「高校野球の経済学」「東京の鉄道発達史」「〈ひらがな〉の誕生」「一冊でまるごとわかるローマ帝国」=読み終わった本(2016.08) [読書]
「最近買った本」リスト(備忘録)、2016年8月分です。
▼読み終わった本
*「高校野球の経済学」
中島隆信・著、東洋経済新報社
帯には「男子高校生の10人に1人が野球部」「平日昼間に視聴率20%超」「超人気コンテンツには強い『仕掛け』があった!」「汗と涙の裏側にある特殊構造に迫る」との売り文句。
「経済学」という題名ですが、金銭面だけでなく、高校野球を取り巻く独特の「文化」や不思議なルール・システムについて深く掘り下げています。
今でこそサッカーの人気が高まっていますが、それでも野球は、新聞社やテレビ(NHK)の力もあって、高校生のスポーツの中で特別扱いされています。
オーケストラや吹奏楽について考えるにあたっても、とても参考になる本でした。
▼読み終わった本
*「地図で解明! 東京の鉄道発達史」
今尾恵介・著、JTBパブリッシング
毎度おなじみ、アマチュア打楽器奏者であり地図の専門家でもある今尾氏の本。
東京の鉄道網がどのように築かれてきたかがよく分かる本です。
高校を卒業して東京に住むようになってからだいぶ経ちますが、その間にも東京には新たな路線が誕生し、またいろんな改良が行われています。
人口減少時代の鉄道のあり方はどうなっていくのでしょうか。
▼読み終わった本
*「〈ひらがな〉の誕生」
山口謠司・著、中経の文庫
考えてみれば当たり前のことですが、文字が生まれるためには、新しい文化や思想が存在したわけで、そうした当時の時代背景や国際情勢がよく分かる本でした。
菅原道真ほか歴史上の有名人の名前もたびたび登場してきます。
▼読み終わった本
*「一冊でまるごとわかるローマ帝国」
本村凌二・著、だいわ文庫
「ローマ帝国」といわれても断片的な知識しかなかったのですが、この本は文庫1冊の中でその歴史を体系的に教えてくれるとても勉強になる本でした。
イタリアには何度か行ったことがありますが、ローマ市内にある「コロッセオ」や「フォロ・ロマーノ」など、当時から残る建造物はいつ見ても圧倒されますし、ポンペイの遺跡を見ると、現代社会でも当時のローマ人より低い生活水準の社会(国)はたくさんあることを思い知らされます。
人間社会の歴史とは不思議なものだと思わされました。
▼読み終わった本
*「レトロな旅時間 ポルトガルへ」
矢野有貴見・著、イカロス出版(旅のヒントBOOK)
先に読んだヤマザキマリ氏の「リスボン日記」に続き、ポルトガル関係の本。
長崎出身なのでポルトガルには子供のころから親しみを抱いていますが、現地に行ってみたくなる本でした。
▼読み終わった本
*「高校野球の経済学」
中島隆信・著、東洋経済新報社
帯には「男子高校生の10人に1人が野球部」「平日昼間に視聴率20%超」「超人気コンテンツには強い『仕掛け』があった!」「汗と涙の裏側にある特殊構造に迫る」との売り文句。
「経済学」という題名ですが、金銭面だけでなく、高校野球を取り巻く独特の「文化」や不思議なルール・システムについて深く掘り下げています。
今でこそサッカーの人気が高まっていますが、それでも野球は、新聞社やテレビ(NHK)の力もあって、高校生のスポーツの中で特別扱いされています。
オーケストラや吹奏楽について考えるにあたっても、とても参考になる本でした。
▼読み終わった本
*「地図で解明! 東京の鉄道発達史」
今尾恵介・著、JTBパブリッシング
毎度おなじみ、アマチュア打楽器奏者であり地図の専門家でもある今尾氏の本。
東京の鉄道網がどのように築かれてきたかがよく分かる本です。
高校を卒業して東京に住むようになってからだいぶ経ちますが、その間にも東京には新たな路線が誕生し、またいろんな改良が行われています。
人口減少時代の鉄道のあり方はどうなっていくのでしょうか。
▼読み終わった本
*「〈ひらがな〉の誕生」
山口謠司・著、中経の文庫
考えてみれば当たり前のことですが、文字が生まれるためには、新しい文化や思想が存在したわけで、そうした当時の時代背景や国際情勢がよく分かる本でした。
菅原道真ほか歴史上の有名人の名前もたびたび登場してきます。
▼読み終わった本
*「一冊でまるごとわかるローマ帝国」
本村凌二・著、だいわ文庫
「ローマ帝国」といわれても断片的な知識しかなかったのですが、この本は文庫1冊の中でその歴史を体系的に教えてくれるとても勉強になる本でした。
