「マヤ文明」 [読書]
▼読み終わった本
*「マヤ文明――密林に栄えた石器文化」
青山和夫・著、岩波新書
【帯紹介】
*****************************
人びとの暮らしが明らかに!
謎でもない、神秘でもない
考古学が解明するユニークな実像
******************************
著者の青山氏は、マヤ文明の研究家で、メキシコではなくホンジュラスで研究を始めたそうです。
きのう「読み進まなかった」と書いた本が、実はこれでした。
メキシコから帰ったあと読んだら、なんとか終わりまでたどり着きました。
もちろん、行く前よりはすんなり頭に入りましたし、勉強になりました。
(そういう意味では、出発前に無理に読まなくて正解でした。)
これも、これから旅行記で出てくると思いますが、マヤ文明(そしてそのほかのメソアメリカ文明)は、金属器を持たなかったものの、文字や数字は使っていました。
そして、高度な数学や天文学を駆使していたのは有名です。
今回の旅行で訪れましたが、チチェン・イツァのピラミッドには、「春分の日と秋分の日だけに現れる影で形づくられる蛇の姿」などというのがあって、天文学・天体の運行に関する知識と、大規模な石像建造物を正確に造る技術があったことが分かります。
マヤ文明は、16〜17世紀にスペイン人の侵略・攻撃によって(「滅亡」したわけではありませんが)壊滅的打撃を被ります。
これは日本で言うと室町時代〜江戸時代という「つい最近」の出来事。
そして、その末裔の人たちは現在でもメキシコをはじめとする中米の国々で暮らしているわけです。
きのうもちょっと書きましたが、もしスペイン人が侵略しなかったらどうなっていただろうと考えずにはいられません。
▽購入した本
*「鉄道車両の科学 蒸気機関車から新幹線まで車両の秘密を解き明かす」
宮本昌幸・著、サイエンス・アイ新書
*「マヤ文明――密林に栄えた石器文化」
青山和夫・著、岩波新書
【帯紹介】
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人びとの暮らしが明らかに!
謎でもない、神秘でもない
考古学が解明するユニークな実像
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著者の青山氏は、マヤ文明の研究家で、メキシコではなくホンジュラスで研究を始めたそうです。
きのう「読み進まなかった」と書いた本が、実はこれでした。
メキシコから帰ったあと読んだら、なんとか終わりまでたどり着きました。
もちろん、行く前よりはすんなり頭に入りましたし、勉強になりました。
(そういう意味では、出発前に無理に読まなくて正解でした。)
これも、これから旅行記で出てくると思いますが、マヤ文明(そしてそのほかのメソアメリカ文明)は、金属器を持たなかったものの、文字や数字は使っていました。
そして、高度な数学や天文学を駆使していたのは有名です。
今回の旅行で訪れましたが、チチェン・イツァのピラミッドには、「春分の日と秋分の日だけに現れる影で形づくられる蛇の姿」などというのがあって、天文学・天体の運行に関する知識と、大規模な石像建造物を正確に造る技術があったことが分かります。
マヤ文明は、16〜17世紀にスペイン人の侵略・攻撃によって(「滅亡」したわけではありませんが)壊滅的打撃を被ります。
これは日本で言うと室町時代〜江戸時代という「つい最近」の出来事。
そして、その末裔の人たちは現在でもメキシコをはじめとする中米の国々で暮らしているわけです。
きのうもちょっと書きましたが、もしスペイン人が侵略しなかったらどうなっていただろうと考えずにはいられません。
▽購入した本
*「鉄道車両の科学 蒸気機関車から新幹線まで車両の秘密を解き明かす」
宮本昌幸・著、サイエンス・アイ新書
鉄道車両の科学 蒸気機関車から新幹線まで車両の秘密を解き明かす
- 作者: 宮本 昌幸
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2012/08/20
- メディア: 新書
マヤやアステカの文明って、意外と最近なんですよね。
アジアやヨーロッパと比べると、ノンビリした進化をしていた地域だったんだと思います。
by YAP (2012-09-24 07:54)
YAPさま
「社会の『進歩』の速度」って、まちまちなのが当たり前だと思います。
例えば、『中世』はヨーロッパより中東(アラブ圏)などの方が科学技術が進んでいたそうですし、中国はずっと世界で最も進んだ地域だったみたいですね。
「遅れている」「進んでいる」という考え方が、一方的なのかもしれません。
by Lionbass (2012-09-30 18:57)