穏やかで癒されるレクイエムでした【N響5月A定期を聴く】 [音楽・楽器]
NHK交響楽団の5月定期に行ってきました。
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NHK交響楽団第1727回定期演奏会
日時:2012年5月13日(日)午後3時開演
会場:NHKホール(東京・渋谷)
指揮:尾高忠明
独奏:ギャリック・オールソン(ピアノ)
独唱:加納悦子(メゾソプラノ)
三原剛(バリトン)
合唱:新国立劇場合唱団
(合唱指揮:冨平恭平)
曲目:オネゲル 交響詩「夏の牧歌」
ショパン ピアノ協奏曲第2番
<アンコール(ピアノ独奏)>ショパン ワルツ 作品18(「華麗なる大円舞曲」)
デュリュフレ「レクイエム」
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オネゲルとデュリュフレを聴くのはまったく初めてでした。
ショパンのピアノ協奏曲ですが、1番は演奏したことありますが、2番はないので、私にとってはどちらかというとなじみの薄い曲。
ということでまずはオネゲル。
木管楽器とホルンが各1本に弦楽器群という編成。
1920年の作曲ということです。
プログラムの解説によると「スイス・アルプスの雄大な自然に触発されて生まれた」とのこと。
打楽器やトランペット・トロンボーンが使われていないことからも分かるように、とても穏やかな曲でした。
ショパンのピアノ協奏曲は、アメリカ人のピアニスト、オールソンの独奏。
とても大柄な男性(64歳とのこと)で、指揮の尾高さんと並ぶと大きさが3倍くらいありそう。
でも、繊細な感じの演奏でした。
アンコールには超有名なショパンのワルツを演奏。
そして、メインのデュリュフレのレクイエム。
先日演奏したモーツァルトやヴェルディのものなど、「レクイエム」は結構『激しい曲』という印象があります。
もちろん、基本的には死者のために演奏されるわけで、「悲しい曲」というイメージもあります。
でも、きょうのデュリュフレは一言で言うと「穏やかな気持ちになる曲」だと思いました。
(オネゲルと同じ感想になってしまいますが…。)
途中、オーケストラ・合唱・オルガンが壮大に響く部分もありますが、「怒り」や「悲しみ」の印象はありませんでした。
どんな感情かはうまく言えませんが、レスピーギの交響詩(「ローマ三部作」)にあるような、ちょっと華やかで充実した響きとでも言えばいいでしょうか…。
再びプログラムの解説によると、デュリュフレはこの曲を「死者を慰めたい」との気持ちで書いたとのこと。
私は死んでませんが、慰め・癒されました。
まさに作曲者の狙い通り(?)だと思います。
1945年に着想し、47年の完成したとのことなので、まさに第二次大戦直後のことになります。
もちろん、N響も新国立劇場合唱団も、独唱の2人もすばらしい演奏でした。
またじっくり聴いてみたくなりました。
アマチュアで取り上げたという話も聞きますが、自分で演奏する機会はなさそうです。
ところで、先月の定期では「余韻を楽しみましょう」というような場内アナウンスが繰り返し流れてましたが、きょうはありませんでした。
効果があったのか、苦情が減ったのか…。
それと、演奏とは関係ありませんが、代々木公園の催し物のため、会場のNHKホールにたどり着くのが大変でした。
開演が5分遅れだったのは、たぶんそのためだと思います。
(催し物の話は別途…。)
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NHK交響楽団第1727回定期演奏会
日時:2012年5月13日(日)午後3時開演
会場:NHKホール(東京・渋谷)
指揮:尾高忠明
独奏:ギャリック・オールソン(ピアノ)
独唱:加納悦子(メゾソプラノ)
三原剛(バリトン)
合唱:新国立劇場合唱団
(合唱指揮:冨平恭平)
曲目:オネゲル 交響詩「夏の牧歌」
ショパン ピアノ協奏曲第2番
<アンコール(ピアノ独奏)>ショパン ワルツ 作品18(「華麗なる大円舞曲」)
デュリュフレ「レクイエム」
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オネゲルとデュリュフレを聴くのはまったく初めてでした。
ショパンのピアノ協奏曲ですが、1番は演奏したことありますが、2番はないので、私にとってはどちらかというとなじみの薄い曲。
ということでまずはオネゲル。
木管楽器とホルンが各1本に弦楽器群という編成。
1920年の作曲ということです。
プログラムの解説によると「スイス・アルプスの雄大な自然に触発されて生まれた」とのこと。
打楽器やトランペット・トロンボーンが使われていないことからも分かるように、とても穏やかな曲でした。
ショパンのピアノ協奏曲は、アメリカ人のピアニスト、オールソンの独奏。
とても大柄な男性(64歳とのこと)で、指揮の尾高さんと並ぶと大きさが3倍くらいありそう。
でも、繊細な感じの演奏でした。
アンコールには超有名なショパンのワルツを演奏。
そして、メインのデュリュフレのレクイエム。
先日演奏したモーツァルトやヴェルディのものなど、「レクイエム」は結構『激しい曲』という印象があります。
もちろん、基本的には死者のために演奏されるわけで、「悲しい曲」というイメージもあります。
でも、きょうのデュリュフレは一言で言うと「穏やかな気持ちになる曲」だと思いました。
(オネゲルと同じ感想になってしまいますが…。)
途中、オーケストラ・合唱・オルガンが壮大に響く部分もありますが、「怒り」や「悲しみ」の印象はありませんでした。
どんな感情かはうまく言えませんが、レスピーギの交響詩(「ローマ三部作」)にあるような、ちょっと華やかで充実した響きとでも言えばいいでしょうか…。
再びプログラムの解説によると、デュリュフレはこの曲を「死者を慰めたい」との気持ちで書いたとのこと。
私は死んでませんが、慰め・癒されました。
まさに作曲者の狙い通り(?)だと思います。
1945年に着想し、47年の完成したとのことなので、まさに第二次大戦直後のことになります。
もちろん、N響も新国立劇場合唱団も、独唱の2人もすばらしい演奏でした。
またじっくり聴いてみたくなりました。
アマチュアで取り上げたという話も聞きますが、自分で演奏する機会はなさそうです。
ところで、先月の定期では「余韻を楽しみましょう」というような場内アナウンスが繰り返し流れてましたが、きょうはありませんでした。
効果があったのか、苦情が減ったのか…。
それと、演奏とは関係ありませんが、代々木公園の催し物のため、会場のNHKホールにたどり着くのが大変でした。
開演が5分遅れだったのは、たぶんそのためだと思います。
(催し物の話は別途…。)
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