「ネット選挙 解禁がもたらす日本社会の変容」「鉄道の技術」「楽器の科学」=読み終わった本(2013.07) [読書]
▼読み終わった本
*「ネット選挙 解禁がもたらす日本社会の変容」
西田亮介・著、東洋経済新報社
参議院選挙前に読みました。
一言で言うと、今回の選挙におけるインターネット利用の動きは、「ネット選挙解禁」ではなく「選挙運動におけるインターネット利用の利用(追認)」に過ぎないと言えそうです。
「法律に明記されたもの以外は認めない」という公職選挙法と、「やってみて不都合があれば修正すればいい」というインターネット全体を通じて基本となっている考え方の相違を念頭に置くべきだということがよく分かりました。
結局、今回の参議院選挙では、「街頭演説の告知」などの利用は一部に活発に行われたものの、各候補者が本当の意味でネットを活用したとは必ずしも言えないようです。
そして、「ネット世論」と実際の投票結果に乖離があるとの指摘もあります。
まだこれからじっくりと見て行く必要がありそうです。
▼読み終わった本
*「[図解]鉄道の技術」
秋山芳弘・著、PHPサイエンス・ワールド新書
完全に「理系」の本ですが、テツとしてはこういう本も読むべきだと思いました。
ちなみに章立ては以下の通りです。
「第1章 内外の高速鉄道最新事情」
「第2章 高速走行を実現する技術」
「第3章 安全性を支える技術」
「第4章 強固なインフラを構築する土木技術」
「第5章 快適性を求める技術」
「第6章 車両メーカーと世界の未来地図」
第5章のシートのリクライニングと回転の問題など、「そういうこともあったなあ」というエピソードもあって、技術中心の本ながら楽しめました。
▼読み終わった本
*「楽器の科学 図解でわかる楽器のしくみと音のだし方」
柳田益造・著、ソフトバンク サイエンス・アイ新書
「楽器の仕組み」みたいな本はこれまでも読んだことがありましたが、この本は最新の「歌声合成ソフトウェア」の話などもあり、改めて勉強になりました。
「Q&A」の中に「コントラバスはヴァイオリン族ではないのですか?」という質問があったり…。
(答えはこの本を読むか、検索してみてください。)
▼読み終わった本
*「音楽力が高まる17の『なに?』」
大嶋義実・著、共同音楽出版社
音楽(主にクラシック)をめぐるエピソードを、17の疑問の形で記したエッセイ集。
筆者はフルート奏者です。
「疑問」をいくつか紹介すると…
「オーケストラってなに?」「古楽ってなに?」「指揮者ってなに?」
「調性感ってなに?」「留学ってなに?」「練習ってなに?」「音大ってなに?」
…という感じ。
ご興味あれば読んでみてください。
▼読み終わった本
*「黒船来航 日本語が動く (そうだったんだ!日本語)」
清水康行・著、岩波書店
幕末の「黒船」来航の際の、日本とアメリカの間の「異言語・異文化コミュニケーション」において、お互いがどのように意思疎通を図ったのか。
また日本側は外国語を使うにあたってどのような人材育成や態勢をとったのかなど、極めて興味深い話満載でした。
当時、オランダ語や中国語の使い手は育成されていたものの、英語は傍流であったこと、幕府が各国と結んだ条約に正文が存在しないものがあって、言語(日本語、オランダ語、漢文など)によって、意味が異なる場合があったことなど、「へえ」と思わせる話もたくさんあって、当時の日本の苦労の一端が分かりました。
▼読み終わった本
*「中国人が明かす中国人の本性 中国国民性新解読」
金文学・著、祥伝社黄金文庫
中国出身で韓国(朝鮮)系のルーツを持つという金文学氏による中国批判の本。
帯には「中国人はなぜ約束を守らないのか?」「言行不一致、自己中心、規則無視、人命軽視etc.」「暴走する隣人の理解しがたい行動原理の裏の裏」というフレーズが記されています。
この本によると、中国人の行動原理は「混」という言葉で理解できるとのこと。
そして、人格性格形成理論において中国人は「口唇期、肛門期」として、精神性の低さを指摘しています。
中国に暮らした経験のある身として、この本の指摘はいちいち的を射ていると言わざるを得ません。
日本は少なくとも約2,000年に渡って中国と付き合ってきたわけですが、これからの日中関係はどうなるのか、あまり明るい見通しは持てないような気がしました。
*「ネット選挙 解禁がもたらす日本社会の変容」
西田亮介・著、東洋経済新報社
参議院選挙前に読みました。
一言で言うと、今回の選挙におけるインターネット利用の動きは、「ネット選挙解禁」ではなく「選挙運動におけるインターネット利用の利用(追認)」に過ぎないと言えそうです。
