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「音楽史を変えた五つの発明」 [読書]

▼読み終わった本
*「音楽史を変えた五つの発明」
ハワード・グッドール編、白水社


音楽史を変えた五つの発明

音楽史を変えた五つの発明

  • 作者: ハワード グッドール
  • 出版社/メーカー: 白水社
  • 発売日: 2011/02/22
  • メディア: 単行本

【帯紹介】
**************************

作曲家の視点から語る、
ユニークな音楽史
「これは科学史としての音楽史だ。
ヨーロッパの音楽を貫く合理的思考法を、
発見と発明の物語をとおして、
鮮やかに浮き上がらせてくれる」

岡田暁生
**************************

原題は"BIG BANGS"、つまり『宇宙の始まり』です。

Big Bangs

Big Bangs

  • 作者: Howard Goodall
  • 出版社/メーカー: Vintage Books
  • 発売日: 2001/04/24
  • メディア: ペーパーバック

副題は“The Story of Five Discoveries that Changed Musical History"(「音楽史を変えた5つの発見」)となっています。

著者は英国の作曲家で、この本はBBC(英国放送協会)の番組「ハワード・グッドールのビッグバン」が元になっています。

5つの発明・発見が何かは、ネタバレを防ぐため書きませんが、うち1つは「平均律」です。
(「バイオリン」とか「交響曲」とか「ソナタ形式」は入っていません。)

「平均律」は、楽器を演奏する人にはおなじみですが、ご存じない方は是非調べてみてください。
ネット上でもいろいろ情報が見つかると思います。

この本を見て改めて思ったのは、『音楽がいかに数学や物理学などの自然科学とつながっているか』ということ。

もちろん、「音が出る」「音が聞こえる」ということは、物理現象にほかならないわけで、自然科学と関連があるのは当然です。
ただ、そうした意味とは別に、楽器を演奏し、音楽や楽譜を理解するにあたって、数学的な考え方が役に立つことは、強調しておきたいと思います。


▽購入した本
*「音楽と言語」
T.G.ゲオルギアーデ・著、木村敏・訳、講談社学術文庫

音楽と言語

音楽と言語

  • 作者: G・トラシュブロス・ゲオルギアーデス
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1993/12/27
  • メディア: 文庫


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コメント 4

sonic

これは面白そうですね!!
美術も、化学(油絵具)の発達などの影響が大きいですが
音楽ではどんなことでしょうか?
by sonic (2012-04-26 13:51) 

YAP

平均律を調べてみました。
見事な数学的法則に沿って音階が並ぶんですね。
by YAP (2012-04-27 07:43) 

Lionbass

sonicさま
是非読んでみてください。
平均律以外にはテクノロジー的なものも入ってます。
by Lionbass (2012-04-30 22:14) 

Lionbass

YAPさま
そういえば(あまり関係ありませんが)バッハの「インヴェンション」の"Invention"は「発明」という意味です。
音楽に「発明・発見」はつきものなのかもしれません。^_^)
by Lionbass (2012-04-30 22:15) 

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