イタリアには何度か行ったことがありますが、ローマ市内にある「コロッセオ」や「フォロ・ロマーノ」など、当時から残る建造物はいつ見ても圧倒されますし、ポンペイの遺跡を見ると、現代社会でも当時のローマ人より低い生活水準の社会(国)はたくさんあることを思い知らされます。
人間社会の歴史とは不思議なものだと思わされました。
▼読み終わった本
*「レトロな旅時間 ポルトガルへ」
矢野有貴見・著、イカロス出版(旅のヒントBOOK)
先に読んだヤマザキマリ氏の「リスボン日記」に続き、ポルトガル関係の本。
長崎出身なのでポルトガルには子供のころから親しみを抱いていますが、現地に行ってみたくなる本でした。
「東京の鉄道発達史」「音楽入門」「一冊でまるごとわかるローマ帝国」「航空会社 驚きのウラ事情」=購入した本(2016.08) [読書]
「最近買った本」リスト(備忘録)、2016年8月分です。
▽購入した本
*「地図で解明! 東京の鉄道発達史」
今尾恵介・著、JTBパブリッシング
▽購入した本
*「音楽入門」
伊福部昭・著、角川ソフィア文庫
▽購入した本
*「一冊でまるごとわかるローマ帝国」
本村凌二・著、だいわ文庫
▽購入した本
*「航空会社 驚きのウラ事情: 機種選び・クラス設定・サービス競争・LCC躍進…」
博学こだわり倶楽部・編、KAWADE夢文庫
▽購入した本
*「地図で解明! 東京の鉄道発達史」
今尾恵介・著、JTBパブリッシング
▽購入した本
*「音楽入門」
伊福部昭・著、角川ソフィア文庫
▽購入した本
*「一冊でまるごとわかるローマ帝国」
本村凌二・著、だいわ文庫
▽購入した本
*「航空会社 驚きのウラ事情: 機種選び・クラス設定・サービス競争・LCC躍進…」
博学こだわり倶楽部・編、KAWADE夢文庫
航空会社 驚きのウラ事情: 機種選び・クラス設定・サービス競争・LCC躍進…
- 作者:
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2016/06/17
- メディア: 文庫
「米朝開戦」「日本語のミッシング・リンク」「ヤマザキマリのリスボン日記」=読み終わった本(2016.07) [読書]
「最近買った本」リスト(備忘録)、2016年7月分です。
▼読み終わった本
*「米朝開戦(1)~(4)」
マーク・グリーニー著、田村源二・訳、新潮文庫
アメリカの軍事サスペンス小説の大家、トム・クランシーの「ジャック・ライアン」シリーズの最新作…なんですが、ご存知の通り、クランシーは2013年に亡くなっています。
この最新作「米朝開戦」(原題"Full Force and Effect")はここ何作かの共著者、マーク・グリーニーがクランシーの死後、単独でモノした本、ということになります。
冒頭、ベトナムでの場面から始まり、北朝鮮、アメリカ、メキシコなど世界各国を舞台に北朝鮮とアメリカ、それにさまざまな組織が駆け引きと対決を繰り広げます。
父親であるジャック・ライアン大統領も、息子のジャック・ライアン・ジュニア(非公式の情報機関の職員)も相変わらずの活躍を見せます。
自作もすでに書かれているということで、邦訳の出版が楽しみです。
(以前はジャック・ライアン・シリーズも英語で読んでましたが、時間がかかるので邦訳を待つよう、宗旨替えしました。)
▼読み終わった本
*「日本語のミッシング・リンク 江戸と明治の連続・不連続」
今野真二・著、新潮選書
幕末から明治(さらに大正期)にかけて、日本語がどのような変化をたどったかを検証した興味深い本。
この時期の日本語は、書き言葉と話し言葉、『漢文』と大和言葉の関係、外国語との接触・影響など、大きな変化の波に襲われました。
そのさまざまな側面からの考察が、大変勉強になりました。
▼読み終わった本
*「ヤマザキマリのリスボン日記」
ヤマザキマリ・著、朝日文庫
「テルマエ・ロマエ」で知られる漫画家でエッセイストのヤマザキマリさんが、ポルトガルのリスボンからmixiにアップした日記を集めた本。
夫はイタリア人の学者・研究者ということですが、イタリア人の姑の話がかなりの比重を占めています。
もちろん、リスボンでの暮らしについても、いろいろ興味深い話が満載。
そして、古代ローマに関する興味と、日本式の入浴を熱望が、「テルマエ・ロマエ」へとつながっていく様子が垣間見えて、あっという間に読み終わりました。
▼読み終わった本
*「走らないのになぜ『ご馳走』? NHK 気になることば」
NHKアナウンス室・編、新潮文庫
