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新作のピアノ協奏曲と超有名曲の組み合わせ【3月の日フィル定期を聴く】 [音楽・楽器]

きのうは定期会員になっている日フィル演奏会でした。

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日本フィルハーモニー交響楽団 第678回東京定期演奏会
日時:2016年3月4日(金)19:00開演
会場:サントリーホール(東京・赤坂)
指揮:広上淳一
独奏:野田清隆(ピアノ)
曲目:シューベルト 交響曲第7番《未完成》
   尾高惇忠 ピアノ協奏曲(世界初演)【日本フィル・シリーズ第41作】
   ベートーヴェン 交響曲第5番《運命》
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img_日フィル201603.jpg

『超有名曲』の「未完成」「運命」と、尾高惇忠・ピアノ協奏曲(日フィル委嘱、世界初演)というプログラム。

いわゆる「現代音楽」(前衛音楽)というと、通常の演奏法ではない楽器の使い方をして、「効果音」的な音(ようするに「雑音」)が続くものが多いわけですが、このピアノ協奏曲は、「普通の奏法」だけが使われています。
「調性」はなくて基本的には「不協和音」の連続ではあるものの、テンポも拍子もあって、『非楽音』(雑音)ではなく楽音で構成された「取っつきやすい」曲でした。

サムラゴーチ騒動の際にも一部で議論が起きましたが、「先端的だが心地よくない音楽」がいいのか、「ちょっと古い技法を使っていても聴いていて耳になじむ」音楽がいいのか、難しい問題だと思います。

これに比べて、「未完成」と「運命」はいわゆる「クラシック音楽」の代表曲ベスト3のうちの2つと言っていい作品。
(もう1つは「新世界より」でしょうか。それとも「第九」?)
日フィルとしても何百回も演奏していると思いますが、それでも演奏するたびに「美しさ」「心地よさ」を感じさせ、人の感情に訴えかける力を持っている、偉大な作品だと思いました。
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