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「地下鉄の素」 [読書]

▼読み終わった本
*「地下鉄の素」
泉麻人・著、講談社文庫


地下鉄の素 (講談社文庫)

地下鉄の素 (講談社文庫)

  • 作者: 泉 麻人
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2000/02
  • メディア: 文庫


【帯はありませんでした。】

「地下鉄の友」に続くコラムニスト、泉麻人氏の本。
実は2冊一緒に古書店で買いました。

前著は1991年に夕刊紙に連載されたものでしたが、これは95年の連載。
「あれ、前の本でも同じ話があったような…」というエピソードもあったり…。
まあ、4年も経過していれば、1日1本のコラムということを考えれば、同じテーマで文章を書いても、問題ないと思うのですが…。

そして、途中で「地下鉄サリン事件」が発生しています。
「網棚の新聞を気軽に手に取れなくなった」など、当時の雰囲気が伝わってきます。
(事件の割とすぐあとに海外に赴任したので、このころは日本にいなかったのでした。)

夕刊紙は、大半の人が会社帰りに駅の売店などで買って、電車の中などで読むわけで、前作同様、乗り物の話や通勤中のこぼれ話などが取り上げられています。

あとは北朝鮮のピョンヤンの地下鉄の話や、冷凍ミカンや駅弁など旅にまつわる食べ物の話もなかなか面白く読みました。

挿絵は前作同様蛭子能収氏。
そして、文庫版(2000年発売)には、泉氏と酒井順子さんの対談が乗っています。
酒井さんが注目を集めたのは「負け犬の遠吠え」(2003年らしい)ですが、それより前から「テツ子」ぶりを発揮されていたことが分かりました。


▽購入した本
*「学校では教えてくれない日本語の秘密」
土屋秀宇・著、芸文社


学校では教えてくれない日本語の秘密

学校では教えてくれない日本語の秘密

  • 作者: 土屋 秀宇
  • 出版社/メーカー: 芸文社
  • 発売日: 2005/07
  • メディア: 単行本

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コメント 2

YAP

地下鉄サリン事件のときは、私は今とは違う会社に勤務していて、住んでいるところも地方都市でした。
日本であんな事件が起こるなんてかなりショックで、今でも報道されていたことはかなり鮮明に覚えています。
網棚の新聞に手が伸ばせなくなったという話も、人々の不安な心が想像できます。
by YAP (2012-08-19 18:52) 

Lionbass

YAPさま
当時埼玉に住んでいたんですが、地下鉄サリンの日は、朝、まだ家にいて、「地下鉄が止まっている」という情報をテレビで見ながら出かけました。
会社から「全員の安否確認している」という連絡があったのを覚えてます。
by Lionbass (2012-08-26 19:15) 

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