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「文豪はみんな、うつ」 [読書]

▼読み終わった本
*「文豪はみんな、うつ」
岩波明・著、幻冬舎新書

文豪はみんな、うつ (幻冬舎新書)

文豪はみんな、うつ (幻冬舎新書)

  • 作者: 岩波 明
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2010/07
  • メディア: 新書


【帯紹介】
******************************

病んだ! 書いた! 死んだ!
「吾輩は猫である」「坊っちゃん」「それから」「こころ」
「カインの末裔」「或る女」「生れ出づる悩み」
「羅生門」「芋粥」「蜘蛛の糸」「鼻」「杜子春」
「地上」
「春と修羅」「注文の多い料理店」「銀河鉄道の夜」「風の又三郎」「よだかの星」「セロ弾きのゴーシュ」
「山羊の歌」「在りし日の歌」
「破戒」「新生」「夜明け前」「晩年」
「走れメロス」「富嶽百景」「斜陽」「ヴィヨンの妻」「人間失格」「桜桃」
「刺青」「痴人の愛」「卍」「春琴抄」「細雪」
「伊豆の踊り子」「雪国」「みづうみ」「古都」
******************************


かなり面白い本でした。
題名で分かるように、明治〜昭和初期の『文豪』が、いかに精神を病んでいたかということを解き明かしてます。
帯に出ている作品のタイトルからも分かりますが、取り上げられている「文豪」(作家)は以下の10人です。(カッコ内は亡くなったときの年齢)
夏目漱石(49)
有島武郎(45)
芥川龍之介(35)
島田清次郎(30)
宮沢賢治(37)
中原中也(30)
島崎藤村(71)
太宰治(39)
谷崎潤一郎(79)
川端康成(73)


この10人の生涯を見てみると、うつ病や躁鬱病、統合失調症、パニック障害などにかかったことがある人が多く、うち4人は自殺しています。
作品の中にも、明らかに幻聴や幻覚があったことを思わせる記述があったりするとのこと。
(よく考えると、ちゃんと読んだことがあるのは、漱石、芥川、太宰、それに川端康成くらいのような気がしますが…。)

そして、女性関係や社会生活上、一般には容認されないような生き方をした場合もあるようです。

「天才と狂気は紙一重」ということなのかもしれませんが、平凡な人間でよかったと思いました。

▽購入した本
*「医者が教える ココロとカラダ これが世界の新常識 」
奥村智子・編、王様文庫

医者が教えるココロとカラダこれが世界の新常識 ()

医者が教えるココロとカラダこれが世界の新常識 (王様文庫)

  • 作者: 奥村 智子
  • 出版社/メーカー: 三笠書房
  • 発売日: 2011/02/28
  • メディア: 文庫



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