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難解・長大・不思議な美しさ【JMOのマーラー10番クック版を聴く】 [音楽・楽器]

きょうはジャパン・グスタフ・マーラー・オーケストラ(JMO)の演奏会を聴きに行きました。
前回聴いたのは2年前
そのときはマーラーの交響曲第9番でしたが、今回は10番です。

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ジャパン・グスタフ・マーラー・オーケストラ 第11回定期演奏会
日時:2014年6月15日(日)午後2時開演
会場:ミューザ川崎シンフォニーホール
指揮:井上喜惟
曲目:マーラー 交響曲第10番(デリック・クックによる演奏用補筆版)
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このオーケストラ、知人が何人かいることもあって、10回余りの演奏会のうち、半分くらいは聴いてます。
こうした大規模オケの難しさというべきか、弦楽器の人数を集めるのが大変なようで、かなりプロ(音大卒)の奏者が入っての演奏です。
以前は、アマチュアとプロの温度差のようなものを感じたのですが、きょうの演奏はかなり解消されているように感じました。
難解で長大ですが、精密で均整の取れた演奏だったと思います。
テューバやフルートのソロ、そして天井近くの客席から聞こえてくるバスドラム(大太鼓)の音が印象的でした。

マーラーの交響曲は、1〜10番のほか、声楽入りの「大地の歌」が遺っていますが、この10番は未完に終わっています。

いくつかの「補作」があるのですが、きょうの演奏はイギリスの音楽学者、デリック・クックの補筆による「全曲版」(全5楽章)。

私はたぶん、(マーラー自身のオーケストレーションがほぼ完全に施されている)第1楽章だけ演奏したことがあるのですが、この「クック版」を生で聴くのはたぶん初めて。
特に終楽章は不思議な美しさでした。
タグ:マーラー
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