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「古代マヤ・アステカ不可思議大全」 [読書]

▼読み終わった本
*「古代マヤ・アステカ不可思議大全」
芝崎みゆき・著、草思社


古代マヤ・アステカ不可思議大全

古代マヤ・アステカ不可思議大全

  • 作者: 芝崎みゆき
  • 出版社/メーカー: 草思社
  • 発売日: 2010/05/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


【帯紹介】
*****************************

ほえ~ッ!とおどろく謎の文明
マヤ、アステカはじめオルメカ、
テオティワカンなどのメソアメリカ文明

手軽でわかりやすくかつ深く、
その歴史の流れを絵解きします!

******************************

メキシコへ旅行するにあたり、勉強しようと思って購入しました。
じつはもう1冊、マヤ文明に関する本を読み始めたのですが、ちっとも進まないので、とっつきやすそうなこちらの本に方向転換。
出発前に読み始め、旅行中に読み終わりました。

表紙からもお分かりと思いますが、イラスト(図解)がふんだんに盛り込まれていて、退屈しない本でした。

マヤとアステカ(それに南米のインカ)は聞いたことありましたが、帯にある「オルメカ」は聞いたことありませんでしたし、「テオティワカン」は遺跡の名前としては聞いたことありましたが、やはり1つの文明を表す名前とのこと。
これらの文明の違いも読んでいてよく分かりました。

「メソアメリカ」とは、現在のメキシコ、ホンジュラス、グアテマラ、ベリーズあたりを差し、これらの地域に繁栄した文明には共通点があるということです。

このあと、旅行記でも出てくると思いますが、これら地域の文明は、金属器がなかった、車輪は知っていたと思われるが実用にはいたらなかった、大型家畜がいなかったなどが共通しているとのこと。
そして、これらの文明を築いた人々は、東アジアと同じモンゴロイドに分類されるのだそうです。

そしてそして、読後の一番の感想は「(大航海時代後の)コルテスなどのスペイン人は、なんと極悪非道でひどいヤツラなんだろう」ということでした。
今さら嘆いたり、ののしったりしてもどうしようもないわけですが…。

とにかく、旅行中に読んで、大変ためになりました。
まじめ(?)な研究者から見たら邪道なのかもしれませんが…。

著者の芝崎みゆき氏は、この本のほかにも、古代エジプトや古代ギリシャに関する同じような本をものしているそうです。
そのうち読んでみたいと思います。

▽購入した本
*「バイエルの謎 日本文化になったピアノ教則本」
安田寛・著、音楽之友社

バイエルの謎: 日本文化になったピアノ教則本

バイエルの謎: 日本文化になったピアノ教則本

  • 作者: 安田 寛
  • 出版社/メーカー: 音楽之友社
  • 発売日: 2012/05/16
  • メディア: 単行本

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コメント 2

YAP

そうそう、北米に踏み込んだイギリス人や中南米に踏み込んだスペイン人は、ほんとに極悪だと思います。
「開拓」ではなく、明らかに「侵略」ですよね。
by YAP (2012-09-23 16:33) 

Lionbass

YAPさま
本によると、当時のスペイン国内でもコルテスに対する批判はあったそうです。
スペイン人全員が極悪人だっただけではなさそうですが、それにしても取り返しのつかない歴史的蛮行ですね。
by Lionbass (2012-09-30 18:54) 

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