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「1989年 現代史最大の転換点を検証する」 [読書]

▼読み終わった本
*「1989年 現代史最大の転換点を検証する」
竹内修司・著、平凡社新書


1989年-現代史最大の転換点を検証する

1989年-現代史最大の転換点を検証する

  • 作者: 竹内 修司
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2011/03/16
  • メディア: 新書


【帯紹介】
******************************
ある時代がここで終わり
今に続く何かが始まった。

昭和天皇崩御、天安門事件、
東欧の「逆ドミノ革命」、ベルリンの壁崩壊……

******************************

帯にもあるように、1989年が「天安門事件」「ベルリンの壁崩壊」という世界史上の大きなできごとがあったのは、誰もが知っています。
この本は、この2つの事件を中心に、この年に何があったかを整理して提示してくれます。

私はこの年、5月にエジプト・カイロに赴任し、「天安門事件」の際もカイロにいました。
確か前日にイランの最高指導者・ホメイニ師が亡くなって、テヘランに行くのは中東およびヨーロッパのどこから行くのが早いか、という話を東京のデスクと話したような気がします。

そして、ベルリンの壁崩壊の際は、レバノンのベイルートか、その後の経由地である地中海の島国、キプロスのラルナカにいたと思います。

当時は、CNNはまだ新興のニュースチャンネルで、ヨーロッパの一部のホテルでは見られましたが、中東のホテルは見られませんでした。
カイロの自宅でももちろん見られず、最新のニュースを入手するには、イギリス・BBCのラジオを聞くか、1日に数回あるNHKの短波放送の中東・アフリカ向けの時間帯のニュースを聞くしかありませんでした。
もちろん、インターネットや携帯電話などなく…。

さすがに、ベルリンの壁のニュースは、キプロスの地上波テレビでも放送していたと思いますが、天安門事件については、リアルタイムのニュースではあまり映像を見た記憶がありません。

それでも、ベルリンの壁崩壊に伴って『民主化』されたブルガリアに取材に行く機会がありましたし、北京には数年後に赴任したので、「事件」の現場を実際に訪れることになりました。
その後も、アフリカ南部ナミビアの独立の取材にいったり、湾岸戦争の取材でイラクのバグダッドに行きました。

『歴史』の一端に直に触れることができるのは、メディアで取材の現場にいる特権であり醍醐味かな、と思っています。

▽購入した本
*「戦後日本漢字史」
阿辻 哲次・著、新潮選書


戦後日本漢字史

戦後日本漢字史

  • 作者: 阿辻 哲次
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2010/11
  • メディア: 単行本



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コメント 4

manamana

ソビエトや東ドイツなど、
国って無くなることもあるんだとびっくりしました。
まさに歴史が激動でしたね。
by manamana (2011-12-02 06:17) 

YAP

まさに歴史の生き証人ではないですか。
私はこの頃、学生で福岡にいました。
今思えば、ものすごい年でしたね。
by YAP (2011-12-02 08:13) 

Lionbass

manamanaさま
実は。壁崩壊の翌年にベルリンに観光で行きました。
東西を自由に行き来できるようになってましたが、町の雰囲気は相当違ってたような記憶があります。
by Lionbass (2011-12-04 10:57) 

Lionbass

YAPさま
海外にいなくても『歴史』に接する機会があるとは思いますが、国内を含めそういう機会が多いのは仕事柄かなと思ってます。
by Lionbass (2011-12-04 11:03) 

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