「教科書に載ってないUSA語録」「鈴木さんにも分かるネットの未来」「地形で読み解く鉄道路線の謎 首都圏編」「トラベル・イズ・トラブル」=読み終わった本(2015.10) [読書]
「読み終わった本」リスト(忘備録)、2015年10月分です。
▼読み終わった本
*「教科書に載ってないUSA語録」
町山智浩・著、文春文庫
アメリカ・カリフォルニア在住の映画評論家、町山智浩氏の本。
その時々の動きを反映する「新しい言葉」を取り上げ、アメリカ(や日本を含む世界)をぶった切る週刊誌のコラムを集めています。
最初の方では、共和党の大統領候補に擬せられたこともあるサラ・ペイリンが何度も出てきて「そういえばそういう人もいたなあ。今は何してるんだろう」という感じ。
あと、ドナルド・トランプも登場しているのは「何年前の記事なんだろう?」とも思ったり。
週刊誌(週刊文春)の連載も毎週読んでますが、時間がたってから読むと、政治家や人気者(ハリウッドスターなど)の栄枯盛衰も少し分かって、なかなか面白い本でした。
▼読み終わった本
*「鈴木さんにも分かるネットの未来」
川上量生・著、岩波新書
DWANGO社長などを務め、ネット業界の論客として知られる川上氏の本。
「ネットがよく分からない」人たちの『代表』であるスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーからの「ネットとはなにか、をぼくにも分かるように書いてくれ」という注文に応じて執筆したというのがこの本です。
「はじめに」によると、ネットについて書きたいことはいくらでもあるのだが、「ぼくにも分かるように」という条件にとても困った。ネットのことをなにかにつけて頻繁に聞いてくる割には、説明を始めるとすぐに飽きてしまうんです、というわけです。
つまり、ネットに詳しくない、飽きっぽい人にも分かるように書いた本、ということになります。
「ネット住民とはなにか」とか「集合知」の話とか、「ネット称賛」でもなければ、「ネットをdisる」ものでもない、「ネット寄りではありながらも、中立な視点は保っている」のではないか、と思いました。
あと、「ネットと国境」とか「グローバルプラットフォームと国家」など、なるほどと思わせる話もいろいろとあって、なかなか勉強になりました。
▼読み終わった本
*「地形で読み解く鉄道路線の謎 首都圏編」
竹内正浩・著、JTBパブリッシング
これは、鉄道に興味のある人にはお勧めの本です。
日本で最初に敷設された新橋−横浜間の鉄道のうち、現在の田町・品川あたりの線路が波打ち際に敷かれていた話とか、私鉄が山手線のターミナルに乗り入れる際の線路の敷き方など、(すでに知っている話も含め)とても興味深い話ばかりで、飽きさせない本でした。
▼読み終わった本
*「今起きていることの本当の意味がわかる 戦後日本史」
福井紳一・著、講談社+α文庫
以前は学校(高校)の授業であまり触れなかったという戦後史についての本。
著者は予備校などで歴史を教えているということです。
ハッキリ言って、政治的立場はかなりヒダリ寄りだと思うのですが、それでも流れを概観するにはよい本だと思います。
▼読み終わった本
*「トラベル・イズ・トラブル―安全な旅は退屈だ!!ワールド・トラベラーがすすめる世界の旅の醍醐味」
高やすはる・著、ルネッサンスアイ
270以上の国と地域を旅行したという元商社マンの著書。
自費出版を数冊出したあと、この本を著したそうです。
自らを「ワールドトラベラー」と称していて、ちょっと自慢たらしいところもありますが、まあ、体験だとしては参考になる部分もあります。
ただ、「鉄道の乗りつぶし」のように、「訪れた国の数を増やすこと」が旅行の目的になっているように思えますし、本のタイトルである「トラブル」の内容については、紹介が簡単すぎてやや表面的すぎるように思えました。
ちなみに、私自身は訪れた国・地域は50程度ですが、幸いなことに大きなトラブルはほとんど遭遇していません。
トラブルも旅の思い出の一部だとは思いますが、起きないに越したことはないですよね…。
▼読み終わった本
*「教科書に載ってないUSA語録」
町山智浩・著、文春文庫
アメリカ・カリフォルニア在住の映画評論家、町山智浩氏の本。
その時々の動きを反映する「新しい言葉」を取り上げ、アメリカ(や日本を含む世界)をぶった切る週刊誌のコラムを集めています。
