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路線バスでマイダネク収容所を訪れる【2015欧州3カ国旅行記(06)】 [旅行・乗り物]

「ポーランド国鉄で約2時間の旅【2015欧州3カ国旅行記(05)】」から続きます。

ポーランドの首都ワルシャワから列車で東部の都市、ルブリンに到着。
こちらはルブリン駅の駅舎と駅前広場です。
IMG_3926ルブリン駅.JPG

券売機でバスのチケット(6時間用)を購入。
路線バスに乗って最初の目的地に向かいます。
(バスはメルセデス・ベンツ製で結構新しそう…。)
IMG_3946ルブリンのバス.JPG

目的地であるマイダネク強制収容所までは駅からバスで10分ほど。
すぐ近くにルブリン・ヨハネ・パウロ・カトリック大学の案内が立っています。
IMG_3919カトリック大学案内表示.JPG
ヨハネ・パウロ2世は1920年ポーランド生まれ。
第264代のローマ法王(教皇)として1978年10月16日から2005年4月2日まで在位しました。
ポーランドの民主化への貢献を通じ、冷戦終結にも大きな影響を及ぼしたと言われています。

そしてこちらがルブリンで最初の目的地、マイダネク収容所
IMG_3918マイダネク収容所.JPG

正面にある巨大な石のモニュメントが印象的です。
現在はだだっ広い野原という感じですが、当時はバラック(粗末な宿舎)やガス室などがありました。
IMG_3922マイダネク収容所.JPG
IMG_3920マイダネク収容所案内板.JPG

ナチス・ドイツが1941~42年に建設したこの収容所には50万人もの市民が送り込まれ、うち7割が命を落としたといわれています。
IMG_3923マイダネク収容所.JPG

収容者はユダヤ人よりも非ユダヤ系のポーランド人が多く、ほかにソ連軍の捕虜などもいたそうです。
IMG_3924マイダネク収容所.JPG

ポーランドを訪れる人の多くは、クラクフから日帰りで行けるアウシュビッツ強制収容所を訪れるのだと思いますが、今回は旅程の都合もあり行かない予定なので、(代わりというわけではありませんが)こちらの収容所を訪れることにしました。
IMG_3925マイダネク収容所.JPG

残念ながら訪れたのが月曜日だったため、展示館(博物館)は休館。
路線バスに乗って、もと来た道をルブリン駅まで戻ります。

(つづく)
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コメント 4

hanamura

池上彰さんの本を読んで海外の戦争博物館に・・・ハードル高いなぁ。
広島平和公園と、呉の大和ミュージアムはいいです。
鹿児島の知覧や、鹿屋も、また行きたいです。
by hanamura (2015-10-10 19:50) 

YAP

ナチスの強制収容所は、ミュンヘン近くのダッハウに行ったことがあります。
展示が見られなかったのは残念でしたね。
そういう資料を見てこそ、狂気に支配された悲惨な歴史の理解が進むと思いました。
by YAP (2015-10-10 21:35) 

Lionbass

hanamuraさま
私は長崎で生まれ育ったので、原爆について話はたくさん聞きましたし、関係する場所をたくさん訪れています。
話を聞くだけでなく、実際に現地を訪れると、胸に迫るものがありますね。
by Lionbass (2015-10-10 22:20) 

Lionbass

YAPさま
私たち夫婦のほかは、割と若そうな4〜5人のグループがいただけでした。
「観光地」化するのがいいとは思いませんが、やはりたくさんの人が事実を知るべきだと思いました。
by Lionbass (2015-10-10 22:23) 

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