「著作権という魔物」 [読書]
▼読み終わった本
*「著作権という魔物」
岩戸佐智夫・著、アスキー新書
【帯紹介】
******************************
現行の「著作権」は日本を滅ぼす
●著作権侵害の非親告罪化
●ダウンロードの違法化
●”コピーワンス”のウソ
紛糾する著作権問題に挑む渾身のレポート!
******************************
2007〜08年に「週刊アスキー」に連載された記事を、08年に書籍化したものだそうです。
「著作権」というと、かつては「創造的な活動」をする一部の人や、メディア企業などにしか関係のないものでした。
「創造的活動をする人」とは、作家や作曲家など、またメディア企業というと映画会社、放送局、出版社など。
ところが、ネット時代になって、サイト上に自分の文章や写真、曲などをアップする人すべてが著作権に関わることになりました。
もちろん、このブログにも著作権があります。
この本でまず取り上げられているのは、日本(東京)の地上波テレビ局の番組を録画して、国内や海外に『配信』していた「まねきTV」の裁判。
この本(連載)の時点では、「まねきTV」側が勝訴していたのですが、その後最高裁が知財高裁に審理を差し戻し、つい先日「まねきTV」敗訴の判決が言い渡されました。
そして「著作権」と『既存メディア』そしてインターネットの関係について、この本ではいろんな専門家のインタビューなどを通じて詳しく論じているわけですが、連載の時点から既に5年ほどたっていることになります。
「5年たったのに何も変わっていない」と思うのか、「表面は変わらないように見えても、大きな変動が起きているはず」と考えるのか、私にはよく分かりませんが、あと5年後くらいにはもう少し明らかになっているのではないでしょうか。
▽購入した本
*「人はなぜ<上京>するのか」
難波功士・著、日経プレミアシリーズ
*「著作権という魔物」
岩戸佐智夫・著、アスキー新書
【帯紹介】
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現行の「著作権」は日本を滅ぼす
●著作権侵害の非親告罪化
●ダウンロードの違法化
●”コピーワンス”のウソ
紛糾する著作権問題に挑む渾身のレポート!
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2007〜08年に「週刊アスキー」に連載された記事を、08年に書籍化したものだそうです。
「著作権」というと、かつては「創造的な活動」をする一部の人や、メディア企業などにしか関係のないものでした。
「創造的活動をする人」とは、作家や作曲家など、またメディア企業というと映画会社、放送局、出版社など。
ところが、ネット時代になって、サイト上に自分の文章や写真、曲などをアップする人すべてが著作権に関わることになりました。
もちろん、このブログにも著作権があります。
この本でまず取り上げられているのは、日本(東京)の地上波テレビ局の番組を録画して、国内や海外に『配信』していた「まねきTV」の裁判。
この本(連載)の時点では、「まねきTV」側が勝訴していたのですが、その後最高裁が知財高裁に審理を差し戻し、つい先日「まねきTV」敗訴の判決が言い渡されました。
そして「著作権」と『既存メディア』そしてインターネットの関係について、この本ではいろんな専門家のインタビューなどを通じて詳しく論じているわけですが、連載の時点から既に5年ほどたっていることになります。
「5年たったのに何も変わっていない」と思うのか、「表面は変わらないように見えても、大きな変動が起きているはず」と考えるのか、私にはよく分かりませんが、あと5年後くらいにはもう少し明らかになっているのではないでしょうか。
▽購入した本
*「人はなぜ<上京>するのか」
難波功士・著、日経プレミアシリーズ
海外で日本のTVをケーブルチャンネルとかで見ているときに、NHKのニュース中でイチロー選手の大リーグ情報になったとたんに画面が出なくなったのを思い出しました。
これも著作権でメジャーリーグの画像の権利をNHKが買っていて、二次使用は許可されていなかったということなんだろうと思います。
by YAP (2012-02-09 08:26)
YAPさま
スポーツ関係の映像は権利関係が複雑な分野の一つみたいです。
国ごとに売っているので、国外向けの放送では使えないとかあるはずです。
by Lionbass (2012-02-12 08:48)