2年前に読んだ「『サバを読む』の『サバ』の正体: NHK 気になることば 」の続編。
NHKアナウンス室の「言葉おじさん」こと梅津アナウンサーが、日本語に関するさまざまな疑問やうんちくをまとめた本です。
「へえ」と思う話が満載で勉強になりました。
▼読み終わった本
*「米朝開戦(1)~(4)」
マーク・グリーニー著、田村源二・訳、新潮文庫
アメリカの軍事サスペンス小説の大家、トム・クランシーの「ジャック・ライアン」シリーズの最新作…なんですが、ご存知の通り、クランシーは2013年に亡くなっています。
この最新作「米朝開戦」(原題"Full Force and Effect")はここ何作かの共著者、マーク・グリーニーがクランシーの死後、単独でモノした本、ということになります。
冒頭、ベトナムでの場面から始まり、北朝鮮、アメリカ、メキシコなど世界各国を舞台に北朝鮮とアメリカ、それにさまざまな組織が駆け引きと対決を繰り広げます。
父親であるジャック・ライアン大統領も、息子のジャック・ライアン・ジュニア(非公式の情報機関の職員)も相変わらずの活躍を見せます。
自作もすでに書かれているということで、邦訳の出版が楽しみです。
(以前はジャック・ライアン・シリーズも英語で読んでましたが、時間がかかるので邦訳を待つよう、宗旨替えしました。)
▼読み終わった本
*「日本語のミッシング・リンク 江戸と明治の連続・不連続」
今野真二・著、新潮選書
幕末から明治(さらに大正期)にかけて、日本語がどのような変化をたどったかを検証した興味深い本。
この時期の日本語は、書き言葉と話し言葉、『漢文』と大和言葉の関係、外国語との接触・影響など、大きな変化の波に襲われました。
そのさまざまな側面からの考察が、大変勉強になりました。
▼読み終わった本
*「ヤマザキマリのリスボン日記」
ヤマザキマリ・著、朝日文庫
「テルマエ・ロマエ」で知られる漫画家でエッセイストのヤマザキマリさんが、ポルトガルのリスボンからmixiにアップした日記を集めた本。
夫はイタリア人の学者・研究者ということですが、イタリア人の姑の話がかなりの比重を占めています。
もちろん、リスボンでの暮らしについても、いろいろ興味深い話が満載。
そして、古代ローマに関する興味と、日本式の入浴を熱望が、「テルマエ・ロマエ」へとつながっていく様子が垣間見えて、あっという間に読み終わりました。
▼読み終わった本
*「走らないのになぜ『ご馳走』? NHK 気になることば」
NHKアナウンス室・編、新潮文庫
2年前に読んだ「『サバを読む』の『サバ』の正体: NHK 気になることば 」の続編。
NHKアナウンス室の「言葉おじさん」こと梅津アナウンサーが、日本語に関するさまざまな疑問やうんちくをまとめた本です。
「へえ」と思う話が満載で勉強になりました。
「ヤマザキマリのリスボン日記」「地形で解ける! 東京の街の秘密50」「英語と日本軍」「〈ひらがな〉の誕生」=購入した本(2016.07) [読書]
「最近買った本」リスト(備忘録)、2016年7月分です。
▽購入した本
*「ヤマザキマリのリスボン日記」
ヤマザキマリ・著、朝日文庫
▽購入した本
*「英語と日本軍―知られざる外国語教育史」
江利川春雄・著、NHKブックス
▽購入した本
*「明治のワーグナー・ブーム 近代日本の音楽移転」
竹中亨・著、中公叢書
▽購入した本
*「高校野球の経済学」
中島 隆信・著、東洋経済新報社
▽購入した本
*「〈ひらがな〉の誕生」
山口謠司・著、中経の文庫
▽購入した本
*「ヤマザキマリのリスボン日記」
ヤマザキマリ・著、朝日文庫
▽購入した本
*「英語と日本軍―知られざる外国語教育史」
江利川春雄・著、NHKブックス
▽購入した本
*「明治のワーグナー・ブーム 近代日本の音楽移転」
竹中亨・著、中公叢書
▽購入した本
*「高校野球の経済学」
中島 隆信・著、東洋経済新報社
▽購入した本
*「〈ひらがな〉の誕生」
山口謠司・著、中経の文庫
「地名の楽しみ」「通勤電車の謎とふしぎ」「第一次世界大戦史」「世界の名前」=読み終わった本(2016.06) [読書]
「最近買った本」リスト(備忘録)、2016年6月分です。
▼読み終わった本
*「地名の楽しみ」
今尾恵介・著、ちくまプリマー新書
アマチュアオーケストラの打楽器奏者であり、「地図研究家・専門家」としてテレビ番組にも出演する今尾氏の本。
日本の地名について、「地形を示す地名」とか「合成地名」など、とても興味深い観点からいろいろ考察しています。
