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《旅の総括》難民問題について【2015欧州3カ国旅行記(38)】 [旅行・乗り物]

「《旅の総括》『フィンランドの歴史』について【2015欧州3カ国旅行記(37)】」から続きます。

今回(去年9月)はポーランドとドイツ(ベルリン)、そして経由地のフィンランドを訪れました。
実は、計画段階では「ポーランド&ベルリン」にするか「ハンガリー&ウィーン」にするか、最後の段階まで迷ってました。
3年前のチェコ(プラハとチェスキークルムロフ)がとても素敵だったので、東欧に行きたいと思い、未訪問のポーランドとハンガリーについて検討した結果、20年以上訪れていなかったベルリンも行きたかったので、「ポーランド&ベルリン」に決めました。
【写真=チェコ南部の世界遺産の町・チェスキークルムロフ(2013.1)】
IMG_2001チェスキークルムロフ景色.JPG

なぜこんな話を書くかというと、「もしハンガリーに行っていたら、(シリアなどからの)難民にもろに遭遇していたから」なんです。
旅行に出たのは去年の9月5日(土曜日)だったのですが、ちょうどその日にドイツのメルケル首相が、ハンガリーのブダペストで足止め状態だった多くの難民の受け入れを表明しました。
その日はポーランド・ワルシャワに到着した日でもあるわけですが、ヨーロッパのニュース番組はこの問題一色。
そして、約9日間の滞在中、ドイツや中央ヨーロッパ諸国にとって大きな問題であり続けました。
それどころか、現在でも大きな問題だし、たぶん歴史上に残る出来事ということになるのでしょう。

【写真=ワルシャワ中央駅】
IMG_3897ワルシャワ中央駅.JPG

ワルシャワ中央駅を何回か利用しましたが、難民の姿はなく、まったく平常でした。
もしブダペストに行っていたら、駅の構内を埋め尽くす難民を目撃していたと思われます。

ブダペストからドイツに向かった難民は、まずはミュンヘンなどドイツ南部に向かったようで、ベルリンでも難民には遭遇しませんでした。
ただベルリンにはもともと、トルコ系やアラブ系の人たちが多いので、街のあちこちで中東出身らしき人たちは目にしましたが…。

そういえば、ポーランド訪問を終え、ベルリンに移動した直後には、ワルシャワで「難民受け入れ反対デモ」が行われていました。
(ポーランド政府は一貫して難民受け入れには消極的なようです。)

普段、旅行では飛行機で移動することが多いわけですが、3年前のチェコ(チェスキークルムロフ)からオーストリア(ウィーン)の移動は運転手付きの車借り上げ、今回のポーランド(ワルシャワ)からドイツ(ベルリン)への移動は鉄道(国際列車)でした。
チェコ→オーストリアでは国境にゲートらしきものがありましたが、車はもちろん素通り。
今回のポーランド→ドイツでも列車はそのまま国境を越え、特にパスポートのチェックなどはありませんでした。

今回の難民問題と、その後に起きたパリでの同時テロ事件を受け、ヨーロッパの「シェンゲン協定」締結国の間でも、国境でのチェックが厳しくなっていると言います。
国境をノーチェックで越えるのも、「昔話」になってしまうのかもしれません。

とことで、まったく話は変わりますが、ポーランドで妙に印象に残っているのは、若い女性のほとんど(おそらく90%以上)がスキニーのジーンズ(ごく一部はそれに類するぴったりのパンツ)をはいていたことです。
しかも、みんな似合っていたというか、カッコよく着こなしていました。
写真を撮るわけにもいかず、「話だけ」なんですが…。

ドイツ(ベルリン)でもスキニージーンズの女性は多かったんですが、ポーランドほどの割合ではありませんでした。
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コメント 2

YAP

今、ヨーロッパは大きく動いているので、行き先や日程がちょっとずれただけで、大きなことに巻き込まれる可能性がありますね。
怖さもありますし、一方で歴史の証人になる可能性も。
by YAP (2016-01-27 08:04) 

Lionbass

YAPさま
おっしゃる通りですね。
仕事柄「歴史的事件」や「転換点」に立ち会ったこともあるんですが、危険な目には遭いたくないですね。
by Lionbass (2016-01-28 14:30) 

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