「『反原発』の不都合な真実」 [読書]
▼読み終わった本
*「『反原発』の不都合な真実」
藤沢数希・著、新潮新書
【帯紹介】
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感情論を超えた議論のために
リスク分析からの視点
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【帯(裏表紙側)紹介】
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3・11の福島第一原発での事故発生からというもの、
テレビや新聞でおびただしい数の
原発に関する報道がなされました。
その多くが原発を悪と決め付け、
原発をなくすことが正義だという論調でした。
この本は、そんな日本の反原発の風潮に
一石を投じようという思いで書かれました。「まえがき」より
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著者は原子力の専門家ではなく、外資系投資銀行で市場予測、リスク管理などを行っているそうです。
この本では、「専門家」ではない視点から、原子力発電の『リスク』について考えています。
その考え方については、帯の裏表紙側に書かれた文章が端的に表していると思います。
「原子力が安全だ」などと主張しているわけではありませんが、人間が暮らし、社会を維持していくためには、「安全=善」「リスク=悪」とどちらかに分類できるわけではないのは確かです。
「原子力にもリスクはあるし、その他のエネルギーにもリスクはある」という前提で、冷静に議論しようという主張にはうなずけます。
もちろん、原子力の問題が「論理」だけで割り切れるものではないと思います。
「感情」は大事ですが、「感情的」になり過ぎるのは、結局リスク回避にはつながらないようが気がします。
▽購入した本
*「なぜ古代史は、悪党を英雄にすりかえたのか?」
関裕二・著、廣済堂文庫
*「『反原発』の不都合な真実」
藤沢数希・著、新潮新書
【帯紹介】
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感情論を超えた議論のために
リスク分析からの視点
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【帯(裏表紙側)紹介】
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3・11の福島第一原発での事故発生からというもの、
テレビや新聞でおびただしい数の
原発に関する報道がなされました。
その多くが原発を悪と決め付け、
原発をなくすことが正義だという論調でした。
この本は、そんな日本の反原発の風潮に
一石を投じようという思いで書かれました。「まえがき」より
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著者は原子力の専門家ではなく、外資系投資銀行で市場予測、リスク管理などを行っているそうです。
この本では、「専門家」ではない視点から、原子力発電の『リスク』について考えています。
その考え方については、帯の裏表紙側に書かれた文章が端的に表していると思います。
「原子力が安全だ」などと主張しているわけではありませんが、人間が暮らし、社会を維持していくためには、「安全=善」「リスク=悪」とどちらかに分類できるわけではないのは確かです。
「原子力にもリスクはあるし、その他のエネルギーにもリスクはある」という前提で、冷静に議論しようという主張にはうなずけます。
もちろん、原子力の問題が「論理」だけで割り切れるものではないと思います。
「感情」は大事ですが、「感情的」になり過ぎるのは、結局リスク回避にはつながらないようが気がします。
▽購入した本
*「なぜ古代史は、悪党を英雄にすりかえたのか?」
関裕二・著、廣済堂文庫
感情論ではなく冷静に議論しようというのには大いに賛成です。
ただ、東電、原子力保安院、政府等、そちら側の立場の人たちの言うことに真実が隠されているだけに、その議論がまともにできていないというのが問題であり、話が感情的になっていって...
なんて流れを繰り返している気がします。
by YAP (2012-03-24 19:14)
YAPさま
ありがとうございます。
いろいろ考えさせられます。
「リスク」という意味では、例えば「自動車と飛行機をどちらが危険か」という質問をされたら、答えが分かれると思います。
数字だけ見れば「飛行機が安全」らしいですが…。
by Lionbass (2012-03-26 17:38)