最初の方では、共和党の大統領候補に擬せられたこともあるサラ・ペイリンが何度も出てきて「そういえばそういう人もいたなあ。今は何してるんだろう」という感じ。
あと、ドナルド・トランプも登場しているのは「何年前の記事なんだろう?」とも思ったり。
週刊誌(週刊文春)の連載も毎週読んでますが、時間がたってから読むと、政治家や人気者(ハリウッドスターなど)の栄枯盛衰も少し分かって、なかなか面白い本でした。
▼読み終わった本
*「鈴木さんにも分かるネットの未来」
川上量生・著、岩波新書
DWANGO社長などを務め、ネット業界の論客として知られる川上氏の本。
「ネットがよく分からない」人たちの『代表』であるスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーからの「ネットとはなにか、をぼくにも分かるように書いてくれ」という注文に応じて執筆したというのがこの本です。
「はじめに」によると、ネットについて書きたいことはいくらでもあるのだが、「ぼくにも分かるように」という条件にとても困った。ネットのことをなにかにつけて頻繁に聞いてくる割には、説明を始めるとすぐに飽きてしまうんです、というわけです。
つまり、ネットに詳しくない、飽きっぽい人にも分かるように書いた本、ということになります。
「ネット住民とはなにか」とか「集合知」の話とか、「ネット称賛」でもなければ、「ネットをdisる」ものでもない、「ネット寄りではありながらも、中立な視点は保っている」のではないか、と思いました。
あと、「ネットと国境」とか「グローバルプラットフォームと国家」など、なるほどと思わせる話もいろいろとあって、なかなか勉強になりました。
▼読み終わった本
*「地形で読み解く鉄道路線の謎 首都圏編」
竹内正浩・著、JTBパブリッシング
これは、鉄道に興味のある人にはお勧めの本です。
日本で最初に敷設された新橋−横浜間の鉄道のうち、現在の田町・品川あたりの線路が波打ち際に敷かれていた話とか、私鉄が山手線のターミナルに乗り入れる際の線路の敷き方など、(すでに知っている話も含め)とても興味深い話ばかりで、飽きさせない本でした。
▼読み終わった本
*「今起きていることの本当の意味がわかる 戦後日本史」
福井紳一・著、講談社+α文庫
以前は学校(高校)の授業であまり触れなかったという戦後史についての本。
著者は予備校などで歴史を教えているということです。
ハッキリ言って、政治的立場はかなりヒダリ寄りだと思うのですが、それでも流れを概観するにはよい本だと思います。
▼読み終わった本
*「トラベル・イズ・トラブル―安全な旅は退屈だ!!ワールド・トラベラーがすすめる世界の旅の醍醐味」
高やすはる・著、ルネッサンスアイ
トラベル・イズ・トラブル―安全な旅は退屈だ!!ワールド・トラベラーがすすめる世界の旅の醍醐味
- 作者: 高 やすはる
- 出版社/メーカー: ルネッサンスアイ
- 発売日: 2015/07/29
- メディア: 単行本
270以上の国と地域を旅行したという元商社マンの著書。
自費出版を数冊出したあと、この本を著したそうです。
自らを「ワールドトラベラー」と称していて、ちょっと自慢たらしいところもありますが、まあ、体験だとしては参考になる部分もあります。
ただ、「鉄道の乗りつぶし」のように、「訪れた国の数を増やすこと」が旅行の目的になっているように思えますし、本のタイトルである「トラブル」の内容については、紹介が簡単すぎてやや表面的すぎるように思えました。
ちなみに、私自身は訪れた国・地域は50程度ですが、幸いなことに大きなトラブルはほとんど遭遇していません。
トラブルも旅の思い出の一部だとは思いますが、起きないに越したことはないですよね…。
「音楽ものしり事典」「ドイツリスク 『夢見る政治』が引き起こす混乱」「時刻表読本」=購入した本(2015.10) [読書]
「最近買った本」リスト(忘備録)、2015年10月分です。
(引き続き抑制気味です。)
▽購入した本
*「1冊でわかるポケット教養シリーズ 音楽ものしり事典」
長田暁二・著、ヤマハミュージックメディア
▽購入した本
*「ドイツリスク 『夢見る政治』が引き起こす混乱」
三好範英・著、光文社新書
▽購入した本
*「時刻表読本」
洋泉社MOOK
(引き続き抑制気味です。)
▽購入した本
*「1冊でわかるポケット教養シリーズ 音楽ものしり事典」
長田暁二・著、ヤマハミュージックメディア
▽購入した本
*「ドイツリスク 『夢見る政治』が引き起こす混乱」
