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「ヨーロッパとイスラーム」「最新 東京圏通勤電車事情大研究」「ウィーン―都市の近代」「戦後世界経済史」=読み終わった本(2015.02) [読書]

「読み終わった本」リスト(忘備録)、2015年2月分です。

▼読み終わった本
*「ヨーロッパとイスラーム―共生は可能か」
内藤正典・著、岩波新書

ヨーロッパとイスラーム―共生は可能か

ヨーロッパとイスラーム―共生は可能か

  • 作者: 内藤 正典
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2004/08/20
  • メディア: 新書

「ISIL(イスラム国)」関連で「ひっぱりダコ」の内藤氏の本。
実は2004年発行だそうです。
タイトル通り、ドイツ、フランス、オランダを中心にイスラム諸国(トルコやアラブの国々)からの「移民」受け入れの状況と問題点を考察しています。
発行から10年経っているわけですが、問題は解決するどころかさらに深刻化しているのではないかと思います。

▼読み終わった本
*「最新 東京圏通勤電車事情大研究」
川島令三・著、草思社

最新 東京圏通勤電車事情大研究

最新 東京圏通勤電車事情大研究

  • 作者: 川島 令三
  • 出版社/メーカー: 草思社
  • 発売日: 2014/11/19
  • メディア: 単行本

宮脇、種村両氏亡きあと、鉄道関係の本を専門に書いている「作家・評論家」(?)の1人。
でも「紀行作家」ではないですよね。
ともかく、川島氏の本はよく読んでます。
これも「最新」と謳っているように元の本があったようで、たぶん読んでます。
(1980年代に出ているようです。)
この本は、首都圏の路線について、とても詳しく考察した本。
混雑率や通勤時間帯への「集中率」などについて、年代による変遷を調べて、「通勤がどれくらい便利・楽になったか」などを紹介しています。
自分が関係しない路線についてはちょっと詳しすぎるかな、と思いましたが…。

▼読み終わった本
*「ウィーン―都市の近代」
田口晃・著、岩波新書

ウィーン―都市の近代

ウィーン―都市の近代

  • 作者: 田口 晃
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2008/10/21
  • メディア: 新書

都市としてのウィーンについてはいろんな書物が出ていて、何冊か読んだことがありますが、文化(音楽)や城壁を取り壊して建設された環状道路(リング)などに関する建設・建築関係について考えた本が多かったと思います。
これはウィーン市の市政や、心理学者のフロイト、そしてヒトラーとのつながり・関わりについて考察した本です。
ヒトラー以前、オーストリアの政治、ウィーンの市政において、ユダヤ人に対する態度がどのようなものだったかなど、初めて知る興味深い話が満載でした。


▼読み終わった本
*「戦後世界経済史―自由と平等の視点から」
猪木武徳・著、中公新書

戦後世界経済史―自由と平等の視点から

戦後世界経済史―自由と平等の視点から

  • 作者: 猪木 武徳
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2009/05
  • メディア: 新書

2009年の本ということですが、大変な労作だと思います。
新書としては異例の400ページ超えで、値段も1,000円以上。
読むのに1週間以上かかりました。
文字通り、20世紀~21世紀初頭の世界経済のたどってきた道を、分かりやすく紹介しています。
もちろん、「資本主義」世界だけでなく、「共産主義」陣営のたどった道についても概観しています。
「基礎知識」として知っておくべき内容だと思いました。
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コメント 2

YAP

通勤電車の混雑って、これでも楽になってるんですか。
普段が電車通勤じゃないのでたまにしか使わないんですが、あの混雑具合はほんとにきついです。
by YAP (2015-03-05 08:09) 

Lionbass

YAPさま
路線自体が増えたり、増線(複々線化など)したり、車両を大型化したりと、いろいろ対策は進んでますよね。
通勤時間帯よりも帰宅が遅くなったときの込み具合がヒドいような気がしてます。
酔っ払ってるときはしょうがないんですが、仕事で遅くなったときは残念です。
by Lionbass (2015-03-09 13:21) 

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