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「災害とソーシャルメディア」 [読書]

▼読み終わった本
*「災害とソーシャルメディア ~混乱、そして再生へと導く人々の『つながり』」
小林啓倫・著、毎日コミュニケーションズ・マイコミ新書


災害とソーシャルメディア ~混乱、そして再生へと導く人々の「つながり」~

災害とソーシャルメディア ~混乱、そして再生へと導く人々の「つながり」~

  • 作者: 小林啓倫
  • 出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ
  • 発売日: 2011/07/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

【帯紹介】
******************************
大震災で活躍した
ツイッターやフェイスブック……。

この新しいメディアが持つ
とてつもない可能性を
考え直そう。

※本書の売り上げを通じて得られた印税の全額を
日本赤十字社もしくはそれに類する組織への義援金として
寄付させていただきます。(小林啓倫)
******************************

業務上必要で、集中的に読んだ「ソーシャルメディア」関係の本のうちの1冊。

著者は「コンサルティングファーム」に務めるITジャーナリストだそうです。

以下のような章立てになっています。
プロローグ 副知事を動かしたソーシャルメディア
第1章 ソーシャルメディアが可能にした災害時コミュニケーション
第2章 ソーシャルメディアを支援するもの
第3章 社会を動かすソーシャルメディア
第4章 デマの問題と対策
第5章 ソーシャルメディアの今後
エピローグ 革命のあとで


プロローグにある「副知事」とは東京都の猪瀬副知事のこと。
東日本大震災の際の、「救助要請」のツイートが拡散される過程で猪瀬副知事の目にとまり、実際の救助に繋がったという話が紹介されています。

このほかにも、いろんな実例を紹介する一方、災害時の「デマ」が古代からあること、「アラブの春」におけるソーシャルメディアの活用の話など、興味深いエピソードが盛り込まれています。

第5章では、風邪(インフルエンザ)の流行の把握にソーシャルメディアが役立っていることなど、初めて目にする話もありました。

ということで、何冊か読んだ「ソーシャルメディア本」の中でも、この本にしか出てこない話も結構あって、勉強になりました。

▽購入した本
*「検証 東日本大震災 そのときソーシャルメディアは何を伝えたか?」
立入 勝義・著、ディスカヴァー携書


検証 東日本大震災 そのときソーシャルメディアは何を伝えたか? ()

検証 東日本大震災 そのときソーシャルメディアは何を伝えたか? (ディスカヴァー携書)

  • 作者: 立入 勝義
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2011/06/16
  • メディア: 新書



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コメント 2

YAP

通信インフラが保たれている状態であれば役立つでしょうが、それが破壊されてしまえば使えないわけなので、これに頼りすぎるというのもよくない気がします。
by YAP (2011-10-06 08:20) 

Lionbass

YAPさま
同感なんですが、大震災の際、ツイッターが結構つながっていて、携帯メールよりも役に立ったという人もいるみたいですね。
by Lionbass (2011-10-09 14:23) 

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