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オケと指揮者の探り合い!?【読響のグリーグ&チャイコフスキーを聴く】 [音楽・楽器]

読響(読売日本交響楽団)は前シーズンは東京オペラシティ(初台)での演奏会の会員でしたが、今シーズンから東京芸術劇場(池袋)でのマチネーシリーズの会員になりました。
きのうはその最初のコンサート。
指揮はヤマカズこと山田和樹さん、ピアノ独奏は小山実稚恵でした。
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読売日本交響楽団第186回 土曜マチネーシリーズ
日時:2016年4月23日(土)14時開演
会場:東京芸術劇場コンサートホール(東京・池袋)
指揮:山田和樹
独奏:小山実稚恵(ピアノ)
曲目:オネゲル パシフィック231
   グリーグ ピアノ協奏曲イ短調
   チャイコフスキー 交響曲第6番ロ短調「悲愴」
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img_読響201604.jpg

名曲・有名曲が並んだプログラムとあって、広い芸劇がほぼ満員でした。

「パシフィック231」は、フランスの作曲家で鉄道好きだったというオネゲルの代表作の一つで、機関車が疾走する様を表しています。
実演を聴いたのは初めてかもしれません。
(演奏経験はありません。)

2曲目は「ペールギュント」などで知られるノルウェーの作曲家、グリーグの協奏曲。
ソリストの小山実稚恵さんは、先月も同じ会場で読響と共演してます。
(曲はベートーヴェンの協奏曲第4番でした。)
相変わらずの表現力でした。

最後はチャイコフスキーの「悲愴」。
コントラバスで始まり、コントラバスで終わることで知られていて、バス弾きにとってとてもやりがいがあるものの、神経を使う曲です。
読響のコントラバス軍団はさすがの安定感でした。
オケ全体で言うと、久しぶりの共演ということもあるのか、ちょっと指揮者との間で「探り合い」をしているような感じを受けましたが…。
(2日間公演できょう日曜日も同じプログラムがあるので、その辺は修正されるのではないでしょうか。)

第3楽章は「行進曲」ですが、楽章の最後が華々しく終わるため、そこで拍手が起きてしまうのが珍しくありません。
きのうも、パラパラと手を叩く人がいました。
でも、目くじら立てる必要はないとは思っています。
「マナー」についてうるさく言い過ぎることは、クラシック音楽のファンの足を遠ざけることにつながりかねないですし…。

ところで、チェロの首席に若い女性が座っていましたが、その後の情報でソリストとして活躍中でラジオ出演などでも知られる遠藤真理さんだったことがわかりました。

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コメント 2

hanamura

第四楽章の入り口ですね。 Tubeで予習して欲しいです。(笑)
前述(?)「怖いクラシック」NHK出版新書ですが、『邦題』って?
私は、悲愴だとは思いませんよ!・・・と、目に鯨は、立たない(爆)
このまま小澤征爾指揮のチャイコフスキー第6番で昼まで過ごします。
by hanamura (2016-04-24 10:22) 

Lionbass

hanamuraさま
「クラシック音楽はとっつきにくい」という印象はない方がいいですよね。
でも映画館でも「上映中は静かに」は当たり前なので、「マナーをわきまえましょう」というのは大人に対しては当然だと思うのです。
by Lionbass (2016-04-27 08:38) 

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