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極上のベートーヴェンで2夜連続至福の時【ウィーン・フィルのピアノ協奏曲チクルスを聴く】 [音楽・楽器]

先月、今月と海外のオーケストラの来日公演ラッシュですが、きのうとおとといの2日連続でウィーン・フィルの演奏会を聴きに行きました。

ウィーン・フィルは10年ぶりかと思ったのですが、調べたら3年前にも聴いてました。
http://lionbass2.blog.so-net.ne.jp/2010-11-10


サントリーホールの主催公演ということで、カラヤン広場もいつもと違う飾り付けが…。
img_サントリーH201311.jpg

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ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン 2013
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ピアノ&指揮:ルドルフ・ブフビンダー
《ベートーヴェン ピアノ協奏曲チクルス》
【第1夜】
日時:2013年11月12日(火) 19:00 開演
曲目:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 op.19
   ピアノ協奏曲第4番 ト長調 op.58
   ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 op.37
  <アンコール>
   J.シュトラウスII 「こうもり」メドレー(ピアノ独奏)
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【第2夜】
日時:2013年11月13日(水) 19:00 開演
曲目:ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 op.15
   ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 op.73「皇帝」
  <アンコール>
   ベートーヴェン ピアノソナタ第8番ハ短調 op.13「悲愴」第3楽章(ピアノ独奏)
   J.シュトラウスII 「こうもり」メドレー(ピアノ独奏)
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img_VPO201311.jpg


例によってオーケストラの最初の1フレーズを聴くだけで幸せな気分になります。
柔らかい調和のとれた響きの中にも、ベートーヴェンらしい確固たるフォルテももちろんきちんと鳴っています。
とにかくすべてが極上という感じ。

10年前、サントリーホールでの「田園」(ベートーヴェン交響曲第6番)の公演の際も、最初の音を聞いた瞬間「なんて美しいんだ」と思ったのですが、毎回、いったいどうやったらこんな極上の響きがつくれるんだろう、と思ってしまいます。

ブフビンダーは「弾き振り」(楽器を弾きながら指揮すること)で、ウィーン・フィルとともにベートーヴェンのピアノ協奏曲を録音・録画しているとのこと。
当然ながら手慣れたもので、「流れ」を感じさせる演奏でした。

ただ、ところどころで「指揮があった方が弾きやすそうだな」という部分もあるわけで、コンサートマスター(ライナー・キュッヒル氏)が大きな身振りや、ちょっとハッキリめの弾き方・音の出し方でオケをリードしているように感じました。
指揮があれば、もっと柔らかい音になったのかもしれませんが…。
でも弾き振りならではの緊張感やオケと独奏者の「やり取り」が見られて、大満足・至福の時でした。


ベートーヴェンのピアノ協奏曲全5曲を2晩でやる演奏会、よくありますね。
これまでにも何度か聴いてます。
http://lionbass2.blog.so-net.ne.jp/2012-11-09
http://lionbass2.blog.so-net.ne.jp/2012-03-30

そして、ピアノ協奏曲3番は先月はノリントン指揮、NHK交響楽団の演奏で聴きましたし、今度の日曜日はロイヤル・コンセルトヘボウでも聴く予定。
「ベートーヴェン充」って言うんでしょうか…。(笑)

ちなみに、この秋、一番聴きたかったのがこのウィーン・フィルの2つの演奏会でした。
出費がかさむので、ベルリン・フィルやポール・マッカートニー公演は断念しました。(涙)

ウィーン・フィルは今回の来日公演で、この「ベートーヴェン・ピアノ協奏曲チクルス」のほかに「ベートーヴェン交響曲チクルス」の公演も行っています。
そちらも聴きたかったんですが…。
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