「デジタル時代の著作権」 [読書]
▼読み終わった本
*「デジタル時代の著作権」
野口祐子・著、ちくま新書
【帯紹介】
******************************
押し寄せるデジタル化の中、再考を迫られる著作権
基本的仕組みから今後の展望までを解説した新しい入門書が登場!
この120年で
何が変わったのか?
******************************
いつも「勉強になる本だ」などと書いてますが、この本は掛け値なしに勉強になりました。
著作権の基本的知識はもちろん、著作権の歴史や最近の流れ、今後の課題などが詳しく、そして分かりやすく説明されています。
中でも一番参考に鳴ったのは「フェア・ユース」「クリエイティブ・コモンズ」というオープンな著作権のあり方についての部分。
「フェア・ユース」は文字通り「公正な利用」ということですが、一定の条件で著作物の自由な利用を認める「クリエイティブ・コモンズ」という考え方とともに、『デジタル社会』における今後の流れとして、インターネットを利用したり、ブログを書いている者にとっては、是非知っておくべきことであると思います。
まあた、なるほどと思ったのは、「家庭用のビデオレコーダーが発売された際、映画業界は販売を差し止めようと裁判を起こしたが、ビデオレコーダーの普及は結果的に映画業界に莫大な利益をもたらした」という事実。
一見、自分たちの利益に反するような技術的進歩が、結果的にはかえって有利に働くわけで、目先の利益だけで損得を判断してはいけないというよい例だということが分かりました。
▽購入した本
*「その英語、ネイティブはハラハラします」
デイビッド・セイン、岡 悦子・著、青春新書インテリジェンス
*「デジタル時代の著作権」
野口祐子・著、ちくま新書
【帯紹介】
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押し寄せるデジタル化の中、再考を迫られる著作権
基本的仕組みから今後の展望までを解説した新しい入門書が登場!
この120年で
何が変わったのか?
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いつも「勉強になる本だ」などと書いてますが、この本は掛け値なしに勉強になりました。
著作権の基本的知識はもちろん、著作権の歴史や最近の流れ、今後の課題などが詳しく、そして分かりやすく説明されています。
中でも一番参考に鳴ったのは「フェア・ユース」「クリエイティブ・コモンズ」というオープンな著作権のあり方についての部分。
「フェア・ユース」は文字通り「公正な利用」ということですが、一定の条件で著作物の自由な利用を認める「クリエイティブ・コモンズ」という考え方とともに、『デジタル社会』における今後の流れとして、インターネットを利用したり、ブログを書いている者にとっては、是非知っておくべきことであると思います。
まあた、なるほどと思ったのは、「家庭用のビデオレコーダーが発売された際、映画業界は販売を差し止めようと裁判を起こしたが、ビデオレコーダーの普及は結果的に映画業界に莫大な利益をもたらした」という事実。
一見、自分たちの利益に反するような技術的進歩が、結果的にはかえって有利に働くわけで、目先の利益だけで損得を判断してはいけないというよい例だということが分かりました。
▽購入した本
*「その英語、ネイティブはハラハラします」
デイビッド・セイン、岡 悦子・著、青春新書インテリジェンス
その英語ネイティブは笑ってます (青春新書インテリジェンス)
- 作者: デイビッド・セイン 岡悦子
- 出版社/メーカー: 青春出版社
- 発売日: 2010/08/03
- メディア: ペーパーバック
一見、自分たちの利益に反するような技術的進歩が、結果的にはかえって有利に働く…そういうことはよくあることかもしれませんね。なんでも反対するだけじゃなく、よ~く考えて利用することも必要かもしれませんね。
by 青沢東(QMY) (2011-01-28 00:35)
私もいろいろと記事を書いていますが、著作権についてはもうちょっとよく知っておくべきだと思っています。
なんとなく適当になっていて、いちおう差し支えないようにと考えてはいるのですが、どこかで誰かに訴えられたりするリスクもあるかもと思ったりします。
by YAP (2011-01-28 08:05)
青沢東さま
将来まで見通す力があれば…。
普通は、つい目先のことにとらわれてしまうんですよね。
by Lionbass (2011-02-05 09:03)
YAPさま
いろいろ勉強し、考えることは大事ですね。
「フェア・ユース」の考え方があれば、小難しい条件をいちいち考えなくてもいいのかもしれませんが…。
by Lionbass (2011-02-05 09:04)