「文明崩壊」「この日のビートルズ」「ドイツリスク」「譲渡された鉄道車両」=読み終わった本(2015.11) [読書]
「読み終わった本」リスト(忘備録)、2015年11月分です。
▼読み終わった本
*「文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの(上)」
ジャレド・ダイアモンド著、楡井光一・訳、草思社文庫
「銃・病原菌・鉄」など文明の歴史・あり方に関する著作で有名なダイアモンドの本。
大小さまざまな文明がどのように崩壊に至ったかを考察した大著です。
あまりにも大著すぎて、上巻を読むだけで10日もかかってしまいました。
この上巻では、自分が住居を構える米・モンタナ州にはじまり、東太平洋のイースター島、アメリカ先住民、中米のマヤ文明、北欧のヴァイキングとグリーンランドなどについて考察しています。
下巻も楽しみなんですが、さすがにちょっとエピソードが豊富すぎて、時間がかかりそうです。
▼読み終わった本
*「この日のビートルズ」
上林格・著、朝日文庫
元々ある新聞社のニュースサイトの連載だったものに加筆しまとめた本。
ある特定の日に、ビートルズがどのような活動をしていたかを説明し、それを取り巻く人間模様や音楽的な意味合いを明らかにしています。
私は「最後のビートルズ(をリアルタイムで知っている)世代」を自認していて、かなり詳しいことを知っているつもりなのですが、それでも「なるほど、裏側にはそんなことがあったのか」というようなエピソードがたくさんありました。
上記の「文明崩壊」とは違って、2日で読み終わりました。(笑)
▼読み終わった本
*「ドイツリスク 『夢見る政治』が引き起こす混乱」
三好範英・著、光文社新書
9月に「『ドイツ帝国』が世界を破滅させる」を読みましたが、それと同様の問題意識に基づく本と言っていいでしょう。
筆者は読売新聞の元特派員・編集委員。
ドイツ人の、時に「理想に走る」=「夢みる」性質・性格を分析し、その危うさを解き明かしています。
本書では「福島の原発事故への反応とドイツ国内の『脱原発』」「ユーロ危機とヨーロッパ統合への取り組み」「ロシアや中国との関係」などについて詳しく考察しています。
「ドイツ人は真面目で、国としてもキチンとしている」とか「日本はドイツを見習うべき」という一面的な見方では済まないことが少し分かったような気がします。
▼読み終わった本
*「譲渡された鉄道車両 旅する電車たちが大集結」
渡部史絵・著、東京堂出版
多くの鉄道車両は首都圏などの大手私鉄で使われたあと、地方の中小私鉄に移って活躍を続けるわけですが、そうした「譲渡車両」について詳しく紹介しています。
何しろ表紙に京王・井の頭線の名車・3000系の写真が使われているので、学生時代から井の頭線に乗っている人間としては読まないわけにはいきません。
ほかにも、大学の頃からお世話になっている東急線の車両なども出てきて、興味の尽きない本でした。
▼読み終わった本
*「ヨーロッパ鉄道旅行2016」
羅針特選ムック(イカロス出版)
書店で見かけて即購入しました。
クラクフ〜ワルシャワ間で乗ったポーランド国鉄の新型車両や、ベルリンーワルシャワ・エクスプレスなど、9月のヨーロッパ3カ国旅行で乗った路線が登場していて、よい「復習」になりました。
(行く前に読んでいればもっと旅行を楽しめたのかもしれませんが…。)
▼読み終わった本
*「文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの(上)」
ジャレド・ダイアモンド著、楡井光一・訳、草思社文庫
「銃・病原菌・鉄」など文明の歴史・あり方に関する著作で有名なダイアモンドの本。
大小さまざまな文明がどのように崩壊に至ったかを考察した大著です。
あまりにも大著すぎて、上巻を読むだけで10日もかかってしまいました。
この上巻では、自分が住居を構える米・モンタナ州にはじまり、東太平洋のイースター島、アメリカ先住民、中米のマヤ文明、北欧のヴァイキングとグリーンランドなどについて考察しています。
下巻も楽しみなんですが、さすがにちょっとエピソードが豊富すぎて、時間がかかりそうです。
▼読み終わった本
*「この日のビートルズ」
上林格・著、朝日文庫
元々ある新聞社のニュースサイトの連載だったものに加筆しまとめた本。
ある特定の日に、ビートルズがどのような活動をしていたかを説明し、それを取り巻く人間模様や音楽的な意味合いを明らかにしています。
私は「最後のビートルズ(をリアルタイムで知っている)世代」を自認していて、かなり詳しいことを知っているつもりなのですが、それでも「なるほど、裏側にはそんなことがあったのか」というようなエピソードがたくさんありました。
上記の「文明崩壊」とは違って、2日で読み終わりました。(笑)
▼読み終わった本
*「ドイツリスク 『夢見る政治』が引き起こす混乱」
三好範英・著、光文社新書
9月に「『ドイツ帝国』が世界を破滅させる」を読みましたが、それと同様の問題意識に基づく本と言っていいでしょう。
筆者は読売新聞の元特派員・編集委員。
ドイツ人の、時に「理想に走る」=「夢みる」性質・性格を分析し、その危うさを解き明かしています。
本書では「福島の原発事故への反応とドイツ国内の『脱原発』」「ユーロ危機とヨーロッパ統合への取り組み」「ロシアや中国との関係」などについて詳しく考察しています。
「ドイツ人は真面目で、国としてもキチンとしている」とか「日本はドイツを見習うべき」という一面的な見方では済まないことが少し分かったような気がします。
▼読み終わった本
*「譲渡された鉄道車両 旅する電車たちが大集結」
渡部史絵・著、東京堂出版
多くの鉄道車両は首都圏などの大手私鉄で使われたあと、地方の中小私鉄に移って活躍を続けるわけですが、そうした「譲渡車両」について詳しく紹介しています。
何しろ表紙に京王・井の頭線の名車・3000系の写真が使われているので、学生時代から井の頭線に乗っている人間としては読まないわけにはいきません。
ほかにも、大学の頃からお世話になっている東急線の車両なども出てきて、興味の尽きない本でした。
▼読み終わった本
*「ヨーロッパ鉄道旅行2016」
羅針特選ムック(イカロス出版)
ヨーロッパ鉄道旅行2016 (イカロス・ムック 羅針特選ムック)
- 作者:
- 出版社/メーカー: イカロス出版
- 発売日: 2015/10/29
- メディア: ムック
書店で見かけて即購入しました。
クラクフ〜ワルシャワ間で乗ったポーランド国鉄の新型車両や、ベルリンーワルシャワ・エクスプレスなど、9月のヨーロッパ3カ国旅行で乗った路線が登場していて、よい「復習」になりました。
(行く前に読んでいればもっと旅行を楽しめたのかもしれませんが…。)
理想を言うばかりのドイツ人は、たしかにそれでこの先大丈夫かなと思うことはあります。
by YAP (2015-12-02 08:22)
YAPさま
あの真面目な人々がナチスの台頭を許した(支持していた)のが未だによく分からないのですが、何かのきっかけで極端に走るのかもしれませんね。
まあ、日本人もアメリカ人も中国人もそういう部分はあるのかもしれませんが…。
by Lionbass (2015-12-07 21:58)