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手堅いシュトラウスと”散らかった”シューマン【N響2月B定期を聴く】 [音楽・楽器]

今週は平日に演奏会を3つ聴くんですが、昨夜はN響B定期でした。
会場はサントリーホール。

【サントリーホール前のスペースは「カラヤン広場」と名付けられています】
img_KARAJANPlatz201602.jpg
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NHK交響楽団 第1831回 定期公演(Bプログラム)
日時:2016年2月17日(水)午後7時開演
会場:サントリーホール(東京・赤坂)
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ(首席指揮者)
独奏:カティア・ブニアティシュヴィリ(ピアノ)
曲目:R.シュトラウス「変容」
   シューマン ピアノ協奏曲 イ短調
   R.シュトラウス 交響詩「ツァラトゥストラはこう語った」
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1曲目はリヒャルト・シュトラウスの「変容」。
第二次大戦末期の1944年から45年にかけて作曲されたそうです。

弦楽器だけで演奏されますが、最大23のパートに分かれていて、シュトラウスらしい複雑な和声や旋律が絡み合っていて、それでありながら美しい曲です。
昨夜は46人の奏者がステージ上に。
ヴァイオリン=20人、ヴィオラ=10人、チェロ=10人、コントラバス6人という内訳です。
下手からVn-Vc-Vaという並びで、Cbは通常木管楽器(前列)が座る場所に陣取ってました。
音量などによって各パートを1人または2人で演奏していました。

2曲目はシューマンのピアノ協奏曲。
ソリストのブニアティシュヴィリはジョージア(グルジア)出身で、マエストロ・ヤルヴィとは共演経験豊富なのだそうです。
体の線を強調したドレスで、髪の毛(そんなに長くない)をかき上げたり振り乱しながらの熱演でした。
最初のうちはソロとオケがお互いに探り合うような感じでしたが、第3楽章はちょっと落ち着かないというか、とっ散らかったという印象。
テンポが速すぎる感じを受けましたし、演奏上の「乱れ」がありました。

最後はシュトラウスの「ツァラトゥストラ」。
冒頭の部分が映画「2001年宇宙の旅」で使われたことでよく知られています。
とても手堅い演奏だと思いました。
(ワクワクな感じはそんなになし。)

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