三好範英・著、光文社新書
▽購入した本
*「時刻表読本」
洋泉社MOOK
「資本主義の終焉と歴史の危機」「Be Careful What You Wish for」「『ドイツ帝国』が世界を破滅させる」「ヨーロッパ鉄道旅ってクセになる!」=読み終わった本(2015.09) [読書]
「読み終わった本」リスト(忘備録)、2015年9月分です。
▼読み終わった本
*「資本主義の終焉と歴史の危機」
水野和夫・著、集英社新書
以前から話題になっている本ですが、ようやく読みました。
「現在、人類社会は大きな歴史の転換点にいる」というお話です。
かつて「長い16世紀」と呼ばれる歴史の転換点があったように、現在は「長い21世紀」の真っただ中にいるというわけです。
そして、「利子」というものが意味を持たなくなってきて、一方で「新たな市場」も残り少なくなっていることなど、「なるほど」と思わされました。
この本の説が果たして的を射ているのかどうか、自分が生きている間に目にすることになるのでしょうか?
▼読み終わった本
*「Be Careful What You Wish for」
Jeffrey Archer著、Pan Books
ずっと読んでいるジェフリー・アーチャーの長編大河小説「クリフトン・クロニクルズ(年代記)」の第4作。
すでに「追風に帆を上げよ」という題で邦訳が出ています。
クリフトン家とバリントン家という「主人公たち」の家族に対し、強力なライバルがことあるごとに妨害工作を仕掛けてきて、ハラハラドキドキの連続。
そして、この第4作の終わりもさらなる波乱を予感させます。
第5作も出ているので、早めに読み始めたいと思っています。
▼読み終わった本
*「『ドイツ帝国』が世界を破滅させる 日本人への警告」
エマニュエル・トッド著、堀茂樹・訳、文春新書
フランスの学者による世界情勢、中でもヨーロッパのことについて論じた文章を集めた本。
2011年から14年頃までのものが収められているので、昨今の(シリア)難民問題は反映されていない訳ですが、ギリシャ危機やウクライナ問題など、トッド氏が早くから着目していたことが分かります。
ドイツがいかに影響力を拡大してきたか、そしてフランス(トッド氏の故国)がいかに無力であるかを分かりやすく説明しています。
「難民危機」やフォルクスワーゲン問題を経て、ドイツの政策や立場がどのように変化して行くのか、興味深いところです。
▼読み終わった本
*「ヨーロッパ鉄道旅ってクセになる! 国境を陸路で越えて10カ国」
吉田友和・著、幻冬舎文庫
紀行・旅行本を何冊も出している吉田氏の本。
今回はヨーロッパ10カ国を鉄道で回るというお話です。
ちなみに10カ国にはモナコやリヒテンシュタインなど小さな国も含まれています。
ポーランド旅行中に読もうかと持って行ったのですが、上記のJ.アーチャーの本を読んでいたらこちらを読む時間がなく、帰国してから読みました。
ユーレールパスの使用にあたって、検札を受けたときのエピソードなど、そういえば自分もあったなという話がありました。
▼読み終わった本
*「世界一周 わたしの居場所はどこにある!?」
西井敏恭・著、幻冬舎文庫
こちらも旅行本。
20代で会社を辞めてバックパッカーとして『放浪の旅』に出た男性のお話です。
「南米に行く」つもりだったのが、アジア=半年、南米=1年、アフリカ=1年の合計2年半旅行していたのだとか。
その放浪旅の間のトラブルが話の中心です。
「トラブル」という言葉では済まされない交通事故の話など、さまざまなエピソードが出てきますが、どこまでが本気でどこからが冗談なのか分かったようで分からない独特の語り口で、あっという間に読み終わりました。
話は面白いんですが、「自分はこんなトラブルはごめんだ」と改めて思わされました。
▼読み終わった本
*「資本主義の終焉と歴史の危機」
水野和夫・著、集英社新書
以前から話題になっている本ですが、ようやく読みました。
「現在、人類社会は大きな歴史の転換点にいる」というお話です。
かつて「長い16世紀」と呼ばれる歴史の転換点があったように、現在は「長い21世紀」の真っただ中にいるというわけです。
そして、「利子」というものが意味を持たなくなってきて、一方で「新たな市場」も残り少なくなっていることなど、「なるほど」と思わされました。
この本の説が果たして的を射ているのかどうか、自分が生きている間に目にすることになるのでしょうか?