近年、由緒ある地名が失われたり、ひらがな・カタカナの自治体名が増えているのは、寂しいことだと改めて感じました。
▼読み終わった本
*「通勤電車の謎とふしぎ」
PHP研究所・著、PHP研究所
この種の本はたくさん読んでいるので、私にとって新しい話はそんなにないのですが、それでもE235系のことがきちんと取り入れられているなど、通勤電車の『最新トレンド』がフォローされていて、読む価値のある本でした。
▼読み終わった本
*「第一次世界大戦史 - 諷刺画とともに見る指導者たち」
飯倉章・著、中公新書
今から100年前は、第一次世界大戦の真っ最中でした。
日本では、「世界大戦」というと第二次大戦のインパクトが大きかったわけですが、世界全体、とりわけヨーロッパにとっては、第一次大戦の方が大きな転換点となったことは、よく知られています。
この本を読んでいるとき、ちょうど、イギリスのの国民投票でEU(欧州連合)離脱が決まりました。
第一次大戦も、多くの当事者・当事国が「そんなはずではなかった」「そこまで深刻なことになるとは思っていなかった」という小さな事柄の積み重ねが、世界全体の枠組みを変えるほどの衝撃をもたらしたのだと思います。
人類、とりわけヨーロッパの人びとの考えること・やることは、100年経っても変わっていないんだなあ、というのが率直な感想です。
▼読み終わった本
*「世界の名前」
岩波書店辞典編集部・編、岩波新書
「世界人名大辞典」の関係者による「世界の人名」の本。
言語・国ごとに、それぞれの専門家が執筆しています。
仕事で世界中の人名・地名を扱ってきたので、非常に面白く読みました。
世界には「庶民は名前(名)だけで名字・苗字(姓)はなかった」という国・地域・言語が多かったようです。
▼読み終わった本
*「現代ニホン語探検」
出川 直樹・著、小学館ライブラリー
1990年代に週刊誌に連載されていた日本語に関するコラムを集めた本。
言葉は移り変わっていくものですが、「20年経っても案外変わっていないなあ」という話もたくさんありました。
例えば「電子レンジで加熱することを『チンする』と言うが、今どきの電子レンジは『ピー』とか『ピッピ』という音ではないか」という話があって、「20年前からそうなんだなあ」と思いますね。
▼読み終わった本
*「『地形』で読み解く世界史の謎」
武光 誠・著、PHP文庫
文明の興隆や交易の進展、宗教の広がりなど、地形や気候が世界史に与えた影響について考察した本。
シルクロードや中国大陸での諸勢力の興亡など、「なるほど」と思わせる話がいろいろと盛り込まれていました。
▼読み終わった本
*「地名の楽しみ」
今尾恵介・著、ちくまプリマー新書
アマチュアオーケストラの打楽器奏者であり、「地図研究家・専門家」としてテレビ番組にも出演する今尾氏の本。
日本の地名について、「地形を示す地名」とか「合成地名」など、とても興味深い観点からいろいろ考察しています。
近年、由緒ある地名が失われたり、ひらがな・カタカナの自治体名が増えているのは、寂しいことだと改めて感じました。
▼読み終わった本
*「通勤電車の謎とふしぎ」
PHP研究所・著、PHP研究所
この種の本はたくさん読んでいるので、私にとって新しい話はそんなにないのですが、それでもE235系のことがきちんと取り入れられているなど、通勤電車の『最新トレンド』がフォローされていて、読む価値のある本でした。
▼読み終わった本
*「第一次世界大戦史 - 諷刺画とともに見る指導者たち」
飯倉章・著、中公新書
今から100年前は、第一次世界大戦の真っ最中でした。
日本では、「世界大戦」というと第二次大戦のインパクトが大きかったわけですが、世界全体、とりわけヨーロッパにとっては、第一次大戦の方が大きな転換点となったことは、よく知られています。
この本を読んでいるとき、ちょうど、イギリスのの国民投票でEU(欧州連合)離脱が決まりました。
第一次大戦も、多くの当事者・当事国が「そんなはずではなかった」「そこまで深刻なことになるとは思っていなかった」という小さな事柄の積み重ねが、世界全体の枠組みを変えるほどの衝撃をもたらしたのだと思います。
人類、とりわけヨーロッパの人びとの考えること・やることは、100年経っても変わっていないんだなあ、というのが率直な感想です。
▼読み終わった本
*「世界の名前」
岩波書店辞典編集部・編、岩波新書
「世界人名大辞典」の関係者による「世界の人名」の本。
