「やさしい原子力教室Q&A」 [読書]
▼読み終わった本
*「やさしい原子力教室Q&A」
近藤駿介・著、ERC出版
【カバー袖紹介文】(帯はありませんでした)
******************************
原子力に限らず、人間は「人は誤り、機械は故障する」ことを認識しつつ、
ハードウエア、つまり技術を設計し、その特性を踏まえつつ
人間がこれをいかなる考え方で配置し制御するか、
つまりソフトウエアを決めてきている。
したがって技術を理解するには、この両方を知る必要がある。
本書が対談という形式をとっているのも、原子力を技術面だけでなく、
それを支えているソフトウエアを解説するのに有効であろうと考えたからである。
(まえがきからの要約)
******************************
原子力発電についてお勉強するために購入しました。
1991年の本で、筆者は東大工学部教授(当時)。
現在は内閣府の原子力委員会の委員長を務めている人物です。
元々は、業界誌の連載記事だったそうです。
内容は対談形式になっています。
チェルノブイリ原発の事故から数年後なのですが、「(旧)ソ連の原発は設計思想に問題がある」というトーンが貫かれています。
上記の文章にあるような精神で福島第一原発の安全を考えていれば、きっと今回のような事態にはならなかったのではないかと思うと、残念でなりません。
▽購入した本
*「三陸海岸大津波」
吉村昭・著、文春文庫
*「やさしい原子力教室Q&A」
近藤駿介・著、ERC出版
【カバー袖紹介文】(帯はありませんでした)
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原子力に限らず、人間は「人は誤り、機械は故障する」ことを認識しつつ、
ハードウエア、つまり技術を設計し、その特性を踏まえつつ
人間がこれをいかなる考え方で配置し制御するか、
つまりソフトウエアを決めてきている。
したがって技術を理解するには、この両方を知る必要がある。
本書が対談という形式をとっているのも、原子力を技術面だけでなく、
それを支えているソフトウエアを解説するのに有効であろうと考えたからである。
(まえがきからの要約)
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原子力発電についてお勉強するために購入しました。
1991年の本で、筆者は東大工学部教授(当時)。
現在は内閣府の原子力委員会の委員長を務めている人物です。
元々は、業界誌の連載記事だったそうです。
内容は対談形式になっています。
チェルノブイリ原発の事故から数年後なのですが、「(旧)ソ連の原発は設計思想に問題がある」というトーンが貫かれています。
上記の文章にあるような精神で福島第一原発の安全を考えていれば、きっと今回のような事態にはならなかったのではないかと思うと、残念でなりません。
▽購入した本
*「三陸海岸大津波」
吉村昭・著、文春文庫
人には厳しく自分に甘く、ってところでしょうかね。
けっきょく、「原発を造る」というところが目的になってしまって、そのためには見なければいけないところをあえて見ないでやってしまったということでしょう。
by YAP (2011-04-23 19:01)
YAPさま
ほかの原発は大丈夫だったわけですから、「福島第一も対策をきちんと講じてあれば」と思わざるを得ないですね。
何のために「委員会」とか「保安院」とかあるのか…?
反対派か容認派かという以前の問題ではないでしょうか。
by Lionbass (2011-04-26 16:45)