胡同と琉璃廠とチャルメラのリード【2年連続夏休み中国旅行記(13)】

「前門の中国書店で康煕字典を買う【2年連続夏休み中国旅行記(12)】から続きます。

北京滞在実質4日目の8月23日（火曜日）のつづき。

前門大街を見物し、康熙字典を購入したあとは、骨董品などを扱うお店が並ぶ琉璃廠(Liuli chang)に向かいます。

前門大街から横道に入ると、観光客目当てのお店が軒を連ねてます。



包子（パオズ＝肉まん）の有名店、狗不理(Goubuli)もあってちょっと惹かれたのですが、入らずにどんどん歩きます。


商店はすぐになくなって、普通の住宅街に。
いわゆる「胡同」(Huton)です。



北京の中心部では、こうした昔ながらの胡同がどんどん取り壊されています。
このあたりも、あと5年から10年もしたら街並みが変わっているかもしれません。

しばらく歩くと琉璃廠地区に。




このあたりは、書画骨董を扱う店のほか、楽器店も何軒も並んでいます。



上記の写真の店ではありませんが、チャルメラ用のリードを買いました。
昔買ったチャルメラが家に放置されているので…。


琉璃廠を抜け、ふたたび胡同に足を踏み入れます。
庶民の生活に密着したお店が狭い道沿いのそこここにあります。


そして、胡同の雰囲気はこんな感じ。
家の中は狭いでしょうし、暑くて風のない日ということもあり、麻雀をやったり、食事をしたりと、道端で過ごす人もたくさんいます。







こうした胡同は、お風呂もなく、トイレや台所も共同のところが多いはず。
取り壊されていくのもある程度は仕方ないんでしょうね。

前門から琉璃廠を経て1時間以上歩いたでしょうか。
和平門の交差点そばに出ました。

ここにも北京ダックの老舗、全聚徳の支店（和平門店）があります。


実は、今から30年前に中国に旅行したのですが、その時もこの全聚徳で北京ダックを食べました。
北朝鮮の金正日氏も、訪中した際、ここで食事しています。

（つづく）

タグ：中国 旅行 北京 胡同 琉璃廠

コメント 6

新しいビルと古い町が隣り合わせなんですね。
この懐かしさを感じるような景色も、どんどん消えていくのでしょうか。
なんとなく、日本の都市部と同じ哀愁を感じます。
by YAP (2011-09-14 08:23) 

楽しく拝見させていただいております。
このチャルメラのリードって、ちなみにおいくらくらいなのでしょうか?
by バスーン♪ (2011-09-15 11:53) 

チャルメラ、といえばラーメン屋さんの音色というイメージしかなかったもので・・・(^_^;　
2枚リードの楽器だということを改めて知りました！
by ぬれぴよこ (2011-09-15 22:41) 

YAPさま
こういう古い街並みは改革開放も文化大革命も、日中戦争も清の時代もくぐり抜けて来ているわけですからね。
なくなるのは残念ですが、私などは「暮らしにくそうだな」と思ってしまいます。
by Lionbass (2011-09-16 00:10) 

バスーン♪ さま
コメントありがとうございます。
値段覚えてないんですが、取るに足らない金額だったと思います。
2袋（8個）で10元とか20元、つまり百数十円とか二百数十円とかだったような…。
例えば二胡（胡弓）なんかだと、北京では日本円で千円以下からありますが、日本で売ってるのは最低でも1万円くらいするみたいです。
by Lionbass (2011-09-16 00:13) 

ぬれぴよこさま
そのうちチャルメラの写真もアップします。
昔は吹いていたのですが、最近音を出したことがないので、リードは買って来たものの、果たして吹けるかどうか心配してます。＜苦笑＞
by Lionbass (2011-09-16 00:14)