▼読み終わった本
*「Be Careful What You Wish for」
Jeffrey Archer著、Pan Books
ずっと読んでいるジェフリー・アーチャーの長編大河小説「クリフトン・クロニクルズ(年代記)」の第4作。
すでに「追風に帆を上げよ」という題で邦訳が出ています。
クリフトン家とバリントン家という「主人公たち」の家族に対し、強力なライバルがことあるごとに妨害工作を仕掛けてきて、ハラハラドキドキの連続。
そして、この第4作の終わりもさらなる波乱を予感させます。
第5作も出ているので、早めに読み始めたいと思っています。
▼読み終わった本
*「『ドイツ帝国』が世界を破滅させる 日本人への警告」
エマニュエル・トッド著、堀茂樹・訳、文春新書
フランスの学者による世界情勢、中でもヨーロッパのことについて論じた文章を集めた本。
2011年から14年頃までのものが収められているので、昨今の(シリア)難民問題は反映されていない訳ですが、ギリシャ危機やウクライナ問題など、トッド氏が早くから着目していたことが分かります。
ドイツがいかに影響力を拡大してきたか、そしてフランス(トッド氏の故国)がいかに無力であるかを分かりやすく説明しています。
「難民危機」やフォルクスワーゲン問題を経て、ドイツの政策や立場がどのように変化して行くのか、興味深いところです。
▼読み終わった本
*「ヨーロッパ鉄道旅ってクセになる! 国境を陸路で越えて10カ国」
吉田友和・著、幻冬舎文庫
ヨーロッパ鉄道旅ってクセになる! 国境を陸路で越えて10カ国
- 作者: 吉田 友和
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2013/07/05
- メディア: 文庫
紀行・旅行本を何冊も出している吉田氏の本。
今回はヨーロッパ10カ国を鉄道で回るというお話です。
ちなみに10カ国にはモナコやリヒテンシュタインなど小さな国も含まれています。
ポーランド旅行中に読もうかと持って行ったのですが、上記のJ.アーチャーの本を読んでいたらこちらを読む時間がなく、帰国してから読みました。
ユーレールパスの使用にあたって、検札を受けたときのエピソードなど、そういえば自分もあったなという話がありました。
▼読み終わった本
*「世界一周 わたしの居場所はどこにある!?」
西井敏恭・著、幻冬舎文庫
こちらも旅行本。
20代で会社を辞めてバックパッカーとして『放浪の旅』に出た男性のお話です。
「南米に行く」つもりだったのが、アジア=半年、南米=1年、アフリカ=1年の合計2年半旅行していたのだとか。
その放浪旅の間のトラブルが話の中心です。
「トラブル」という言葉では済まされない交通事故の話など、さまざまなエピソードが出てきますが、どこまでが本気でどこからが冗談なのか分かったようで分からない独特の語り口で、あっという間に読み終わりました。
話は面白いんですが、「自分はこんなトラブルはごめんだ」と改めて思わされました。
「世界一周 わたしの居場所はどこにある!?」「ネット炎上対策の教科書」=購入した本(2015.09) [読書]
「最近買った本」リスト(忘備録)、2015年09月分です。
引き続き抑制気味です。
▽購入した本
*「世界一周 わたしの居場所はどこにある!?」
西井敏恭・著、幻冬舎文庫
▽購入した本
*「ネット炎上対策の教科書」
林直樹・著、日経BP社
▽購入した本
*「今起きていることの本当の意味がわかる 戦後日本史」
福井紳一・著、講談社+α文庫
引き続き抑制気味です。
▽購入した本
*「世界一周 わたしの居場所はどこにある!?」
