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March "Singing Birds"について [音楽・楽器]

きのうアップした「粒谷区立ウィンドオーケストラ『フェリスタス』」演奏会

ステージの写真を入手したのでアップします。
粒吹本番01.JPG

さて、きのうも書きましたが、アンコールとして、私が作曲した行進曲「March "Singing Birds"」を演奏しました。

この曲、タイトルは英語表記にしています。
"Singing Birds"と複数形です。
カタカナにすると「シンギング・バーズ」でしょうが、なんとなくピンとこないので…。

訳すと「歌う鳥たち」でしょうか。
ツイッターは「鳥のさえずり」ということなので、それにちなんで命名しました。


そして作曲の経緯は次のような感じです。

去年の夏、ツイッターオーケストラ「粒谷区管弦楽団『サジタリウス』」に出演したわけですが、それをきっかけにフォローするようになった人のつぶやきの中に、「ツイッター吹奏楽団が、今度開く演奏会のために曲を募集している」との告知がありました。

最初は、短いファンファーレでも書いて提供しようかと思ったのですが、かなり昔に作ったマーチが眠ったままになっていることを思い出したので、これを利用することにしました。


このマーチ、ウン十年前の高校のころに「原型」を作りました。
具体的には、前半と後半のそれぞれの主要テーマの部分は、今回ほとんどそのまま使いました。

白状すると、この高校時代の曲を社会人になってから改作し、ある課題曲のコンクールに応募したこともありました。
もちろん落ちたんですが…。
その後、とある公の組織の吹奏楽団に知人がいたので頼んで演奏してもらい、録音テープをもらったりしましたが、テープはもはや所在不明です。
それっきり、楽譜もどこかに行ってしまい、20年以上放ったらかしになっていたのですが、今回昔の記憶をたどりつつ、かなりの部分を作り直しました。


前述のように「主要テーマ」はまったくそのまま利用。
イントロの部分と、一番最後の低音楽器の動きは、高校時代にあるポピュラー曲をアレンジして文化祭で演奏した際のパッセージを変形して流用しました。

そして、前半の中間部=短調の部分と、後半の『つなぎ』の部分は、今回新たに作曲しました。


以前作ったときは「前半=ハ長調(#♭なし)、後半=ヘ長調(♭1つ)」だったのですが、今回は2度(全音)下げて「前半=変ロ長調(♭2つ)、後半=変ホ長調(♭3つ)」にしました。
指づかいや金管楽器の音域を考慮したためです。

私はトロンボーンやテューバ、そして弦バスと低音楽器歴が圧倒的に長いので、曲を作るとどうしても低音楽器が「おいしい」(=演奏しがいのある)ものになるようです。

今回の演奏会は、聴衆からの反応がツイッターでリアルタイムに流れたのですが、「低音おいしい曲だな」という声もいただきました。

そして、曲全体についても「きれいなマーチ」とか「(吹奏楽コンクールの)課題曲にしてもいいレベル」などというお褒めの言葉をたくさん頂戴しました。
(自慢たらしくて恐縮ですが)コメントいただいた皆さま、本当にありがとうございました。


ちなみに、中学・高校時代はよく編曲(アレンジ)してました。
中学2年のときに初めて小編成のアンサンブル曲を作ったのを皮切りに、中学3年くらいからはフル編成の吹奏楽曲を作っては、校内の行事(文化祭など)で演奏してました。

そのころは、当然のことながらすべての楽譜を手書きしてました。
スコアもパート譜も全部でした。

今回は、さすがに自宅のMacintoshを使い、Finaleで入力しました。

これまでFinaleはコントラバスアンサンブルの曲を作・編する際に使っていた程度だったので、大編成の吹奏楽の譜面入力には結構手間取りました。
結局、粒吹の中にFinaleに精通したメンバーがいたので、途中からは全面的に助けていただきました。

特に正月に我が家のMacがダウンして、機種更新・OSバージョンアップしたあとは、古いバージョンのFinaleが起動しなくなったので、曲の直しは手書きしたものをお渡ししてやってもらっていました。
大変感謝してます。
Arimuraさん、ありがとうございました。
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