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『粒吹』演奏会終了! [音楽・楽器]

お知らせしておりました粒谷区ウインドオーケストラ「フェリスタス」結成記念コンサート。
きのう無事に終わりました。

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粒谷区ウインドオーケストラ「フェリスタス」結成記念コンサート
日時:5月4日(水/祝)12:30開場/13:30開演
会場:ルネこだいら(西武新宿線小平駅下車)

曲目:
【プレコンサート Part1 関西チーム金管アンサンブル】
 ・吉本新喜劇のテーマ(Somebody Stole My Gal) Lee Wood 作曲/郷間幹男 編曲
 ・明日があるさ 中村八大・作曲/山下国俊 編曲
【第1部 POPSSTAGE(ポップスステージ)】
・宝島 和泉宏隆 作曲/真島俊夫 編曲
・ジャパニーズ・グラフィティXV アニメヒロイン・メドレー 星出尚志 編曲
・アフリカン・シンフォニー V.マッコイ 作曲/岩井直溥 編曲
・What a Wonderful Wonderland -Special Medley- Louis Kihara 編曲
【プレコンサート Part2 打楽器アンサンブル】
・上を向いて歩こう
・パイレーツ・オブ・カリビアン~呪われし海賊たち メドレー Klaus Badelt 作曲/Will Rapp 編曲
・ミッション・インポッシブル Lalo Schifrin 作曲/Will Rapp 編曲
【第2部 SYMPHONIC STAGE(シンフォニックステージ)】
・コンサート・マーチ テイク・オフ II 建部知弘 作曲
・The Seventh Night of July(たなばた) 酒井格 作曲
・アルメニアン・ダンス Part I アルフレッド・リード 作曲
【アンコール】
・ディスコ・キッド1977 東海林修 作曲
・March "Singing Birds" Lionbass 作曲

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【パンフレット(プログラム)表紙】IMG_0001.jpg

文字通り、ツイッターを通じてメンバーを募ったバンドです。
北は仙台から、西は広島まで、およそ80人が本番に参加しました。
年齢は高校生・大学生から最年長は私(笑)。


吹奏楽の曲は、普通、50人前後ですべての楽器(パート)が充足するようになっているので、人数はおよそ60%増し。
中でも、トランペットとトロンボーンが10人ずつにフルート(ピッコロ含む)は12人。
中にはプロの奏者もいたりして、迫力は相当なものでした。

こちらの写真は前日のリハーサルの様子。
IMG_3569粒吹.JPGIMG_3568粒吹.JPG

一方こちらは、本番直前のステージ裏。
トロンボーンがこんなに集まることは、オーケストラでは考えられないので、ある意味驚きの光景です。
IMG_3575粒吹.jpg


さて、演奏ですが、上記のように「プレコンサート」もありました。
開演前には「吉本のテーマ」で笑いを取る「関西チーム」。
休憩後の第2部前は、「ミッション・インポッシブル(スパイ大作戦?)」のテーマなどでかっこよく決めた打楽器チーム。

そして、全体のステージは、前半の「ポップス」編と、後半の「シンフォニック」編に分かれてました。

あまりご存じない方のために若干解説しますと、「吹奏楽」とは基本的に管楽器(木管と金管)および打楽器で編成された演奏団体です。
以前は「ブラスバンド」と呼ばれることが多かったのですが、「ブラス(brass)」とは英語で真鍮のことで、「金管楽器」という意味になります。
イギリスなどには、金管楽器と打楽器だけで編成されたバンドの形態があります。
(映画「ブラス」で取り上げられました。)
これがホントの「ブラスバンド」というわけで、最近は木管楽器やコントラバスなど一部弦楽器の入った演奏形態は、「ウィンド・アンサンブル」「ウィンドオーケストラ」「シンフォニックバンド」などいろいろな名前で呼ばれます。
(「ウィンド」(wind)は「管楽器」の意)


そして、その演奏される曲には、いくつかのジャンルがあります。

まずは「オリジナル」と「編曲もの」という分け方。
「オリジナル」とは、(最初から)吹奏楽のために書かれたもので、例えば組曲「惑星」で知られるイギリスのG.ホルストも吹奏楽のための曲を書いています。
その後も20世紀中ごろから現在も活躍中の作曲家まで、いろんな作曲家が吹奏楽のために曲を作っています。

この「オリジナル」に入れるかどうかは議論があるかもしれませんが、行進曲(マーチ)も吹奏楽のためにたくさんかかれています。
一番有名なのは、アメリカのP.スーザですが、ヨーロッパや日本でもたくさんのマーチが作られています。
「軍艦行進曲」(軍艦マーチ、瀬戸口藤吉作曲)などが有名です。