西井敏恭・著、幻冬舎文庫
▽購入した本
*「ネット炎上対策の教科書」
林直樹・著、日経BP社
▽購入した本
*「今起きていることの本当の意味がわかる 戦後日本史」
福井紳一・著、講談社+α文庫
「漢字はすごい!」「東京の鉄道ネットワークは こうつくられた」「ミリタリーテクノロジーの物理学<核兵器>」「DNAでたどる日本人10万年の旅」=読み終わった本(2015.08) [読書]
「読み終わった本」リスト(忘備録)、2015年8月分です。
▼読み終わった本
*「漢字はすごい!」
山口謠司・著、 講談社現代新書
漢字の起源・成り立ちから、漢字と日本の関わりまで、幅広い事柄が分かるとても勉強になる本でした。
長崎の「郷土料理」(?)である「卓袱(しっぽく)料理」の読みがどこ起源なのか、などに関する「へえ、そうなのか!」というお話もたくさん。
漢字や日本語に興味のある人、必読です。
▼読み終わった本
*「東京の鉄道ネットワークは こうつくられた」
高松良晴・著、 交通新聞社新書
国鉄の技術部門にお勤めだったエンジニアによるかなり専門的な本。
いわゆる「五方面作戦」を中心に、私鉄を含めた東京圏の鉄道網が整備されてきた状況を詳しく説明していて、とても興味深い本でした。
▼読み終わった本
*「ミリタリーテクノロジーの物理学<核兵器>」
多田将・著、イースト新書Q
「核兵器」を技術面から見た「解説書」です。
極めてニュートラルに書かれていて、「いいもの」だとか「悪いもの」だという「価値判断」抜きで、核兵器の原理・仕組みを説明しています。
私は長崎出身ゆえ、子どものころ、百科事典を読んで原子爆弾の仕組みを勉強しましたが、それを思い出すのに恰好の本でした。
また、あまりよく知らなかった水素爆弾やその応用兵器についての知識を得るのにも適した本でした。
当たり前ですが、核兵器を肯定している訳では決してありませんので、誤解なきようお願いします。
▼読み終わった本
*「青春18きっぷで楽しむおとなの鉄道旅行」
小林克己・著、 だいわ文庫
鉄道ファン以外にもよく知られる「青春18きっぷ」について、実体験に基づいて「解説」した本。
新幹線開業に伴って各地でJR線が第三セクターに転換していますが、そのあたりの最新事情も盛り込まれています。
後半は、「青春18きっぷ」を利用しての実際の鉄道旅行のコースが説明されているので、時刻表をめくらずに計画が立てたい人にはお勧めです。
▼読み終わった本
*「DNAでたどる日本人10万年の旅―多様なヒト・言語・文化はどこから来たのか?」
崎谷 満・著、昭和堂
少し前に買っていた本ですが、ようやく読みました。
アフリカに誕生した人類が、どのようなルートで世界中に広がったか、染色体の分析でかなり詳しいことが分かっているそうですが、そうした研究成果を基に、日本に住む人々のルーツについて考察した、とても興味深い本です。
世界では、あとからやってきた集団によって、先に住んでいた人々が一掃されている場所・地域が多いのに比べ、日本列島はそうした人間の「集団」がほかの地域に例がないほどバラエティーに富んでいるとのこと。
これは、日本列島が恵まれた土地ゆえに、先住民とあとから来た人々が争ったり、殺し合ったり、追い出したりしなくても共存できたことを示すものだということです。
▼読み終わった本
*「漢字はすごい!」
山口謠司・著、 講談社現代新書
漢字の起源・成り立ちから、漢字と日本の関わりまで、幅広い事柄が分かるとても勉強になる本でした。
長崎の「郷土料理」(?)である「卓袱(しっぽく)料理」の読みがどこ起源なのか、などに関する「へえ、そうなのか!」というお話もたくさん。