「法律に明記されたもの以外は認めない」という公職選挙法と、「やってみて不都合があれば修正すればいい」というインターネット全体を通じて基本となっている考え方の相違を念頭に置くべきだということがよく分かりました。
結局、今回の参議院選挙では、「街頭演説の告知」などの利用は一部に活発に行われたものの、各候補者が本当の意味でネットを活用したとは必ずしも言えないようです。
そして、「ネット世論」と実際の投票結果に乖離があるとの指摘もあります。
まだこれからじっくりと見て行く必要がありそうです。
▼読み終わった本
*「[図解]鉄道の技術」
秋山芳弘・著、PHPサイエンス・ワールド新書
完全に「理系」の本ですが、テツとしてはこういう本も読むべきだと思いました。
ちなみに章立ては以下の通りです。
「第1章 内外の高速鉄道最新事情」
「第2章 高速走行を実現する技術」
「第3章 安全性を支える技術」
「第4章 強固なインフラを構築する土木技術」
「第5章 快適性を求める技術」
「第6章 車両メーカーと世界の未来地図」
第5章のシートのリクライニングと回転の問題など、「そういうこともあったなあ」というエピソードもあって、技術中心の本ながら楽しめました。
▼読み終わった本
*「楽器の科学 図解でわかる楽器のしくみと音のだし方」
柳田益造・著、ソフトバンク サイエンス・アイ新書
「楽器の仕組み」みたいな本はこれまでも読んだことがありましたが、この本は最新の「歌声合成ソフトウェア」の話などもあり、改めて勉強になりました。
「Q&A」の中に「コントラバスはヴァイオリン族ではないのですか?」という質問があったり…。
(答えはこの本を読むか、検索してみてください。)
▼読み終わった本
*「音楽力が高まる17の『なに?』」
大嶋義実・著、共同音楽出版社
音楽(主にクラシック)をめぐるエピソードを、17の疑問の形で記したエッセイ集。
筆者はフルート奏者です。
「疑問」をいくつか紹介すると…
「オーケストラってなに?」「古楽ってなに?」「指揮者ってなに?」
「調性感ってなに?」「留学ってなに?」「練習ってなに?」「音大ってなに?」
…という感じ。
ご興味あれば読んでみてください。
▼読み終わった本
*「黒船来航 日本語が動く (そうだったんだ!日本語)」
清水康行・著、岩波書店
幕末の「黒船」来航の際の、日本とアメリカの間の「異言語・異文化コミュニケーション」において、お互いがどのように意思疎通を図ったのか。
また日本側は外国語を使うにあたってどのような人材育成や態勢をとったのかなど、極めて興味深い話満載でした。
当時、オランダ語や中国語の使い手は育成されていたものの、英語は傍流であったこと、幕府が各国と結んだ条約に正文が存在しないものがあって、言語(日本語、オランダ語、漢文など)によって、意味が異なる場合があったことなど、「へえ」と思わせる話もたくさんあって、当時の日本の苦労の一端が分かりました。
▼読み終わった本
*「中国人が明かす中国人の本性 中国国民性新解読」
金文学・著、祥伝社黄金文庫
中国出身で韓国(朝鮮)系のルーツを持つという金文学氏による中国批判の本。
帯には「中国人はなぜ約束を守らないのか?」「言行不一致、自己中心、規則無視、人命軽視etc.」「暴走する隣人の理解しがたい行動原理の裏の裏」というフレーズが記されています。
この本によると、中国人の行動原理は「混」という言葉で理解できるとのこと。
そして、人格性格形成理論において中国人は「口唇期、肛門期」として、精神性の低さを指摘しています。
中国に暮らした経験のある身として、この本の指摘はいちいち的を射ていると言わざるを得ません。
日本は少なくとも約2,000年に渡って中国と付き合ってきたわけですが、これからの日中関係はどうなるのか、あまり明るい見通しは持てないような気がしました。
理系君としては、技術解説モノはあまり詳しくない分野であっても興味があります。
同僚に多数中国人はいますが、意外と世間一般に言われる中国人と振る舞いが違うんですよ。
日本に長くいてマインドセットが変わったのかな?
by YAP (2013-08-04 18:18)
YAPさま
中国人の行動・考え方を、単一の言葉で説明するのは難しいとは思いますが、それでもやはり共通する部分というのはあるのでしょうね。
まあ13億~14億人いるので、いろんな人がいるのは間違いありませんが…。
by Lionbass (2013-08-05 10:34)