言語・国ごとに、それぞれの専門家が執筆しています。
仕事で世界中の人名・地名を扱ってきたので、非常に面白く読みました。
世界には「庶民は名前(名)だけで名字・苗字(姓)はなかった」という国・地域・言語が多かったようです。
▼読み終わった本
*「現代ニホン語探検」
出川 直樹・著、小学館ライブラリー
1990年代に週刊誌に連載されていた日本語に関するコラムを集めた本。
言葉は移り変わっていくものですが、「20年経っても案外変わっていないなあ」という話もたくさんありました。
例えば「電子レンジで加熱することを『チンする』と言うが、今どきの電子レンジは『ピー』とか『ピッピ』という音ではないか」という話があって、「20年前からそうなんだなあ」と思いますね。
▼読み終わった本
*「『地形』で読み解く世界史の謎」
武光 誠・著、PHP文庫
文明の興隆や交易の進展、宗教の広がりなど、地形や気候が世界史に与えた影響について考察した本。
シルクロードや中国大陸での諸勢力の興亡など、「なるほど」と思わせる話がいろいろと盛り込まれていました。
「『地形』で読み解く世界史の謎」「言ってはいけない」「通勤電車の謎とふしぎ」「日本語の謎を解く」=購入した本(2016.06) [読書]
「最近買った本」リスト(備忘録)、2016年6月分です。
▽購入した本
*「『地形』で読み解く世界史の謎」
武光誠・著、PHP文庫
▽購入した本
*「言ってはいけない 残酷すぎる真実」
橘玲・著、新潮新書
▽購入した本
*「偉くない『私』が一番自由」
米原万里&佐藤優・著、文春文庫
▽購入した本
*「通勤電車の謎とふしぎ」
PHP研究所・編、PHP研究所
▽購入した本
*「日本語の謎を解く: 最新言語学Q&A」
橋本陽介・著、新潮選書
▽購入した本
*「『地形』で読み解く世界史の謎」
武光誠・著、PHP文庫
▽購入した本
*「言ってはいけない 残酷すぎる真実」
橘玲・著、新潮新書
▽購入した本
*「偉くない『私』が一番自由」
米原万里&佐藤優・著、文春文庫
▽購入した本
*「通勤電車の謎とふしぎ」
PHP研究所・編、PHP研究所
▽購入した本
*「日本語の謎を解く: 最新言語学Q&A」
橋本陽介・著、新潮選書
「きばれ!長崎ブラバンガールズ」「いちから聞きたい放射線のほんとう」「たのしい日本語学入門」=読み終わった本(2016.05) [読書]
「最近買った本」リスト(備忘録)、2016年5月分です。
▼読み終わった本
*「きばれ!長崎ブラバンガールズ: 藤重先生と活水吹部7か月の奇跡」
オザワ部長&藤重佳久・著、学研プラス
わが故郷・長崎の高校吹奏楽部の話ということで、読まないわけにはいきません。
発売直後に買ってあったんですが、ようやく手にしました。
タイトルにある「藤重先生」は福岡にある有名女子校で吹奏楽の指導をしていたんですが、去年、長崎のミッション系女子校、活水中学・高校に移り、いきなり吹奏楽部をコンクール全国大会にまで「進出」させた、とのこと。
その経緯や、指導法のポイントなどが説明されています。
とてもとても興味深く読みました。
私の高校も、1年生の時はコンクールに出られない弱小状態だったのが、3年生のときは九州(西部)大会で銀賞を獲得するまでになったので、活水の成し遂げた「奇跡」の意味は少し分かるつもりです。
なんだかんだ言っても、賞賛に値するのは間違いないですね。
▼読み終わった本
*「いちから聞きたい放射線のほんとう: いま知っておきたい22の話」
菊池誠・著、筑摩書房
5年前の福島原発の事故以降、「放射能」についてダメや過剰な警戒が広がったわけですが、この本は「正しい知識を身につけ、正しく恐れる」ために必要なことが分かりやすい形で説明されています。
私自身は、子供の頃から「原子力」「放射線」「核物理学」に興味があって、百科事典を読み漁っていたので、主要部分はだいたい理解していたつもりですが、それでも「シーベルト」や「ベクレル」について改めて確認することができました。
帯には「これ中学校の教科書にしたほうがいいよ」というしりあがり寿氏の紹介文が載っていますが、中学生だけではなく、すべての日本人が読むべきではないでしょうか。
▼読み終わった本
*「たのしい日本語学入門」
中村明・著、ちくま学芸文庫
日本語の基本的な事柄について説明した本で、あとがきには「一般の日本人にとっての教養としての日本語学入門の役をはたし、日本語に習熟したい留学生が日本語の基礎知識を整理するひとつの拠りどころとなることをめざした」とあります。