漢字や日本語に興味のある人、必読です。
▼読み終わった本
*「東京の鉄道ネットワークは こうつくられた」
高松良晴・著、 交通新聞社新書
国鉄の技術部門にお勤めだったエンジニアによるかなり専門的な本。
いわゆる「五方面作戦」を中心に、私鉄を含めた東京圏の鉄道網が整備されてきた状況を詳しく説明していて、とても興味深い本でした。
▼読み終わった本
*「ミリタリーテクノロジーの物理学<核兵器>」
多田将・著、イースト新書Q
「核兵器」を技術面から見た「解説書」です。
極めてニュートラルに書かれていて、「いいもの」だとか「悪いもの」だという「価値判断」抜きで、核兵器の原理・仕組みを説明しています。
私は長崎出身ゆえ、子どものころ、百科事典を読んで原子爆弾の仕組みを勉強しましたが、それを思い出すのに恰好の本でした。
また、あまりよく知らなかった水素爆弾やその応用兵器についての知識を得るのにも適した本でした。
当たり前ですが、核兵器を肯定している訳では決してありませんので、誤解なきようお願いします。
▼読み終わった本
*「青春18きっぷで楽しむおとなの鉄道旅行」
小林克己・著、 だいわ文庫
鉄道ファン以外にもよく知られる「青春18きっぷ」について、実体験に基づいて「解説」した本。
新幹線開業に伴って各地でJR線が第三セクターに転換していますが、そのあたりの最新事情も盛り込まれています。
後半は、「青春18きっぷ」を利用しての実際の鉄道旅行のコースが説明されているので、時刻表をめくらずに計画が立てたい人にはお勧めです。
▼読み終わった本
*「DNAでたどる日本人10万年の旅―多様なヒト・言語・文化はどこから来たのか?」
崎谷 満・著、昭和堂
DNAでたどる日本人10万年の旅―多様なヒト・言語・文化はどこから来たのか?
- 作者: 崎谷 満
- 出版社/メーカー: 昭和堂
- 発売日: 2008/01
- メディア: 単行本
少し前に買っていた本ですが、ようやく読みました。
アフリカに誕生した人類が、どのようなルートで世界中に広がったか、染色体の分析でかなり詳しいことが分かっているそうですが、そうした研究成果を基に、日本に住む人々のルーツについて考察した、とても興味深い本です。
世界では、あとからやってきた集団によって、先に住んでいた人々が一掃されている場所・地域が多いのに比べ、日本列島はそうした人間の「集団」がほかの地域に例がないほどバラエティーに富んでいるとのこと。
これは、日本列島が恵まれた土地ゆえに、先住民とあとから来た人々が争ったり、殺し合ったり、追い出したりしなくても共存できたことを示すものだということです。
「青春18きっぷで楽しむおとなの鉄道旅行」「資本主義の終焉と歴史の危機」「地形で読み解く鉄道路線の謎」=購入した本(2015.08) [読書]
「最近買った本」リスト(忘備録)、2015年08月分です。
▽購入した本
*「青春18きっぷで楽しむおとなの鉄道旅行」
小林克己・著、だいわ文庫
▽購入した本
*「資本主義の終焉と歴史の危機」
水野和夫・著、集英社新書
▽購入した本
*「地形で読み解く鉄道路線の謎 首都圏編」
竹内正浩・著、JTBパブリッシング
▽購入した本
*「ヨーロッパ鉄道旅ってクセになる!! 国境を陸路で越えて10カ国」
吉田友和・著、幻冬舎文庫
▽購入した本
*「青春18きっぷで楽しむおとなの鉄道旅行」
小林克己・著、だいわ文庫
▽購入した本
*「資本主義の終焉と歴史の危機」
水野和夫・著、集英社新書
▽購入した本
*「地形で読み解く鉄道路線の謎 首都圏編」
竹内正浩・著、JTBパブリッシング
