破綻のない熱演でした【みなとみらい21響のマーラー5番を聴く】

3月にマーラー交響曲3番の演奏会で出演させてもらったみなとみらい21交響楽団。
きょうはマーラーの5番をやるというので聴きに行きました。

【ホール入り口の演奏会ポスター】

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みなとみらい21交響楽団　第7回特別演奏会
日時：2014年11月22日（土）14時開演
会場：渋谷区文化総合センター大和田　さくらホール
指揮：児玉章裕
曲目：マーラー　交響曲第5番嬰ハ短調（2002年国際マーラー協会新校訂版）
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【演奏会プログラム】


渋谷・さくらホールは席数約730の「中ホール」と言っていい規模なわけで、ステージはほぼ満員状態。
弦楽器はこの曲をやるにはやや少なめの12-10-10-8-5という数。
2ndヴァイオリンを上手に、ヴィオラを1stヴァイオリンの内側に配した（変則）対向配置でした。

このオケ、基本的に後期ロマン派の「大曲志向」で管楽器に名人が揃っているので、弦楽器がちょっと負けてる感じがしました。
ステージの広さという物理的制約があるので仕方ないですが…。
（でもコントラバスは健闘してました。）

とにかく、全体的には相変わらずの熱演でした。
メンバーにはマーラー5番を何度も演奏したことのある奏者もいて、プログラムによると今回が8回目という人もいたとか…。
技術的に破綻なくて手慣れた感じなのも当然ですね。

ただ、ところどころアンサンブルの乱れがあって、「あとちょっとだけ練習すれば整理されて、より良い演奏になりそう」という部分もあって、ちょっともったいない感じでした。

タグ：マーラー みなとみらい21響 演奏会 オーケストラ

コメント 2

破綻のない熱演
忌憚のない御感想！
「ちょっともったいない」と「がんばった！」
この差は大きいです。
by hanamura (2014-11-23 09:21) 

hanamuraさま
音楽を言葉で評価するのは簡単なことではないですよね。
今回オケは「頑張っていた」と思うのですが、「頑張り＝いい演奏」とも言い切れないのが難しいところです。
オケの「潜在能力」はもっともっとあると思った次第です。
by Lionbass (2014-11-26 11:44)