「教科書に載ってないUSA語録」「鈴木さんにも分かるネットの未来」「地形で読み解く鉄道路線の謎 首都圏編」「トラベル・イズ・トラブル」=読み終わった本(2015.10) [読書]
「読み終わった本」リスト(忘備録)、2015年10月分です。
▼読み終わった本
*「教科書に載ってないUSA語録」
町山智浩・著、文春文庫
アメリカ・カリフォルニア在住の映画評論家、町山智浩氏の本。
その時々の動きを反映する「新しい言葉」を取り上げ、アメリカ(や日本を含む世界)をぶった切る週刊誌のコラムを集めています。
最初の方では、共和党の大統領候補に擬せられたこともあるサラ・ペイリンが何度も出てきて「そういえばそういう人もいたなあ。今は何してるんだろう」という感じ。
あと、ドナルド・トランプも登場しているのは「何年前の記事なんだろう?」とも思ったり。
週刊誌(週刊文春)の連載も毎週読んでますが、時間がたってから読むと、政治家や人気者(ハリウッドスターなど)の栄枯盛衰も少し分かって、なかなか面白い本でした。
▼読み終わった本
*「鈴木さんにも分かるネットの未来」
川上量生・著、岩波新書
DWANGO社長などを務め、ネット業界の論客として知られる川上氏の本。
「ネットがよく分からない」人たちの『代表』であるスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーからの「ネットとはなにか、をぼくにも分かるように書いてくれ」という注文に応じて執筆したというのがこの本です。
「はじめに」によると、ネットについて書きたいことはいくらでもあるのだが、「ぼくにも分かるように」という条件にとても困った。ネットのことをなにかにつけて頻繁に聞いてくる割には、説明を始めるとすぐに飽きてしまうんです、というわけです。
つまり、ネットに詳しくない、飽きっぽい人にも分かるように書いた本、ということになります。
「ネット住民とはなにか」とか「集合知」の話とか、「ネット称賛」でもなければ、「ネットをdisる」ものでもない、「ネット寄りではありながらも、中立な視点は保っている」のではないか、と思いました。
あと、「ネットと国境」とか「グローバルプラットフォームと国家」など、なるほどと思わせる話もいろいろとあって、なかなか勉強になりました。
▼読み終わった本
*「地形で読み解く鉄道路線の謎 首都圏編」
竹内正浩・著、JTBパブリッシング
これは、鉄道に興味のある人にはお勧めの本です。
日本で最初に敷設された新橋−横浜間の鉄道のうち、現在の田町・品川あたりの線路が波打ち際に敷かれていた話とか、私鉄が山手線のターミナルに乗り入れる際の線路の敷き方など、(すでに知っている話も含め)とても興味深い話ばかりで、飽きさせない本でした。
▼読み終わった本
*「今起きていることの本当の意味がわかる 戦後日本史」
福井紳一・著、講談社+α文庫
以前は学校(高校)の授業であまり触れなかったという戦後史についての本。
著者は予備校などで歴史を教えているということです。
ハッキリ言って、政治的立場はかなりヒダリ寄りだと思うのですが、それでも流れを概観するにはよい本だと思います。
▼読み終わった本
*「トラベル・イズ・トラブル―安全な旅は退屈だ!!ワールド・トラベラーがすすめる世界の旅の醍醐味」
高やすはる・著、ルネッサンスアイ
270以上の国と地域を旅行したという元商社マンの著書。
自費出版を数冊出したあと、この本を著したそうです。
自らを「ワールドトラベラー」と称していて、ちょっと自慢たらしいところもありますが、まあ、体験だとしては参考になる部分もあります。
ただ、「鉄道の乗りつぶし」のように、「訪れた国の数を増やすこと」が旅行の目的になっているように思えますし、本のタイトルである「トラブル」の内容については、紹介が簡単すぎてやや表面的すぎるように思えました。
ちなみに、私自身は訪れた国・地域は50程度ですが、幸いなことに大きなトラブルはほとんど遭遇していません。
トラブルも旅の思い出の一部だとは思いますが、起きないに越したことはないですよね…。
▼読み終わった本
*「教科書に載ってないUSA語録」
