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『モーニングフィル』のマーラーを聴く [音楽・楽器]

きのう(土曜日)の午前中、「モーニングフィルハーモニー管弦楽団」というアマチュアオーケストラの演奏会を聴きに行きました。

忙しかったのですが、午前中は一応空いてましたし、会場が我が家から近い杉並公会堂だったので…。
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モーニングフィルハーモニー管弦楽団第3回演奏会
日時:2011年5月7日(土) 10:15開演
場所:杉並公会堂大ホール
指揮:小柳英之

曲目:マーラー交響曲第5番
入場無料
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名前の通り「午前中に演奏会を開く」オーケストラで、去年発足したのだとか。
過去2回はマーラーの9番と7番だったそうです。

ウェブサイトには「モーニングフィルハーモニー管弦楽団は、午前中に演奏会をしよう、という新しいコンセプトのオーケストラです。本番前、4回ほどの合奏で、普段なかなかできない編成の大きな曲を演奏することを目指します」と書いてあります。
午前中に本番が終われば、午後は別のオーケストラの練習にも行けるので、たぶん多くのメンバーがオケを掛け持ちしているのだと思います。

メンバーは若い人が多いように見えました。
娘の話では、娘の中学・高校時代の知り合いが出演していたそうです。

でも、客席から私とほぼ同年代の知人が出演しているのが見えたので、若い人だけというわけではなさそうです。

サイトを見ると、今回はこの大型連休中に3日連続で練習をやって本番に臨んだようです。

演奏ですが、まずは「中低弦」(ビオラ、チェロ、コントラバス)の人数が少ないのが気になりました。
ビオラとチェロは8人ずと、コントラバスは6人で、さすがにバランスが今ひとつでした。
たとえばチェロが半分に分かれてメロディーを弾くところなど、4人になってしまうわけですし…。
(バイオリンの人数は確認できませんでしたが、1stは14人くらいいるように見えました。)

管楽器はまあまあ健闘していたと思います。
マーラーの5番は、冒頭がトランペットのソロ、3楽章はホルンが目立ちまくるという曲ですが、大きな破綻はなかったように思います。
(ちょっと「いっぱいいっぱい」の感はありましたが…。)

そしてこの曲の「聴かせどころ」であり、弦楽器だけで演奏される4楽章のアダージェットですが、さすがに練習不足は否めないように思いました。
ハープも含め、あちこちずれていて、まとまりのない、もったいない感じでした。
(「もったいない」というのは、もう少し練習すればもっといい演奏が出来そうなのにな…というような意味です。)

何しろマーラーの大曲を3〜4回の練習でやろうというのですから、メンバーはかなりの技量(演奏技術)と音楽性が求められると思いますし、多くの奏者が高い技術・音楽性を持っているのではないかと思います。

せっかくなら、もう少しだけ練習を増やして、もっと完成度の高い演奏を目指せばいいのに、というのが率直な感想でした。

ちなみに開演が10:15で、演奏はおよそ1時間15分。
11:30には演奏が終わってました。
終演後、荻窪駅に向かって歩いていると、演奏を終えた団員たちが同じ道を駅に向け歩いてました。
別のオケの練習に向かうのでしょうか?
少なくとも「打ち上げ」はなさそうですね。

演奏終了後の拍手や『カーテンコール」は早々に終わってましたし、会場に「プログラム」の類も置いてありませんでした。

指揮者の名前も分からないのは、さすがに不親切のような気もしたのですが…。

なお、聴衆の数は100人と200人の間くらいに見えました。
数えたわけではないので、不正確ですが。
まあ、団員1人が2人ずつ呼んだ感じでしょうか…。

そういえば、2月には「ブルミーネ・フィルハーモニー管弦楽団」というアマオケのマーラー5番を聴いたばかり。
3ヵ月に2度も聴くとはという感じですが、自分でも7月に演奏する予定だったりします。

つい20〜30年前までは、「アマチュアがマーラーを演奏する」というだけでニュースだったみたいですが…。

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