▽購入した本
*「ヨーロッパ鉄道旅ってクセになる!! 国境を陸路で越えて10カ国」
吉田友和・著、幻冬舎文庫
ヨーロッパ鉄道旅ってクセになる! 国境を陸路で越えて10カ国
- 作者: 吉田 友和
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2013/07/05
- メディア: 文庫
「中の人などいない」「古語と現代語のあいだ」「うわさとは何か」「『快速』と『準急』はどっちが速い?」=読み終わった本(2015.07) [読書]
「読み終わった本」リスト(忘備録)、2015年7月分です。
7月は、いろいろと忙しかったうえに、旅行書(ガイドブック)とか楽譜とか雑誌・ムックなどを多く呼んだ関係で、ここの紹介するのは4冊だけになってしまいました。
▼読み終わった本
*「中の人などいない @NHK広報のツイートはなぜユルい?」
浅生鴨・著、 新潮文庫
ツイッターの「NHK広報局」アカウントの担当者が書いた本。
私自身、2009年からツイッターやってまして、「NHK広報局」はだいぶ前からフォローしていますが、不思議な雰囲気を持った「企業アカウント」として東日本大震災のころから大いに注目されています。
2012年に書籍版が出ていたんですが、文庫化されたので早速読みました。
まあ、NHKは「準・お役所」みたいな組織であることが想像されるんですが、そのなかでいろいろ奮闘・苦労しながら、独特の「ユルさ」を見出していくようすがとても興味深いと思いました。
▼読み終わった本
*「古語と現代語のあいだ―ミッシングリンクを紐解く」
白石良夫・著、NHK出版新書
著者は文部省(文部科学省)で教科書検定の仕事に携わっていた元公務員(その後大学教授)だそうです。
なかなか面白い本でした。
日本語の表記は時代によっていろいろと変わってきたわけですが、「古語と現代語は別の体系だ」という考え方は違うのではないかと思っていました。
この本が力が入れている論点はいくつかあるようですが、その一つは「歴史的仮名遣い美しいか」という第9章にあるのではないかと思います。
ここで論じる余裕はないし、説明できるほど理解できてないんですが、「古き良き日本」といったイメージは実体のないものなのかもしれません。
▼読み終わった本
*「うわさとは何か - ネットで変容する『最も古いメディア』」
松田美佐・著、中公新書
古くから、というより言語を獲得してからずっとそうだと思うんですが、人間同士のコミュニケーションと切っても切れないであろう「うわさ」について考える最新の論考。
「インターネット時代のうわさ」について、いろんな側面から考えています。
ネット上で「シェア・拡散」される「いい話」の類とかも取り上げられています。
ネット上では「情けは人のためならず」という『ことわざ』が可視化・具現化されていることとか、「ネットでは出会いたい人や情報に出会いやすい」という指摘など、「なるほど」と思いました。
▼読み終わった本
*「『快速』と『準急』はどっちが速い? 鉄道のオキテはややこしい」
所澤秀樹・著、光文社新書
宮脇、種村両氏のあとを襲うように鉄道関係の著書を出している所澤氏の最新刊。
国鉄・JRの「優等列車」の「名前」の付け方や、私鉄(民鉄)の列車種別の話など、さすが!というべきこだわりぶり。
ちなみに「優等列車の名前」とは「さくら」「富士」「ひかり」「はやぶさ」「踊り子」などの「愛称」のこと。
そして「列車種別」とは「急行」「快速」「準急」「快速急行」「各駅停車」「普通」などのことです。
「各駅停車」と「普通」がどう違うのかなど、皆さん分かりますか?
