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「地下鉄の友」 [読書]

▼読み終わった本
*「地下鉄の友」
泉麻人・著、講談社文庫


地下鉄の友

地下鉄の友

  • 作者: 泉 麻人
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1995/01
  • メディア: 文庫

【帯はありませんでした。】

コラムニストの泉麻人氏の本。
夕刊紙(「夕刊フジ」)に連載したものを単行本→文庫化したものですが、連載は実に20年以上前(!)の1991年のこと。

文章の中身が面白いというより、「この20年間の社会や身の回りの変化の大きさ」に改めて驚かされました。

驚くのは、例えは以下のような点。
▽自動改札が一部にしかない
▽携帯電話は珍しい存在
▽電車の中で仁丹を噛んでいる人(おじさん?)がいる
▽ループタイが(一部に)好まれている
▽線路沿いに「ノザキのコンビーフ」「おでき薬局」の看板が目立つ


「おじさんのにおい」の話も出てきますが、「加齢臭」という言葉はたぶんなかったんだと思います。

20年経つと世の中いろいろと変わるもんですね。

一方、「花見の場所取り」とか「恐怖の新入社員軍団」などという「あれ、20年経ってもあんまり変わってないのでは?」と思われるような話もあったり…。

あと、挿絵を描いているのが蛭子能収氏(一発で変換されました!)で、とぼけた感じの絵がいい味出してます。

▽購入した本
*「地下鉄の素」
泉麻人・著、講談社文庫


地下鉄の素 (講談社文庫)

地下鉄の素 (講談社文庫)

  • 作者: 泉 麻人
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2000/02
  • メディア: 文庫

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コメント 6

YAP

20年前はまだパソコンも MS-DOS の頃でしたね。
自分の意見をこうしてブログで全国に発信するなんてことも想像できませんでした。
by YAP (2012-08-17 11:11) 

ぬれぴよこ

仁丹・・・(笑)
15年くらい前に勤めていた病院のおじいちゃん先生がいつも食べていましたが、その後仁丹を噛んでいる人に出会ったことはないような気がします(笑)
本当に時代の流れって早いものですね・・・
by ぬれぴよこ (2012-08-19 18:03) 

あおたけ

「地下鉄の友」シリーズは私も読んだことがあります。
筆者の細かい視点んに、つい頷いてしまう場面もありますよね〜。
でも、もう20年も前のことだったとは・・・(^^;)
by あおたけ (2012-08-20 08:46) 

Lionbass

YAPさま
私が最初にMacintoshを買ったのは20年前ですが、当時はネットには接続してませんでした。
「パソコン通信」はやってる人いましたが…。
by Lionbass (2012-08-26 19:09) 

Lionbass

ぬれぴよこさま
当時は「フリ◎ク」などのタブレットはなかったんですよね、確か…。
調べたら、仁丹は今でも売ってるそうです。
by Lionbass (2012-08-26 19:12) 

Lionbass

あおたけさま
読むと「あるある」っていう事柄が多くて、「クスっ」と笑わせてくれますね。
でも、「20年で変わったこと」もさることながら、「20年前をつい最近のように思ってしまう」ことが自分で驚きでした。
by Lionbass (2012-08-26 19:14) 

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