かつての『北の玄関口』の面影は…【2011青森出張記(3)】

「『緑の白鳥』に1駅だけ乗る【2011青森出張記(2)】」から続きます。

新青森から青森までは7分ほどらしいのですが、乗車した特急「スーパー白鳥15号」は青森駅手前で停車。
「津軽海峡線の貨物列車の発車待ち」とのアナウンスが流れます。
奥羽線と津軽海峡線は立体交差にはなっていないので、どちらかが待たなければならないみたいです。

ということで、いろんな歌にも登場する青森駅に1〜2分遅れで到着です。

乗っていたJR北海道の789系や、反対方向に向かった485系のリニューアル車もふだんは目にしない車両ですが、青森駅に停まっているのも、首都圏ではお目にかかれない車両ばかり。

まずこちらは東北地区各地を走る701系。


「大館行き」なんですが、実は北東北の地理があまり頭に入っておらず、青森からどの方向にどれくらい離れているのか、よく分かりません。



そして青森駅のホームの様子を写したはこちら。
かつては、青函連絡船で北海道から到着した乗客を待って、東京（上野）や各方面に向かう昼行・夜行の特急列車が次々と発車していたわけですが、現在はとても静かな時が流れています。


こちらは特急「つがる」に使われるE751系車両。
常磐線のE653系（交直両用）に似ていますが、交流専用です。




こちらの発車案内は跨線橋上のもの。


そして1・2番ホームに停まっているのは「青い森鉄道」の車両。
新幹線開通に伴ってJRから切り離された旧・東北線を走る第三セクターの会社です。


701系と呼ばれる車両は先ほどのJR701系を譲り受けたか、同じ設計で製造したものとのこと。


このマスコットキャラクターは「モーリー」という名前だそうです。


列車が到着。
結構たくさんの乗客が降りてきます。


到着した乗客がいなくなったホームはこんな感じ。



駅がちょっと賑やかになったのは、この青い森鉄道の列車が到着したときだけ。
あとはとても静かでした。

青森駅に降り立ったのはたぶん30年ぶりくらい。
昔の賑わいは覚えてはいるわけではありませんが、「かつては『北の玄関口』として多くの乗客が利用したんだろうな」と考えてしまいました。

（つづく）

タグ：鉄道 旅行 青森 JR 東日本 青い森鉄道

コメント 2

東海道線から山陽線にかけては、新幹線があるので特急列車を見かけなくなりましたが、東北にはまだけっこう残っているみたいですね。
by YAP (2011-11-30 08:06) 

YAPさま
青森駅を例にとっても、発着する特急はかなり減ってます。
かつては上野行きの寝台特急だけでも、「はくつる」「ゆうづる」合わせて最盛期には10往復近く走っていたはずです。
現在は、大阪行き「日本海」の廃止が決まったようなので、残る寝台特急は「あけぼの」のみという状態。
昼間の特急も、遠くまで行く列車はありませんし…。
by Lionbass (2011-12-03 00:14)