一方、編曲ものとしては、オーケストラのための曲を吹奏楽用にアレンジしたものがたくさんあります。
挙げるとキリがありませんが、例えばショスタコービッチの交響曲第5番の第4楽章などは大変有名です。

そして、オーケストラ(いわゆる「クラシック」)以外に、ポップス(ポピュラーミュージック)も吹奏楽で演奏されますが、これも吹奏楽に合うようにアレンジされています。
ロックやポップス、歌謡曲、ラテン、ジャズなどなど、ジャンルは多岐に渡っています。

ということで、前置きが長くなりましたが、第1部の「ポップスステージ」は、そうしたポップス系の曲を4曲。
私はエレキベースを弾きました。

「宝島」は演奏会の幕開けにふさわしい楽しくて盛り上がる曲。

「ジャパニーズグラフィティー」は、女の子が主人公のアニメの主題曲を集めたメドレー。

アフリカンシンフォニーは、文字通りアフリカの大地が目に浮かんでくる曲で、客席にも金管楽器を配置して、『立体的』なサウンドでした。

4曲目の「ディズニーメドレー」は、団員(トランペット)でプロのアレンジャー(編曲者)であるLouis Kihara さんがアレンジしたもの。
エレキベースにとても難しい(でもかっこいい)フレーズ(ベースライン)があって、かなり練習しましたが、本番はちょっと間違ってしまいました。

ともあれエレキベースは大変でした。
慣れていないのと、アンプの調整が思い通りに行かず、バランスも自分では分からないので、いろいろと試行錯誤でした。


第2部は「シンフォニック」ステージで、前述の分類でいうと「オリジナル」曲を3曲。

「テイク・オフ」はかつて吹奏楽コンクールの課題曲になったマーチ(行進曲)で、軽快で親しみやすい曲でした。

「たなばた」はとても人気のある曲だそうで、軽快な部分と、アルトサックスなどが叙情的なメロディーを歌い上げる部分と、聴きどころの多い素敵な曲でした。

「アルメニアン・ダンス」は、以前にも書きましたが、吹奏楽界の『大御所』アルフレッド・リードの代表作の1つです。
途中、変拍子の部分があったりして、かなり難易度の高い曲です。
正直、「大丈夫か?」と思うときもありましたが、本番は勢いで乗り切った形です。


そして、アンコール1曲目は「ディスコ・キッド」。
これも人気曲だそうですが、初めて演奏しました。
1977年にコンクールの課題曲だったそうです。

そしてそして、演奏会の一番最後に、私が作曲したオリジナル曲 March "Singing Birds"が演奏されました。
この曲についての『解説』は、追ってアップしますのでお待ちください。


というわけで、まあいろんな問題もあった演奏会でしたが、本番は勢いで乗り切りました。
来場者数はおよそ260人でしたが、インターネット中継で見て(聴いて)くれた人は3,600人もいたそうです。(延べではなく実人数)
演奏についてのネット上の反響は、おおむね良好だったようです。

中学・高校の6年間、青春をささげた(?)吹奏楽をウン十年ぶりにやって、なんだかんだ言いながらも楽しい時間でした。
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コメント 6

ぬれぴよこ

Lionbassさんが最年長というのに驚きました^_^;
ご自分で作曲された曲も演奏されたんですね!
すご~い!
by ぬれぴよこ (2011-05-05 22:24) 

sonic

80人の吹奏楽、迫力ですね。
ピッコロ12人ってすごい!!
by sonic (2011-05-06 10:54) 

まりえ

おつかれさまでしたー!

USTも、こんなに視聴があるとは、びっくりしました!

Lionbassさん作曲のマーチ、音が気持ちよく鳴って、いい曲ですよねー(^^)
木原さんのディズニーとともに、「団員の作曲・編曲ってすごい!」っていうツイートや感想も、見ました。

たのしい演奏会でしたねーーー!

これからもよろしくです(^^)/
by まりえ (2011-05-06 13:19) 

Lionbass

ぬれぴよこさま
ダントツの年寄りでした。<苦笑>
私の次は3歳年下。
で精神年齢は…?(笑)
by Lionbass (2011-05-08 21:49) 

Lionbass

sonicさま
私も高校時代はせいぜい45人とかだったので、音の迫力にはちょっと驚き、ちょっと感動でした。
あ、12人はフルート+ピッコロの人数です。
by Lionbass (2011-05-08 21:50) 

Lionbass

まりえさま
お疲れさまでした。
コメントありがとうございます。
マーチへのお褒めの言葉も感謝です。
木管も金管もやったことあるので、全部のパートを自分でやるつもりになって楽譜書いてます。
また機会があれば曲を提供したいですね。
by Lionbass (2011-05-08 21:52) 

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