町山智浩・著、文春文庫
アメリカ・カリフォルニア在住の映画評論家、町山智浩氏の本。
その時々の動きを反映する「新しい言葉」を取り上げ、アメリカ(や日本を含む世界)をぶった切る週刊誌のコラムを集めています。
最初の方では、共和党の大統領候補に擬せられたこともあるサラ・ペイリンが何度も出てきて「そういえばそういう人もいたなあ。今は何してるんだろう」という感じ。
あと、ドナルド・トランプも登場しているのは「何年前の記事なんだろう?」とも思ったり。
週刊誌(週刊文春)の連載も毎週読んでますが、時間がたってから読むと、政治家や人気者(ハリウッドスターなど)の栄枯盛衰も少し分かって、なかなか面白い本でした。
▼読み終わった本
*「鈴木さんにも分かるネットの未来」
川上量生・著、岩波新書
DWANGO社長などを務め、ネット業界の論客として知られる川上氏の本。
「ネットがよく分からない」人たちの『代表』であるスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーからの「ネットとはなにか、をぼくにも分かるように書いてくれ」という注文に応じて執筆したというのがこの本です。
「はじめに」によると、ネットについて書きたいことはいくらでもあるのだが、「ぼくにも分かるように」という条件にとても困った。ネットのことをなにかにつけて頻繁に聞いてくる割には、説明を始めるとすぐに飽きてしまうんです、というわけです。
つまり、ネットに詳しくない、飽きっぽい人にも分かるように書いた本、ということになります。
「ネット住民とはなにか」とか「集合知」の話とか、「ネット称賛」でもなければ、「ネットをdisる」ものでもない、「ネット寄りではありながらも、中立な視点は保っている」のではないか、と思いました。
あと、「ネットと国境」とか「グローバルプラットフォームと国家」など、なるほどと思わせる話もいろいろとあって、なかなか勉強になりました。
▼読み終わった本
*「地形で読み解く鉄道路線の謎 首都圏編」
竹内正浩・著、JTBパブリッシング
これは、鉄道に興味のある人にはお勧めの本です。
日本で最初に敷設された新橋−横浜間の鉄道のうち、現在の田町・品川あたりの線路が波打ち際に敷かれていた話とか、私鉄が山手線のターミナルに乗り入れる際の線路の敷き方など、(すでに知っている話も含め)とても興味深い話ばかりで、飽きさせない本でした。
▼読み終わった本
*「今起きていることの本当の意味がわかる 戦後日本史」
福井紳一・著、講談社+α文庫
以前は学校(高校)の授業であまり触れなかったという戦後史についての本。
著者は予備校などで歴史を教えているということです。
ハッキリ言って、政治的立場はかなりヒダリ寄りだと思うのですが、それでも流れを概観するにはよい本だと思います。
▼読み終わった本
*「トラベル・イズ・トラブル―安全な旅は退屈だ!!ワールド・トラベラーがすすめる世界の旅の醍醐味」
高やすはる・著、ルネッサンスアイ
トラベル・イズ・トラブル―安全な旅は退屈だ!!ワールド・トラベラーがすすめる世界の旅の醍醐味
- 作者: 高 やすはる
- 出版社/メーカー: ルネッサンスアイ
- 発売日: 2015/07/29
- メディア: 単行本
270以上の国と地域を旅行したという元商社マンの著書。
自費出版を数冊出したあと、この本を著したそうです。
自らを「ワールドトラベラー」と称していて、ちょっと自慢たらしいところもありますが、まあ、体験だとしては参考になる部分もあります。
ただ、「鉄道の乗りつぶし」のように、「訪れた国の数を増やすこと」が旅行の目的になっているように思えますし、本のタイトルである「トラブル」の内容については、紹介が簡単すぎてやや表面的すぎるように思えました。
ちなみに、私自身は訪れた国・地域は50程度ですが、幸いなことに大きなトラブルはほとんど遭遇していません。
トラブルも旅の思い出の一部だとは思いますが、起きないに越したことはないですよね…。
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