クーダムとマウアー通りの『壁』と戦勝記念塔【2015欧州3カ国旅行記(16)】 [旅行・乗り物]
「ベルリン－ワルシャワ・エクスプレスで5時間超の旅2015欧州3カ国旅行記(15)】」から続きます。
前夜遅くに列車で到着したベルリン。
宿は「ホテルQ」という旧西ベルリンの目抜き通りクーダムに近いデザインホテルです。
部屋はこんな感じでちょっと変わった雰囲気。
右端にちょっとだけ見えますが、バスルームではなくベッドのすぐ隣に洗面台があります。
朝食はホテル近くのカフェでいただきます。
前回訪れたのは25年前の1990年の夏休みでした。
前年11月にベルリンの壁が崩れて、東西の往来が自由になっていたものの、正式な統一はまだ、という時期。
したがって「統一後」のベルリン、そしてドイツは初めてということになります。
そのときどこのホテルに泊まったのかよく覚えていないんですが、クーダムを歩いたことは覚えています。
ということで、こちらがブランドショップやホテルなどが立ち並ぶクーダムの風景。
動物園（ツォー）ちかくにあるクーダムのランドマーク、カイザーウィルヘルム教会です。
近くにはユニクロの店舗が。
ベルリンでは2日半くらい時間があるのですが、まずは観光客用の「HOP ON HOP OFF」つまり乗り降り自由のバスを利用することにします。
見たいスポットが結構広範囲に渡っていて、これを利用するのが結局効率が良さそうなためです。
バスの写真は別エントリーでアップしますが、こちらは車窓から見た「SONYセンター」。
旧東西ベルリン境界に近いポツダム広場地区再開発の目玉として建てられました。
そして最初にマウアー通り付近で下車。
ベルリンの壁が保存され見学できるようになっている場所です。
ナチス時代のベルリンや、東西分断後のアメリカなどによる「大空輸作戦」のことなどに関する説明と展示があります。
25年前は「壁」が崩れたばかりで、あちこちに構造物としての壁は残ってましたが、まだ観光地化はしておらず、このような整備された場所もなかったと思います。
近くには旧東ドイツ製の車「トラバント」のお店が。
そしてこちらが「チェックポイントチャーリー」。
分断時代、東西を行き来するための検問所で、「チャーリー」とは無線通信などで「ABC」を分かりやすく言うための「アルファ、ブラボー、チャーリー」のから来ているそうです。
当然ながら完全に「観光名所」となってます。
再び観光バスに乗ってベルリン市内を見て回ります。
こちらは旧東ドイツが建てたテレビ塔。
そして、こちらは「6月17日通り」という東西を貫く大通り。
1953年6月17日に起きた「東ベルリン暴動」を記憶に残すためにこの名前になったそうです。
遠くに戦勝記念塔が見えます。
こちらが戦勝記念塔。
デンマーク戦争、普墺戦争、普仏戦争などの勝利を記念するものだということです。
（つづく）
前夜遅くに列車で到着したベルリン。
宿は「ホテルQ」という旧西ベルリンの目抜き通りクーダムに近いデザインホテルです。
部屋はこんな感じでちょっと変わった雰囲気。
右端にちょっとだけ見えますが、バスルームではなくベッドのすぐ隣に洗面台があります。
朝食はホテル近くのカフェでいただきます。
前回訪れたのは25年前の1990年の夏休みでした。
前年11月にベルリンの壁が崩れて、東西の往来が自由になっていたものの、正式な統一はまだ、という時期。
したがって「統一後」のベルリン、そしてドイツは初めてということになります。
そのときどこのホテルに泊まったのかよく覚えていないんですが、クーダムを歩いたことは覚えています。
ということで、こちらがブランドショップやホテルなどが立ち並ぶクーダムの風景。
動物園（ツォー）ちかくにあるクーダムのランドマーク、カイザーウィルヘルム教会です。
近くにはユニクロの店舗が。
ベルリンでは2日半くらい時間があるのですが、まずは観光客用の「HOP ON HOP OFF」つまり乗り降り自由のバスを利用することにします。
見たいスポットが結構広範囲に渡っていて、これを利用するのが結局効率が良さそうなためです。
バスの写真は別エントリーでアップしますが、こちらは車窓から見た「SONYセンター」。
旧東西ベルリン境界に近いポツダム広場地区再開発の目玉として建てられました。
そして最初にマウアー通り付近で下車。
ベルリンの壁が保存され見学できるようになっている場所です。
ナチス時代のベルリンや、東西分断後のアメリカなどによる「大空輸作戦」のことなどに関する説明と展示があります。
25年前は「壁」が崩れたばかりで、あちこちに構造物としての壁は残ってましたが、まだ観光地化はしておらず、このような整備された場所もなかったと思います。
近くには旧東ドイツ製の車「トラバント」のお店が。
そしてこちらが「チェックポイントチャーリー」。
分断時代、東西を行き来するための検問所で、「チャーリー」とは無線通信などで「ABC」を分かりやすく言うための「アルファ、ブラボー、チャーリー」のから来ているそうです。
当然ながら完全に「観光名所」となってます。
再び観光バスに乗ってベルリン市内を見て回ります。
こちらは旧東ドイツが建てたテレビ塔。
そして、こちらは「6月17日通り」という東西を貫く大通り。
1953年6月17日に起きた「東ベルリン暴動」を記憶に残すためにこの名前になったそうです。
遠くに戦勝記念塔が見えます。
こちらが戦勝記念塔。
デンマーク戦争、普墺戦争、普仏戦争などの勝利を記念するものだということです。
（つづく）
ベルリンは一度行ってみたいんですよねえ。
東西冷戦の歴史を勉強できるものが、そこかしこにありそうですね。
by YAP (2015-11-16 07:13)
「ホテルQ」で、oo7を連想する世代です。（映画観ますか？）
日本時間14日（土）昼、まだ同時間のパリを知らない私は、
映画「コードネームU.N.C.L.E.」を楽しんでいました。
戦後間もないベルリン！冷戦という、一般市民には（？）平和な時代（？）
ベルリンが映画の舞台の一つに、なっていました。
by hanamura (2015-11-16 19:41)
へええ～、ベルリンにもユニクロがあるのですね。
ベルリンの壁が崩壊して、１年後だったか２年後に行ったことがありますが
その当時は、まだまだ東欧の雰囲気が残った街でした。
二気筒のトラバントも走っていた頃です。
by 八犬伝 (2015-11-17 18:30)
YAPさま
旅行記の最初の方に書いたように、今回の旅は「歴史」というものを考えさせられました。
日本は幸い「壁」はできませんでしたが、沖縄などは「分断」されたわけですし、お隣の朝鮮半島は今も統一されていませんから、決して他人事ではありませんね。
by Lionbass (2015-11-19 14:44)
hanamuraさま
最近あまり見ませんが、ショーン・コネリー時代（笑）の007は見てました。
ホテルQの「Q」が何を意味するのか調べてませんでした。
クーダムの「Ku」から来ているんでしょうか？
by Lionbass (2015-11-19 14:50)
八犬伝さま
ポルトガル旅行記、楽しく拝見しております。
ベルリンにはUNIQLOもMUJI（無印良品）もありました。
あと寿司店もたくさん…。
ポルトガル旅行記の続き楽しみにしております。
by Lionbass (2015-11-19 14:51)