まさに、日本人であれば学校で習ってきたであろう文法や語彙などについての知識を総括するのに最適だと思いました。
文中に散りばめられている「ジョーク(冗談)」や「ダジャレ(?)」がどれくらい面白いかの判断は、受け手によるでしょうが…。
▼読み終わった本
*「日本語雑記帳」
田中章夫・著、岩波新書
言語・日本語関係の専門誌に掲載されていたコラム(?)を集めた本。
著者は海外の大学で教鞭をとった経験もあり、さまざまな角度から、日本語の直面する問題や話題について、ユニークな視点で分析しています。
「惑星」と「遊星」とか「おとっつぁん」と「おとうさん」の違いなど、「へえ」と思うお話も多く、大変ためになりました。
▼読み終わった本
*「20世紀とは何だったのか」
佐伯啓思・著、PHP文庫
「西洋近代を問い直す」の『続編』にあたる本。
京都大学における講義をまとめたもので、「ニヒリズムと西欧文明」について深く分析しています。
20世紀がおわり21世紀に入っている今、「20世紀の意味」を総括することができるのか。
読みながらいろいろ考えさせられました。
▼読み終わった本
*「きばれ!長崎ブラバンガールズ: 藤重先生と活水吹部7か月の奇跡」
オザワ部長&藤重佳久・著、学研プラス
きばれ!長崎ブラバンガールズ: 藤重先生と活水吹部7か月の奇跡
- 作者: オザワ部長 藤重佳久
- 出版社/メーカー: 学研プラス 児童・幼児事業部 音楽事業室
- 発売日: 2016/03/22
- メディア: 単行本
わが故郷・長崎の高校吹奏楽部の話ということで、読まないわけにはいきません。
発売直後に買ってあったんですが、ようやく手にしました。
タイトルにある「藤重先生」は福岡にある有名女子校で吹奏楽の指導をしていたんですが、去年、長崎のミッション系女子校、活水中学・高校に移り、いきなり吹奏楽部をコンクール全国大会にまで「進出」させた、とのこと。
その経緯や、指導法のポイントなどが説明されています。
とてもとても興味深く読みました。
私の高校も、1年生の時はコンクールに出られない弱小状態だったのが、3年生のときは九州(西部)大会で銀賞を獲得するまでになったので、活水の成し遂げた「奇跡」の意味は少し分かるつもりです。
なんだかんだ言っても、賞賛に値するのは間違いないですね。
▼読み終わった本
*「いちから聞きたい放射線のほんとう: いま知っておきたい22の話」
菊池誠・著、筑摩書房
いちから聞きたい放射線のほんとう: いま知っておきたい22の話
- 作者: 菊池 誠
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2014/03/15
- メディア: 単行本
5年前の福島原発の事故以降、「放射能」についてダメや過剰な警戒が広がったわけですが、この本は「正しい知識を身につけ、正しく恐れる」ために必要なことが分かりやすい形で説明されています。
私自身は、子供の頃から「原子力」「放射線」「核物理学」に興味があって、百科事典を読み漁っていたので、主要部分はだいたい理解していたつもりですが、それでも「シーベルト」や「ベクレル」について改めて確認することができました。
帯には「これ中学校の教科書にしたほうがいいよ」というしりあがり寿氏の紹介文が載っていますが、中学生だけではなく、すべての日本人が読むべきではないでしょうか。
▼読み終わった本
*「たのしい日本語学入門」
中村明・著、ちくま学芸文庫
日本語の基本的な事柄について説明した本で、あとがきには「一般の日本人にとっての教養としての日本語学入門の役をはたし、日本語に習熟したい留学生が日本語の基礎知識を整理するひとつの拠りどころとなることをめざした」とあります。
まさに、日本人であれば学校で習ってきたであろう文法や語彙などについての知識を総括するのに最適だと思いました。
文中に散りばめられている「ジョーク(冗談)」や「ダジャレ(?)」がどれくらい面白いかの判断は、受け手によるでしょうが…。
▼読み終わった本
*「日本語雑記帳」
田中章夫・著、岩波新書
言語・日本語関係の専門誌に掲載されていたコラム(?)を集めた本。
著者は海外の大学で教鞭をとった経験もあり、さまざまな角度から、日本語の直面する問題や話題について、ユニークな視点で分析しています。
「惑星」と「遊星」とか「おとっつぁん」と「おとうさん」の違いなど、「へえ」と思うお話も多く、大変ためになりました。
▼読み終わった本
*「20世紀とは何だったのか」
