「人名の世界地図」 [読書]
▼読み終わった本
*「人名の世界地図」
21世紀研究会・編、文春新書
【帯紹介】
**************************
人名に秘められた
3000年の謎を解く
リリエンタール(百合の谷)、ゴールドスタイン(金の石)は、
なぜ悲劇を秘めた名前なのか?
なぜカラヤンという名前だけでアルメニア系と分かるのか?
**************************
よく覚えていないんですが、裏表紙をめくったところに数字(値段)が書いてあるので、古書店で購入したものだと思います。
主に西洋(ヨーロッパ系)の名前について、その由来や意味をかなり詳しく解説した本です。
ご想像の通り、聖書に由来する名前が多いわけですが、その他にもケルト、バイキング、ユダヤなどなど、いろんな『民族』の名前が現代に受け継がれています。
そのエピソードを読むだけでも、なかなか読み応えがあって、楽しみながら読みました。
また、いろんな名前の略称・愛称についても例示されていて、「へえ」と思うことも結構ありました。
例えば、エリザベス(Elizabeth)の愛称は、リズ(Lis/Liz)のほかに、Lizbeth/Lisa/Lise/Liza/Elisa/Elsie/Bettyなどがあるそうです。
また、スペイン語のIsabelがエリザベスの変形したものだとのこと。
欧米の国では、限られた名前の中から名付けるしかないことが長く続いたそうですし、現代でもそういう制約のある国もあるとか。
また、朝鮮半島では、姓(苗字)は数百しかないのは有名な話です。
名(個人名)はかなり自由になっているようですが、今でも「兄弟(同じ世代)には1文字ずつ同じ漢字を使う」などというしきたりを守っている家も多いとか。
その点、日本では苗字は数十万種類あるそうですし、名前の付け方もほとんど自由なわけですが、自由すぎて「キラキラネーム」と言われるなかなか読めないような名前を子供に付ける親も少なくないようで、自由すぎるのも問題かもしれません。
▽購入した本
*「TPP興国論」
松田学・著、KKロングセラーズ・ロング新書
*「人名の世界地図」
21世紀研究会・編、文春新書
【帯紹介】
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人名に秘められた
3000年の謎を解く
リリエンタール(百合の谷)、ゴールドスタイン(金の石)は、
なぜ悲劇を秘めた名前なのか?
なぜカラヤンという名前だけでアルメニア系と分かるのか?
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よく覚えていないんですが、裏表紙をめくったところに数字(値段)が書いてあるので、古書店で購入したものだと思います。
主に西洋(ヨーロッパ系)の名前について、その由来や意味をかなり詳しく解説した本です。
ご想像の通り、聖書に由来する名前が多いわけですが、その他にもケルト、バイキング、ユダヤなどなど、いろんな『民族』の名前が現代に受け継がれています。
そのエピソードを読むだけでも、なかなか読み応えがあって、楽しみながら読みました。
また、いろんな名前の略称・愛称についても例示されていて、「へえ」と思うことも結構ありました。
例えば、エリザベス(Elizabeth)の愛称は、リズ(Lis/Liz)のほかに、Lizbeth/Lisa/Lise/Liza/Elisa/Elsie/Bettyなどがあるそうです。
また、スペイン語のIsabelがエリザベスの変形したものだとのこと。
欧米の国では、限られた名前の中から名付けるしかないことが長く続いたそうですし、現代でもそういう制約のある国もあるとか。
また、朝鮮半島では、姓(苗字)は数百しかないのは有名な話です。
名(個人名)はかなり自由になっているようですが、今でも「兄弟(同じ世代)には1文字ずつ同じ漢字を使う」などというしきたりを守っている家も多いとか。
その点、日本では苗字は数十万種類あるそうですし、名前の付け方もほとんど自由なわけですが、自由すぎて「キラキラネーム」と言われるなかなか読めないような名前を子供に付ける親も少なくないようで、自由すぎるのも問題かもしれません。
▽購入した本
*「TPP興国論」
松田学・著、KKロングセラーズ・ロング新書
苗字だと、「だれだれさんの息子」みたいなのは各国にありますね。
英語系だと Johnson とか Jackson とか。
フィンランドでは「ネン」がつくし。
by YAP (2012-04-22 07:14)
名前といえば、ひとりっ子政策前の中国でも、韓国と同じように、
同じ世代には1文字ずつ同じ漢字を使っていたそうですよ~。
ひとりっ子政策のせいで、名づけの方法も変わり、
女の子に男のような名前を付けたりすることもあるそうです。
実際に、中国語学校の女の先生が、「私の名前は男っぽい」と嘆いていました(^^ゞ
by soraaane (2012-04-24 16:56)
YAPさま
マクドナルドの"Mc(Mac)"とか、ビンラディンの「ビン」なんかもそうですね。
父親の名前で子供を区別する(名付ける)というのは世界中であるということになります。
by Lionbass (2012-04-30 21:43)
soraaaneさま
Wikipediaによると、毛沢東の息子の名前は以下の通りなので、「一文字共通」は行きてたんですね。
長男 毛岸英/次男 毛岸青/三男 毛岸竜/四男 毛岸紅・・・。
一人っ子政策で兄弟がいなくなったので、普通はあり得なくなったわけですが…。
北京に住んでたとき、知人の女性の下の名前が「傑(jie)」(男みたい?)でしたが、「潔(jie)」(女性らしい?)に変えたいと言ってました。(うろ覚えですが…。)
by Lionbass (2012-04-30 21:53)
たまたま、調べものをしようと親戚のおじの名前を検索に入れましたらこちらにヒットしました。
おじのコントラバスをお弟子さんでいらしたようですが・・・
たくさんの本もお読みなのですね。
上の本、言語学的な見地からも大変興味があります。
~系という言葉を留学中、しばしば耳にしました。
どの国でも出自が大事にされていて、名前はそれを表す
一端なのかもしれませんね。
by ノアエステル (2012-05-09 23:58)
ノアエステルさま
コメントありがとうございます。
おじさまというのはH先生のことなのでしょうか?
私も海外に住んだことがあったり、いくつかの外国語を勉強したことがあるので、この手の話は大好きです。
よろしければ今後ともよろしくお願いします。
by Lionbass (2012-05-10 17:34)