「いまだから知りたい　元素と周期表の世界」：【本家】音楽・読書・ときどき旅行日記2.0：SSブログ

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「いまだから知りたい　元素と周期表の世界」　[読書] [編集]

▼読み終わった本
＊「いまだから知りたい　元素と周期表の世界」
京極一樹・著、じっぴコンパクト新書

作者: 京極一樹
出版社/メーカー: 実業之日本社
発売日: 2010/08/27
メディア: 新書

【カバーの紹介文】
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世界の経済を大きく左右する
”元素”と”周期表”のドラマ！
さらに新元素は増え、周期表は進化を続ける…
いつか「ジャパニウム」が登場するかも！？
ところで「水平リーベ・僕の船…」の”ベ”って何？
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いやー、とても勉強になりました。

最初は、原子と元素と周期表（周期”律”表は使わないらしい）の話。
そして、宇宙論へと進みます。

先日、「宇宙は何でできているのか」を読んで、素粒子などについて勉強した（でも分からなかった）ばかりなので、それに比べれば、ある程度は理解しやすいように感じました。
（それでもよく分かっていないのですが…。）

そして、後半は個々の元素の性質などについて。
もちろん、水素、ヘリウムと『軽い』元素から順番に説明しています。

この中で、今話題（問題）のレアアース＝希土類についても、その分布や産地、主要用途などについて説明・解説しています。

また、チタンとかクロム、バナジウムといった元素が、合金としてどのような用途に用いられているのかなども説明されています。

銅と亜鉛の合金である「黄銅」のうち、亜鉛が20%以上の「真鍮」が楽器に使われるという記述もちゃんとあります。

そして、ウランやプルトニウムなどの核兵器の原料（材料）となる放射性元素についても書かれていて、キュリー夫妻がポロニウム（ポーランドにちなみ命名）の研究により放射線を浴びて亡くなったことも説明されています。

私は文系の人間ですが、この手の話も子どものころから嫌いではなかったことを改めて思い出しました。

▽購入した本
＊「街場のメディア論」
内田樹・著、光文社新書