「漢字はすごい!」「東京の鉄道ネットワークは こうつくられた」「ミリタリーテクノロジーの物理学<核兵器>」「DNAでたどる日本人10万年の旅」=読み終わった本(2015.08) [読書]
「読み終わった本」リスト(忘備録)、2015年8月分です。
▼読み終わった本
*「漢字はすごい!」
山口謠司・著、 講談社現代新書
漢字の起源・成り立ちから、漢字と日本の関わりまで、幅広い事柄が分かるとても勉強になる本でした。
長崎の「郷土料理」(?)である「卓袱(しっぽく)料理」の読みがどこ起源なのか、などに関する「へえ、そうなのか!」というお話もたくさん。
漢字や日本語に興味のある人、必読です。
▼読み終わった本
*「東京の鉄道ネットワークは こうつくられた」
高松良晴・著、 交通新聞社新書
国鉄の技術部門にお勤めだったエンジニアによるかなり専門的な本。
いわゆる「五方面作戦」を中心に、私鉄を含めた東京圏の鉄道網が整備されてきた状況を詳しく説明していて、とても興味深い本でした。
▼読み終わった本
*「ミリタリーテクノロジーの物理学<核兵器>」
多田将・著、イースト新書Q
「核兵器」を技術面から見た「解説書」です。
極めてニュートラルに書かれていて、「いいもの」だとか「悪いもの」だという「価値判断」抜きで、核兵器の原理・仕組みを説明しています。
私は長崎出身ゆえ、子どものころ、百科事典を読んで原子爆弾の仕組みを勉強しましたが、それを思い出すのに恰好の本でした。
また、あまりよく知らなかった水素爆弾やその応用兵器についての知識を得るのにも適した本でした。
当たり前ですが、核兵器を肯定している訳では決してありませんので、誤解なきようお願いします。
▼読み終わった本
*「青春18きっぷで楽しむおとなの鉄道旅行」
小林克己・著、 だいわ文庫
鉄道ファン以外にもよく知られる「青春18きっぷ」について、実体験に基づいて「解説」した本。
新幹線開業に伴って各地でJR線が第三セクターに転換していますが、そのあたりの最新事情も盛り込まれています。
後半は、「青春18きっぷ」を利用しての実際の鉄道旅行のコースが説明されているので、時刻表をめくらずに計画が立てたい人にはお勧めです。
▼読み終わった本
*「DNAでたどる日本人10万年の旅―多様なヒト・言語・文化はどこから来たのか?」
崎谷 満・著、昭和堂
少し前に買っていた本ですが、ようやく読みました。
アフリカに誕生した人類が、どのようなルートで世界中に広がったか、染色体の分析でかなり詳しいことが分かっているそうですが、そうした研究成果を基に、日本に住む人々のルーツについて考察した、とても興味深い本です。
世界では、あとからやってきた集団によって、先に住んでいた人々が一掃されている場所・地域が多いのに比べ、日本列島はそうした人間の「集団」がほかの地域に例がないほどバラエティーに富んでいるとのこと。
これは、日本列島が恵まれた土地ゆえに、先住民とあとから来た人々が争ったり、殺し合ったり、追い出したりしなくても共存できたことを示すものだということです。
▼読み終わった本
*「漢字はすごい!」
山口謠司・著、 講談社現代新書
漢字の起源・成り立ちから、漢字と日本の関わりまで、幅広い事柄が分かるとても勉強になる本でした。
長崎の「郷土料理」(?)である「卓袱(しっぽく)料理」の読みがどこ起源なのか、などに関する「へえ、そうなのか!」というお話もたくさん。
漢字や日本語に興味のある人、必読です。
▼読み終わった本
*「東京の鉄道ネットワークは こうつくられた」
高松良晴・著、 交通新聞社新書
国鉄の技術部門にお勤めだったエンジニアによるかなり専門的な本。
いわゆる「五方面作戦」を中心に、私鉄を含めた東京圏の鉄道網が整備されてきた状況を詳しく説明していて、とても興味深い本でした。
▼読み終わった本
*「ミリタリーテクノロジーの物理学<核兵器>」
多田将・著、イースト新書Q
「核兵器」を技術面から見た「解説書」です。
極めてニュートラルに書かれていて、「いいもの」だとか「悪いもの」だという「価値判断」抜きで、核兵器の原理・仕組みを説明しています。
私は長崎出身ゆえ、子どものころ、百科事典を読んで原子爆弾の仕組みを勉強しましたが、それを思い出すのに恰好の本でした。
また、あまりよく知らなかった水素爆弾やその応用兵器についての知識を得るのにも適した本でした。
当たり前ですが、核兵器を肯定している訳では決してありませんので、誤解なきようお願いします。
▼読み終わった本
*「青春18きっぷで楽しむおとなの鉄道旅行」
小林克己・著、 だいわ文庫
鉄道ファン以外にもよく知られる「青春18きっぷ」について、実体験に基づいて「解説」した本。
新幹線開業に伴って各地でJR線が第三セクターに転換していますが、そのあたりの最新事情も盛り込まれています。
後半は、「青春18きっぷ」を利用しての実際の鉄道旅行のコースが説明されているので、時刻表をめくらずに計画が立てたい人にはお勧めです。
▼読み終わった本
*「DNAでたどる日本人10万年の旅―多様なヒト・言語・文化はどこから来たのか?」
崎谷 満・著、昭和堂
DNAでたどる日本人10万年の旅―多様なヒト・言語・文化はどこから来たのか?
- 作者: 崎谷 満
- 出版社/メーカー: 昭和堂
- 発売日: 2008/01
- メディア: 単行本
少し前に買っていた本ですが、ようやく読みました。
アフリカに誕生した人類が、どのようなルートで世界中に広がったか、染色体の分析でかなり詳しいことが分かっているそうですが、そうした研究成果を基に、日本に住む人々のルーツについて考察した、とても興味深い本です。
世界では、あとからやってきた集団によって、先に住んでいた人々が一掃されている場所・地域が多いのに比べ、日本列島はそうした人間の「集団」がほかの地域に例がないほどバラエティーに富んでいるとのこと。
これは、日本列島が恵まれた土地ゆえに、先住民とあとから来た人々が争ったり、殺し合ったり、追い出したりしなくても共存できたことを示すものだということです。
さて、nice!が、あおたけセンセイの次かぁ・・・
そろそろ青春18切符夏の陣反省会です。
by hanamura (2015-09-06 18:20)
最後に紹介されている本ですが、日本では「アイヌを除いては」ですね。
by YAP (2015-09-07 08:05)
hanamuraさま
いつもnice!やコメントありがとうございます。
18きっぷの旅、ずいぶんやってなくて…。
久しぶりに行きたいものです。
by Lionbass (2015-09-15 16:54)
YAPさま
この本では、北海道と琉球(沖縄)は「3島」(本州・四国・九州)とは異なる状況にあったことを明らかにしています。
いろいろ考えさせられました。
by Lionbass (2015-09-15 16:58)