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一緒に演奏する気分で聴きました【チェコ・フィル日本公演】 [音楽・楽器]

この秋は、ヨーロッパのメジャーオーケストラが続々来日公演します。

ざっと挙げただけでも、パリ管弦楽団、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、バーミンガム市交響楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団…などなど。
サントリーホールやミューザ川崎では、1週間のうちにウィーン・フィルとベルリン・フィルとコンセルトヘボウが公演を行います。
そんなホール、世界中、ほとんどないのではないかと思います。

ということで、きのうはビェロフラーヴェク指揮、チェコ・フィルの演奏会を聴きに行きました。

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チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 2013年日本公演
日時:2013年10月31日(木)19:00開演
会場:サントリーホール
指揮:イルジー・ビェロフラーヴェク
独奏:イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
曲目:グリンカ 歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
   ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲
   バッハ 無伴奏パルティータ第2番よりサラバンド<アンコール・ヴァイオリン独奏>
   チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」
   ドボルザーク スラブ舞曲第3番<アンコール>
   「故郷(ふるさと)」小学唱歌<アンコール>
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img_チェコフィルプログラム.jpg

前日の演奏を聴いた人から「とてもよかった」と聞いていたので、期待してました。

で、感想ですが、「とても水準の高い演奏」だと思いました。
一部の楽器が突出して上手、とか「華やかの音」というわけではないのですが、弦楽器を筆頭に全体のレベルがとても高くて、よくまとまっていました。

きのうはステージ後ろのP席でした。
10月、11月はコンサートのチケットをたくさん買ったので、一部は安い席にしたのですが、P席は値段は安いですが、オーケストラをやる人間にとっては、指揮者を見ながら一緒に演奏する気分を味わえて、とても勉強になります。

いつもNHK交響楽団のB定期でP席に座っているのですが、その席(毎回同じ)は5~6列目でステージからは少し離れています。
それに対し、きのうは2列目で、目の前にはティンパニとコントラバス(舞台最後方に横1列の配置)。
ティンパニの前にはトロンボーンとトランペットが座っています。
持参したオペラグラスを使うと、各奏者の楽譜がはっきり見えました。

2曲目のヴァイオリン協奏曲では、カデンツァでヴァイオリンとティンパニが掛け合うところがあるのですが、ティンパニの楽譜を覗き込んで聴きました。
このティンパニ奏者は(お名前から判断するに)日本人。
全体の名簿を見ると、ほぼ全員がチェコ人と思われるお名前で、明らかに外国人と思われるメンバーは、このティンパニ奏者だけのようでした。

コントラバスですが、前述のように舞台最後段に横1列。
序曲と交響曲は8人、協奏曲は5人でした。
8本ともに歴史のありそうな楽器で、5弦はたぶん3本か4本。
しっかりと響いていました。
目の前の奏者が、ネックをワシづかみにするような左手の使い方で、「初心者に教えるときはお勧めしない」という奏法でしたが、まあいい音が出ていれば文句ないわけで…。

そういえば、目の前のティンパニの横に置いてあった銅鑼(ドラ)ですが、ストッパーが付いていて、後ろから響きを止めるようになっていました。
「悲愴」4楽章の出番(1発)のところだけストッパーを外してました。

ともあれ、至福の2時間強でした。
終わって帰宅する途中、六本木や渋谷でハロウィーンの喧騒に遭遇し、げんなりしましたが…。
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