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暖かいブラームスでシーズン開幕【N響9月B定期を聴く】 [音楽・楽器]

9月は世界の多くのオーケストラが、新たなシーズンに突入します。
NHK交響楽団も2013-14シーズンに入りました。
今季もB定期(サントリーホール)の定期会員を継続したので、これまで同様木曜日(2日目)の演奏会を聴きに行きました。
棒は御年80歳だというヘルベルト・ブロムシュテット(N響名誉指揮者)

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NHK交響楽団第1760回定期公演Bプログラム
日時:2013年9月12日(木)19時開演
会場・サントリーホール(東京・赤坂)
指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット
曲目:ブラームス 大学祝典序曲
   同 「ハイドンの主題による変奏曲」
   同 交響曲第1番ハ短調
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img_フィルハーモニー201309.jpg

ブラームスの交響曲や序曲は、アマチュアでもプロでもとても頻繁に取り上げられます。
数年前のベルリンフィル来日の際も交響曲全曲を演奏しましたし、私自身、交響曲1番や2番はそれぞれ10回くらい弾いてます。

N響も当然、イヤというほど演奏して来ているはず。
今月のA定期では交響曲第2番と第3番。
C定期ではヴァイオリン協奏曲と交響曲第4番を取り上げることになっていて、要するに今月はブロムシュテットによる『ブラームス・チクルス』です。

昨夜の演奏ですが、マンネリ感はもちろんなくて、指揮者との間に篤い信頼関係があることがよく分かる、暖かみのある演奏でした。

ブロムシュテットの指揮は、独特の左右にスイングする動作から、小節の最初はきっちりと指示しながら、「裏拍」を早めに出すことによって推進力を生み出すような感じ。
長年振っているからでしょう、オケの方はまったく揺るぎなく、曲が進んで行きました。
でも、決して「型にはまった」印象はなく、のびのびと『歌う』部分もあり、オケの「性能(技術力)の高さ」が遺憾なく発揮されました。

先シーズンの某指揮者によるマーラーなどは、明らかに「探りあっている」というか、疑心暗鬼の部分が感じられたのですが、ブロムシュテットとの間にはそんなことはまったくない、ということがよく分かる演奏でした。

このシーズンオフの間に、チェロの首席奏者が新たに加わったり、木管楽器で契約団員が入ったりしたそうです。
一部の新メンバーは早速出演していたようでした。
また、弦楽器の各パートにも、これまであまり見かけなかったエキストラらしき顔ぶれがいました。

ともあれ、いろんな意味で、いい新シーズンのスタートになったのではないかと思います。
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