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超快速のメンデルスゾーン【またも演奏会はしご(下)】 [音楽・楽器]

「マーラー5番は何回目?【またも演奏会はしご(上)】」から続きます。

すみだトリフォニーホール(東京・墨田区)での上智大学OB管弦楽団の演奏会を終え、家人の楽器を預かって、錦糸町から中央線経由でいったん自宅へ。
JR線があちこち遅れてましたが、なんとか帰宅し、すぐに次の演奏会のため小田急線で神奈川県の海老名へ。
(自宅からだと錦糸町も海老名も、所要時間は大して変わりませんでした。)

聴くのは東京大学音楽部管弦楽団(東大オケ)のサマーコンサートです。

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東京大学音楽部管弦楽団サマーコンサート
日時:2012年8月5日(日)午後7時開演
会場:海老名市文化会館
指揮:三石精一
曲目:チャイコフスキー 幻想序曲「ロメオとジュリエット」
   レスピーギ 交響詩「ローマの噴水」
   メンデルスゾーン 交響曲第3番「スコットランド」
  <アンコール>
   ヴォーン・ウィリアムズ 「グリーンスリーブス幻想曲」
   「歌声響く野に山に」(ドイツ民謡)
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IMG東大サマコン2012.jpg

東大オケ恒例のサマーコンサートの2公演目。
既に1週間以上前にすみだトリフォニーで同じ演目の演奏会を行っています。

チャイコフスキーは、最初、遠慮しているのか探り合っているのか、若干楽器を鳴らし切っていないような印象でしたが、徐々に調子が出てきました。

レスピーギ「ローマの噴水」はいわゆる「ローマ三部作」の中では一番演奏機会が少ないと思われますが、もっとも『こなれた』演奏でした。

そしてメンデルスゾーンは、超快速の演奏。
事前に三石先生が「早くやる(振る)」と宣言しているのを知っていたので、驚きはしませんでしたが、聴いていてなんとなく落ち着かない感じでした。

いわゆる「古典派」や「ロマン派(前期)」の曲は、19世紀〜20世紀の「巨匠」の時代に、必要以上に「叙情的」「情緒的」で「ロマンティック」な演奏をするのが流行したため、作曲者の指定・想定より遅いテンポを採用するのが当たり前になったきらいがあって、そういう演奏を聞き慣れている人が多いと思います。
近年、それを作曲者の指定のテンポに戻す動きが広がっていて、いろんな曲を「快速」で演奏するのが普通になってきています。

私自身、「スコットランド」は2〜3度演奏したことがあり、やはりかなり遅いテンポでしたが、恐らく東大オケ演奏が作曲者の指定に近いのでしょう。
ただ、指揮者だけではなく、演奏者も速いテンポをよく理解していないと、『消化不良』になってしまう恐れがあると思うのですが…。

そして、アンコールの「グリーンスリーブス幻想曲」はとてもいい演奏でした。
特にフルートの2人が出色だったと思います。
「歌声響く野に山に」は東大オケ伝統の、観客(聴衆)も一緒に歌うアンコール。
私も久しぶりに歌いました。

東大オケはこのあと、富山、京都、高知での演奏会を予定しているそうです。
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