K/Q/Jはないの？＜飛行機でもらったトランプ(3)・英仏編＞

「とってもシンプル＜飛行機でもらったトランプ(2)・JAL & デルタ編＞」から続きます。

今回はイギリスとフランスの航空会社。

まずは、イギリスのヴァージンアトランティック航空(VS)です。
1989年の日本就航直後に乗ったときにもらいました。

機体の写真があしらわれたオーソドックスなトランプです。


現在はエアバス（A340)を使っているヴァージン航空ですが、以前はボーイング747でした。
当時から「アッパークラス」と呼ばれるファーストクラス並みのビジネスクラスが売りでした。

一昨年、夏休みでイギリスに旅行に行った際に久しぶりに乗りましたが、帰路はプレミアムエコノミーにグレードアップしてくれました。


一方こちらは、エールフランス(AF)のトランプ。
やはり1989年に乗った際にもらいました。


見慣れない絵柄ですし、札の呼び方も違うようです。
「K」（キング）ではなく「R」。
「Q」（クイーン）ではなく「D」。
「J」（ジャック）ではなくて「V」となっています。

記憶があやふやだったので、今回このエントリーを書くにあたって改めて調べました。

「R」は"Roi"（ロワ）で「王様」なので、これは分かります。

「D」は"Dame"（ダーム）で「夫人、貴婦人」。
（「マダム」の「ダム」ですね。）

そして「V」は"Valet"（バレ／ヴァレ）で、「使用人、下僕」だそうです。
（英語で"Valet Parking"というと、「係員が車を預かって止めてくれる駐車場／サービス」ということになります。）

フランス以外では一般に「ジャック」("Jack")と呼ばれる「11」の札は、日本では「王子」だと思われていますが、元々は（王家の家来の）「騎士」だったそうです。


（つづく）

タグ：イギリス フランス トランプ ヴァージンアトランティック エールフランス

コメント 10

RDVじゃ、なんだかゲーム感が狂っちゃうな。
by manamana (2011-06-26 08:36) 

Valet Parking の Valet はフランス語でしたか。
けど、Jack との違いが大きすぎますね。
by YAP (2011-06-26 17:22) 

お久しぶりです。いつの間にかトランプシリーズ始まってますね。
さすがエールフランス、かっこいいです！
RとDまではわかりましたがVはわかりませんでした。
使うのに悩みそうですね。
by blue (2011-06-27 16:30) 

いろんな航空会社のトランプ、たくさんお持ちですね～。
これって、くださいってお願いすると頂けるんですか？
それとも？？？　ビジネスクラスとかのお土産？
この間初めて貰って、誰がどんなときに貰うのかなぁ・・・なんて
不思議に思ったものですから（＾＾；
by junko (2011-06-28 00:35) 

エールフランスのトランプ、なんだかタロットカードみたいで、
占いが出来そうです(笑)
by ぬれぴよこ (2011-06-28 22:30) 

manamanaさま
「KQJ」はアメリカ式みたいですね。
今回持っているトランプを全部見ましたが、「RDV」はこれだけでした。
by Lionbass (2011-07-03 12:19) 

YAPさま
本文に書いたように、「J＝王子」というのが正しくないみたいです。
なんで「騎士」にしなかったのか、よく分かりませんが…。
by Lionbass (2011-07-03 12:21) 

blueさま
ご無沙汰しております。
カイロに赴任したのがフランス革命200周年の1989で、エールフランスの機内でいろいろな「200周年」の記念品が売られてたのを思い出しました。
by Lionbass (2011-07-03 12:22) 

junkoさま
すべて、客室乗務員に「ください」とお願いしてもらったものです。
当時はどのエアラインでも簡単にくれました。
今はどうなんでしょう？
最近もらってないのでよくわかりませんが…。
by Lionbass (2011-07-03 12:24) 

ぬれぴよこさま
エールフランスのトランプ、独特のセンスというか存在感がありますね。
「さすがフランス」という感じです。
by Lionbass (2011-07-03 12:25)