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タケミツとシベリウスとストラヴィンスキー【N響12月B定期を聴く】 [音楽・楽器]

今シーズンのN響はB定期(サントリーホール)の木曜日の会員になっているんですが、都合により水曜日に振り替えました。
2日ずつある定期は、いつも初日がFMラジオで生放送されていますし、テレビ収録も行われています。

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NHK交響楽団 第1744回定期演奏会【12月B定期】
日時:2012年12月12日(水)午後7時開演
会場:サントリーホール(東京・赤坂)
指揮:シャルル・デュトワ
独奏:柿境香(尺八)
   中村鶴城(琵琶)
   ワディム・レーピン(ヴァイオリン)
曲目:武満徹「ノヴェンバー・ステップス(1967)」
   シベリウス ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
   ストラヴィンスキー バレエ音楽「春の祭典」
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IMG201212N響.jpg

1曲目は武満徹の(一応)「代表作」である「ノヴェンバー・ステップス」
尺八と琵琶のソロ付きの曲です。
タケミツは、「グリーン」を演奏したことがあるのですが、この曲はたぶん未経験で、生で聴くのも初めて。
まあ、一言で言うといわゆる「現代音楽」です。
邦楽器が入っていて、外国人に「日本的なもの」を感じてもらうにはいいのでしょうが、個人的には演奏したいとは思わないし、あえてわざわざ聴きたいとも思いません。
(あくまで個人の好み・趣味の問題です。)
「実験的な試み」は必要ですし、「変わった響き」は否定しません。
最後に聴く「春の祭典」だって、初演のときは「不協和音だらけのとんでもない音楽」という受け止めだったと思うので、いつの日か受け容れられるようになるのかもしれませんが…。


2曲目はシベリウスのヴァイオリン協奏曲
ソリストは現在、最も有名で脂ののったと言っていいレーピン。
(と言っても40歳を過ぎたそうですが…。)

席がステージ後ろのP席で、独奏の音が今ひとつよく聞こえませんでしたが、こちらはとっても好きな曲なので、堪能しました。

そして最後はストラヴィンスキーの「春の祭典」
指揮者のデュトワがおととし、フィラデルフィア管弦楽団と来日したときも、この曲を取り上げていて、サントリーホールで聴きました。

その指揮ぶりは、とにかく「曲を知り尽くしている」という感じ。
変拍子の続くとても難しい曲で、以前は「この曲を振れる指揮者は数少ない」と言われたそうですが…。

編成が巨大で、バスクラリネット、コントラファゴットやテューバが各2本とか、ピッコロトランペットにバストランペット、アルトフルートなど「特殊楽器」がたくさん必要なので、きのうの演奏でも、N響の団員以外の「エキストラ」がたくさん入っていました。

曲の途中、いろいろ「事故」もありましたが、全体としてはデュトワの手慣れた某の下、なかなかエキサイティングな演奏だったと思います。
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