「世界一わかりやすい 放射能の本当の話」

▼読み終わった本
＊「世界一わかりやすい　放射能の本当の話」
青山智樹・著、宝島社

世界一わかりやすい　放射能の本当の話

• 作者: 青山 智樹
• 出版社/メーカー: 宝島社
• 発売日: 2011/04/20
• メディア: 単行本

【表紙紹介文】（帯はありませんでした）
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福島原発事故！緊急出版
正しく理解して、放射能から身を守る
放射能を防ぐ5つの鉄則
内部被曝にならない方法
何を食べればいいのか？魚は？肉は？
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お勉強のために購入。

大急ぎ（大慌て？）で出版したのでしょう。
結構目立つ誤植が目次にあったりします。

今回の原発事故で、「原発反対」を主張する人たちと、「原発推進」ないしは「原発容認」の立場を取る人は、どうしてもイデオロギー的な議論になりがちなような気がします。

この本、少しだけ「反対派」のような印象も受けますが、割と中立的な記述も多いように思います。

例えば「低線量の長期被曝でも影響はないの？」という質問に対しては、「確定的影響」と「確率的影響」という考え方を紹介したうえで、「過剰な心配は無用ですが、安全だといいきれません」と答えています。

全体としては、「入門編」としては役に立つかな、と思いました。


▽購入した本
＊「曲がり角の日本語」
水谷静夫・著、岩波新書

曲り角の日本語

• 作者: 水谷 静夫
• 出版社/メーカー: 岩波書店
• 発売日: 2011/04/21
• メディア: 新書

タグ：放射能 原子力 発電所 放射線

コメント 6

これからのエネルギー政策を考えていくうえで、避けては通れない議論になりますよね。
それにしても、恐ろしいほどのハイリスクハイリターン施設だということをだれもがわかった事故だったと思います。
by YAP (2011-05-20 08:04) 

放射能に関しては、怖いイメージはあるものの、本当のところがやっぱりよくわからないので、とても気になります。
情報もどこまで信じていいのやら、迷うばかりです・・・
by ぬれぴよこ (2011-05-22 21:28) 

誤植に興味(笑)。
by sonic (2011-05-28 12:02) 

YAPさま
考えてみれば中越沖地震のときも危なかったわけで、その時もう少し対策を取っていれば…と考えてしまいます。
by Lionbass (2011-05-30 17:03) 

ぬれぴよこさま
原発について論じている人たちは、ほとんどが「推進」か「反対」のどちらかの立場なので、もっと中立の立場で説明してくれる人がほしいですね。
by Lionbass (2011-05-30 17:07) 

sonicさま
目次に「放射背物質」というのがありまして…。
×背→○性…ですね。
by Lionbass (2011-05-30 17:09)