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メンデルスゾーン「宗教改革」にセルパン登場【浦和フィル演奏会を聴く】 [音楽・楽器]

家族が賛助出演した浦和フィルの演奏会聴きに行きました。

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浦和フィルハーモニー管弦楽団第53回定期演奏会
日時:2012年10月14日(日)午後2時開演
会場:彩の国さいたま芸術劇場音楽ホール(さいたま市)
指揮:島野泰史
曲目:メンデルスゾーン交響曲第5番「宗教改革」
   ベートーヴェン交響曲第3番「英雄」
  <アンコール>
   ベートーヴェン「メヌエット」
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IMG浦和フィル201210.jpg


メンデルスゾーンではセルパンが登場。
セルパンはご存じない方が多いと思いますが、現在のテューバの先祖ともいえる管楽器です。
imgセルパン.jpg
(写真は娘撮影のものを借用)

写真だと大きさが分かりにくいですが、結構大きな楽器です。
(椅子の大きさと比較していただくと分かるかも…。)

ご覧のようなくねくねした黒い管に、穴が開いていて、リコーダー(縦笛)などのように指で押さえて音程を変えます。
金管楽器と同じようなマウスピースを使い、唇を震わせて音を出します。
「セルパン」とは「ヘビ」という意味だそうです。
(見た目そのまま!)

現在では演奏する人がほとんどおらず、通常はテューバやユーフォニアムなどで代用することが多いようです。

テューバが発達する前の時代、まずこのセルパン、そしてオフィクレイドと呼ばれるキーの付いた楽器が使われていました。
ベルリオーズの「幻想交響曲」はセルパンやオフィクレイドが使われています。
我が家には、作曲当時の(スタイルの)楽器で演奏した「幻想交響曲」のDVDがあります。
http://lionbass.blog.so-net.ne.jp/2006-01-16

中学・高校のころテューバ吹きだったので、楽器の歴史などについて書かれた本でセルパン、オフィクレイドのことは知っていました。
でも、テレビやDVDはともかく、実物を見て、しかも演奏を生で聞いたのは初めてのような気がします。


さて演奏会ですが、セルパンは席からはよく見えなかったのですが、音はすぐ分かりました。
「テナーバストロンボーンのベル部分(スライドを外した状態)にマウスピースを付けて吹くと、あんな音がしたなあ」と思ったり…。(中学校のころよくやってました。)

知人のオケ団員によると、この曲で使うために、団員(フルート奏者)がわざわざイギリスから取り寄せたとのこと。
値段は分かりませんが、そのチャレンジ精神(!?)に敬意を表します。
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