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「芥川也寸志を観る、語る、聴く」 [音楽・楽器]

きのうはこんな催しに行ってきました。
かつて所属していたアマチュアオーケストラ「新交響楽団」で大変お世話になった作曲家・指揮者の芥川也寸志さんの業績について語るイベント・演奏会です。
会場は、代々木上原の古賀政男音楽博物館のホール。
img_けやきホール201511.jpg
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芥川也寸志 生誕90周年記念

芥川也寸志を観る、語る、聴く
日時:2015年11月22日(日)14:00開演
会場:古賀政男音楽博物館 けやきホール(東京・代々木上原)
主催:芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカ
第1部 映像を観る
第2部:活動を語る
 三善清達 放送と芥川也寸志
 船山 隆 芥川也寸志の音楽
 林淑姫  日本近代音楽史と芥川也寸志 
第3部:音楽を聴く
 「ヴァイオリンとピアノのための譚詩曲」
 「洋琴三重奏曲」
 「車塵集」
 「NYAMBE(霊気)」
 ソプラノ:鈴木美登里
 ピアノ:三輪郁
 指揮:由谷一幾(オーケストラ・ニッポニカ)
 室内楽:オーケストラ・ニッポニカ
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第1部は、芥川先生の生い立ちなどを写真で紹介。
また新交響楽団を指揮する映像も流されました。

第2部は芥川先生と交流のあった3人の専門家が登場し、想い出を語りました。
いろいろ面白い話がありましたが、「芥川先生がいなかったら(ひょっとして)サントリーホールはなかったかもしれない」ということは、もっと多くの人に知られるべきだと思います。

第3部はオーケストラ・ニッポニカのメンバーらによる実際の演奏。
最初の3曲は昭和20年代の作品で、割と「聴きやすい」曲でしたが、最後の「ニャンベ」という曲は「四分音」(半音の半分の音程)が出てきたりして、不思議な雰囲気でした。
編成もヴィオラ、チェロ、コントラバス、バスクラリネット、チェレスタ、ハープで不思議だったし…。

拙著「アマチュアオーケストラに乾杯!」でも「アマチュアこそ音楽の本道である」という芥川先生の言葉を紹介させてもらっていますが、先生はある意味プロとアマチュアの区別・隔てなく我々に接してくださったのだと思います。

その思いを受け継ぐ「オーケストラ・ニッポニカ」の皆さんの活動に拍手を送りたいと思います。
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hanamura

音楽家、小説家、一面では言い表せない(言葉が下手です。)
そいういう人達が大勢おられますね。画を描いたり、写真を撮影したり、
あと、それを教えらる人、教えるというか、知らせる(?)その気にさせる人
by hanamura (2015-11-23 09:47) 

Lionbass

hanamuraさま
父が文豪で息子が作曲家と俳優という一家ですからね、「何かを持ってる一族」というのはいらっしゃいますね。
「政治家の世襲」とは違って実力がモノをいう世界でしょうし…。
by Lionbass (2015-11-26 09:17) 

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