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『展覧会の絵』は素晴らしい盛り上がりでした【東京音大オケ演奏会を聴く】 [音楽・楽器]

東京音大の学生によるオーケストラの演奏会を聴きに行きました。
(指揮科の授業の一環でもあります。)
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東京音楽大学シンフォニーオーケストラ定期演奏会
日時:2015年11月27日(金)19:00開演
会場:東京芸術劇場コンサートホール(東京・池袋)
指揮:現田茂夫
独奏:コハーン・イシュトヴァーン(クラリネット)
曲目:ベートーヴェン 序曲「レオノーレ」第3番
   コープランド クラリネット協奏曲
   ムソルグスキー(ラヴェル編曲)組曲「展覧会の絵」
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img_東京音大オケ201511.jpg

1曲目は「レオノーレ」第3番
今年4月に自分で指揮したばかりです。
オケは全員音大生ですから、当然とてもお上手で、いい演奏でした。
コーダに入るところの弦楽器のスケールもぴったり合ってました。
ただ全体的に「控えめ」と言うか「お上品」な印象で、若干物足りない感じもしました。
弦楽器は圧倒的に女性(女子学生)が多いわけですが、皆さん真面目でおしとやかなんでしょうね。

2曲目のコープランドのクラリネット協奏曲は初めて聴きましたが、大変素晴らしい演奏でした。
曲名は正式には「ハープとピアノを伴う弦楽オーケストラとクラリネットの協奏曲」というそうです。
ソリストのコハーンさんは、ハンガリー出身で数々のコンクール受賞歴があって、現在は東京音大修士課程に在籍中とのこと。
アンコールに自作曲という「ハンガリー幻想曲」や無伴奏の曲(ただし聴衆にレ(D)の音をずっと歌ってもらう)を披露しましたが、すばらしい技巧でした。

3曲目は「展覧会の絵」
冒頭のトランペットやユーフォニアム、アルトサックスなどのソロは完璧。
テューバもすばらしい安定感でした。
そして、ベートーヴェンではやや控えめだった弦楽器も段々テンションが上がってきたようで、最後の「キエフの大門」は大変盛り上がりました。

池袋の東京芸術劇場といえば、10日前にベネズエラの「テレサ・カレーニョ・ユースオケ」を聴いたばかり。
そのとき、オケの演奏会では通常考えられないほどの盛り上がりだったので、きのう東京音大が少し「控えめ」に感じたのかもしれません。
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