけど、完成とほぼ同時に廃線。いまは、線路の後に道路がつくられていますけど、しばらくは何でコノ場所に跨線橋があるんだ??状態でした。



by ちんくろ2級 (2011-10-07 10:08) 

Lionbass

manamanaさま
廃線は悲しいですね。
将来、自動車が廃れて鉄道が見直される時代が来たりしないんだろうか…と思います。
by Lionbass (2011-10-09 13:48) 

Lionbass

YAPさま
北海道などは、鉄道の長さが全盛期の半分くらいになっているそうです。
自動車が普及するのを止められない限り、鉄道の劣勢は続くと思うのですが、それは無理でしょうね。
by Lionbass (2011-10-09 13:51) 

Lionbass

ちんくろ2級さま
まだ水島臨海鉄道があるのでかろうじて救われてる感じですけどね…。
(2〜3日前、倉敷に行ってました。)
by Lionbass (2011-10-09 14:02) 

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