佐伯啓思・著、PHP文庫
「西洋近代を問い直す」の『続編』にあたる本。
京都大学における講義をまとめたもので、「ニヒリズムと西欧文明」について深く分析しています。
20世紀がおわり21世紀に入っている今、「20世紀の意味」を総括することができるのか。
読みながらいろいろ考えさせられました。
「世界の名前」「地名の楽しみ」「漢字と日本語」「第一次世界大戦史」=購入した本(2016.05) [読書]
「最近買った本」リスト(備忘録)、2016年5月分です。
▽購入した本
*「世界の名前」
岩波書店辞典編集部・編、岩波新書
▽購入した本
*「地名の楽しみ」
今尾恵介・著、ちくまプリマー新書
▽購入した本
*「漢字と日本語」
高島俊男・著、講談社現代新書
▽購入した本
*「第一次世界大戦史 - 諷刺画とともに見る指導者たち」
飯倉章・著、中公新書
▽購入した本
*「世界の名前」
岩波書店辞典編集部・編、岩波新書
▽購入した本
*「地名の楽しみ」
今尾恵介・著、ちくまプリマー新書
▽購入した本
*「漢字と日本語」
高島俊男・著、講談社現代新書
▽購入した本
*「第一次世界大戦史 - 諷刺画とともに見る指導者たち」
飯倉章・著、中公新書
「辞書編纂者の、日本語を使いこなす技術」「新宿駅はなぜ1日364万人をさばけるのか」「50ヵ国語習得法」「生活保護」=読み終わった本(2016.04) [読書]
「読み終わった本」リスト(備忘録)、2016年4月分です。
▼読み終わった本
*「辞書編纂者の、日本語を使いこなす技術」
飯間浩明・著、PHP新書
著者は「三省堂国語辞典」の編纂に携わった日本語学者。
そういえばツイッターでフォローしてます。
「辞書の編纂」に関わる専門的な話かと思って買いましたが、もっと日常的な国語・日本語の疑問・問題点に関するさまざまなエピソードが綴られていて、興味深く読みました。
私はメディアで仕事しているので、普段から日本語については関心を持っているのですが、とても勉強になる本でした。
▼読み終わった本
*「新宿駅はなぜ1日364万人をさばけるのか」
田村圭介×上原大介・著、SB新書
新宿駅を「ダンジョン」(RPG=ロールプレイングゲームに出てくる地下の要塞・迷宮のような巨大構造物)に見立ててゲームを作ったゲームクリエーターと、建造物に詳しい一級建築士の共著。
「新宿」と付く駅は10あり、1日に364万人が利用しているということですが、新宿駅がどんな「特徴」を持っていて、どのような構造になっているのかを解き明かしてくれます。
私自身、一時期、毎日新宿駅で電車を乗り換えてましたし、最近もよく通ります。
ウン十年前、現在の家人と付き合い始めたころ、新宿で待ち合わせたものの、危うく会い損ねるところだった、という経験もあります。
もうちょっと、鉄道会社や百貨店など建物(駅ビル)所有者側からの視点もあってもいいような気もしましたが、でもとても面白い本でした。
▼読み終わった本
*「50ヵ国語習得法 誰にでもできる、いまからでも間に合う」
新名美次・著、講談社ブルーバックス
アメリカ在住の日本人医師の本。
私もいくつかの外国語を勉強したことがある(もちろん「50カ国語」にが遠く及びません)ので、「なるほど」と思うところがありました。
あと、著者が勉強した外国語の特徴について簡単な解説があり便利でした。
▼読み終わった本
*「神社の起源と古代朝鮮」
岡谷公二・著、平凡社新書
滋賀、福井、島根(出雲)、大分などをめぐり、「祀られているのは朝鮮半島から来た神(御神体)」だというたくさんの神社について調べた労作です。
先日読んだ別の本では、古代の日本と朝鮮半島は、「半島→日本」という一方的な文化や文物の流れがあったわけではなく、同じ集団が両方にまたがって存在していて、頻繁に行き来があったということのようです。
こうした「半島起源の神社」について、いろんな経緯があったのだろうと思うのですが、考えるととても壮大で興味深い話だと思いました。
▼読み終わった本
*「生活保護−−知られざる恐怖の現場」
今野晴貴・著、ちくま新書
少し前の本ですが、ようやく読みました。
現在の日本における生活保護の現状と問題点について、驚くような実態を明らかにしています。
「不正受給」がクローズアップされる一方で、本当に必要とする人たちの申請を行政が「門前払い」どころか門の中にも入れさせないような対応をしていることに、(耳にしたことはあったものの)改めてびっくり。
普通のサラリーマンでも病気などをきっかけにお世話になる可能性はあるわけで、決して他人事ではないと思いました。
▼読み終わった本
*「辞書編纂者の、日本語を使いこなす技術」
飯間浩明・著、PHP新書
著者は「三省堂国語辞典」の編纂に携わった日本語学者。
そういえばツイッターでフォローしてます。
「辞書の編纂」に関わる専門的な話かと思って買いましたが、もっと日常的な国語・日本語の疑問・問題点に関するさまざまなエピソードが綴られていて、興味深く読みました。
私はメディアで仕事しているので、普段から日本語については関心を持っているのですが、とても勉強になる本でした。
▼読み終わった本
*「新宿駅はなぜ1日364万人をさばけるのか」
田村圭介×上原大介・著、SB新書
新宿駅を「ダンジョン」(RPG=ロールプレイングゲームに出てくる地下の要塞・迷宮のような巨大構造物)に見立ててゲームを作ったゲームクリエーターと、建造物に詳しい一級建築士の共著。
「新宿」と付く駅は10あり、1日に364万人が利用しているということですが、新宿駅がどんな「特徴」を持っていて、どのような構造になっているのかを解き明かしてくれます。
私自身、一時期、毎日新宿駅で電車を乗り換えてましたし、最近もよく通ります。
ウン十年前、現在の家人と付き合い始めたころ、新宿で待ち合わせたものの、危うく会い損ねるところだった、という経験もあります。
もうちょっと、鉄道会社や百貨店など建物(駅ビル)所有者側からの視点もあってもいいような気もしましたが、でもとても面白い本でした。
▼読み終わった本
*「50ヵ国語習得法 誰にでもできる、いまからでも間に合う」
新名美次・著、講談社ブルーバックス
アメリカ在住の日本人医師の本。
私もいくつかの外国語を勉強したことがある(もちろん「50カ国語」にが遠く及びません)ので、「なるほど」と思うところがありました。
あと、著者が勉強した外国語の特徴について簡単な解説があり便利でした。
▼読み終わった本
*「神社の起源と古代朝鮮」
岡谷公二・著、平凡社新書
滋賀、福井、島根(出雲)、大分などをめぐり、「祀られているのは朝鮮半島から来た神(御神体)」だというたくさんの神社について調べた労作です。
先日読んだ別の本では、古代の日本と朝鮮半島は、「半島→日本」という一方的な文化や文物の流れがあったわけではなく、同じ集団が両方にまたがって存在していて、頻繁に行き来があったということのようです。
こうした「半島起源の神社」について、いろんな経緯があったのだろうと思うのですが、考えるととても壮大で興味深い話だと思いました。
▼読み終わった本
*「生活保護−−知られざる恐怖の現場」
今野晴貴・著、ちくま新書
少し前の本ですが、ようやく読みました。
現在の日本における生活保護の現状と問題点について、驚くような実態を明らかにしています。
「不正受給」がクローズアップされる一方で、本当に必要とする人たちの申請を行政が「門前払い」どころか門の中にも入れさせないような対応をしていることに、(耳にしたことはあったものの)改めてびっくり。
普通のサラリーマンでも病気などをきっかけにお世話になる可能性はあるわけで、決して他人事ではないと思いました。
「日本語通」「\テツに学ぶ/楽しい鉄道旅入門」「きばれ!長崎ブラバンガールズ」「米朝開戦」=購入した本(2016.04) [読書]
「最近買った本」リスト(備忘録)、2016年4月分です。
▽購入した本
*「日本語通」
山口謠司・著、新潮新書
▽購入した本
*「\テツに学ぶ/楽しい鉄道旅入門」
野田隆・著、ポプラ新書
▽購入した本
*「きばれ!長崎ブラバンガールズ: 藤重先生と活水吹部7か月の奇跡」
オザワ部長&藤重佳久・著、学研プラス
▽購入した本
*「米朝開戦(1)(2)(3)(4)」
マーク・グリーニー著、田村源二・訳、新潮文庫
▽購入した本
*「日本語通」
山口謠司・著、新潮新書
▽購入した本
*「\テツに学ぶ/楽しい鉄道旅入門」
野田隆・著、ポプラ新書
▽購入した本
*「きばれ!長崎ブラバンガールズ: 藤重先生と活水吹部7か月の奇跡」
オザワ部長&藤重佳久・著、学研プラス
きばれ!長崎ブラバンガールズ: 藤重先生と活水吹部7か月の奇跡
- 作者: オザワ部長 藤重佳久
- 出版社/メーカー: 学研プラス 児童・幼児事業部 音楽事業室
- 発売日: 2016/03/22
- メディア: 単行本
▽購入した本
*「米朝開戦(1)(2)(3)(4)」
マーク・グリーニー著、田村源二・訳、新潮文庫