(興味ある方はこの本を読んでみてください。)
普段「乗るだけ」の人にはどうでもいいであろうことにこだわっていて、「そう、そう」とうなずきながら読みました。
7月は、いろいろと忙しかったうえに、旅行書(ガイドブック)とか楽譜とか雑誌・ムックなどを多く呼んだ関係で、ここの紹介するのは4冊だけになってしまいました。
▼読み終わった本
*「中の人などいない @NHK広報のツイートはなぜユルい?」
浅生鴨・著、 新潮文庫
ツイッターの「NHK広報局」アカウントの担当者が書いた本。
私自身、2009年からツイッターやってまして、「NHK広報局」はだいぶ前からフォローしていますが、不思議な雰囲気を持った「企業アカウント」として東日本大震災のころから大いに注目されています。
2012年に書籍版が出ていたんですが、文庫化されたので早速読みました。
まあ、NHKは「準・お役所」みたいな組織であることが想像されるんですが、そのなかでいろいろ奮闘・苦労しながら、独特の「ユルさ」を見出していくようすがとても興味深いと思いました。
▼読み終わった本
*「古語と現代語のあいだ―ミッシングリンクを紐解く」
白石良夫・著、NHK出版新書
著者は文部省(文部科学省)で教科書検定の仕事に携わっていた元公務員(その後大学教授)だそうです。
なかなか面白い本でした。
日本語の表記は時代によっていろいろと変わってきたわけですが、「古語と現代語は別の体系だ」という考え方は違うのではないかと思っていました。
この本が力が入れている論点はいくつかあるようですが、その一つは「歴史的仮名遣い美しいか」という第9章にあるのではないかと思います。
ここで論じる余裕はないし、説明できるほど理解できてないんですが、「古き良き日本」といったイメージは実体のないものなのかもしれません。
▼読み終わった本
*「うわさとは何か - ネットで変容する『最も古いメディア』」
松田美佐・著、中公新書
古くから、というより言語を獲得してからずっとそうだと思うんですが、人間同士のコミュニケーションと切っても切れないであろう「うわさ」について考える最新の論考。
「インターネット時代のうわさ」について、いろんな側面から考えています。
ネット上で「シェア・拡散」される「いい話」の類とかも取り上げられています。
ネット上では「情けは人のためならず」という『ことわざ』が可視化・具現化されていることとか、「ネットでは出会いたい人や情報に出会いやすい」という指摘など、「なるほど」と思いました。
▼読み終わった本
*「『快速』と『準急』はどっちが速い? 鉄道のオキテはややこしい」
所澤秀樹・著、光文社新書
「快速」と「準急」はどっちが速い? 鉄道のオキテはややこしい
- 作者: 所澤 秀樹
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2015/07/16
- メディア: 新書
宮脇、種村両氏のあとを襲うように鉄道関係の著書を出している所澤氏の最新刊。
国鉄・JRの「優等列車」の「名前」の付け方や、私鉄(民鉄)の列車種別の話など、さすが!というべきこだわりぶり。
ちなみに「優等列車の名前」とは「さくら」「富士」「ひかり」「はやぶさ」「踊り子」などの「愛称」のこと。
そして「列車種別」とは「急行」「快速」「準急」「快速急行」「各駅停車」「普通」などのことです。
「各駅停車」と「普通」がどう違うのかなど、皆さん分かりますか?
(興味ある方はこの本を読んでみてください。)
普段「乗るだけ」の人にはどうでもいいであろうことにこだわっていて、「そう、そう」とうなずきながら読みました。
「東京の鉄道ネットワークはこうつくられた」「『快速』と『準急』はどっちが速い?」「鈴木さんにも分かるネットの未来」「『ドイツ帝国』が世界を破滅させる」=購入した本(2015.07) [読書]
「最近買った本」リスト(忘備録)、2015年07月分です。
なるべく買わないようにしているんですが、それでも5冊。
そのうち鉄道関係の本が2冊…。(@_@)
▽購入した本
*「東京の鉄道ネットワークはこうつくられた」
高松良晴・著、交通新聞社新書
▽購入した本
*「『快速』と『準急』はどっちが速い? 鉄道のオキテはややこしい」
所澤秀樹・著、光文社新書
▽購入した本
*「鈴木さんにも分かるネットの未来」
川上量生・著、岩波新書
▽購入した本
*「ミリタリーテクノロジーの物理学<核兵器>」
多田将・著、イースト新書Q
▽購入した本
*「『ドイツ帝国』が世界を破滅させる 日本人への警告」
エマニュエル・トッド著、文春新書
なるべく買わないようにしているんですが、それでも5冊。
そのうち鉄道関係の本が2冊…。(@_@)
▽購入した本
*「東京の鉄道ネットワークはこうつくられた」
高松良晴・著、交通新聞社新書
▽購入した本
*「『快速』と『準急』はどっちが速い? 鉄道のオキテはややこしい」
所澤秀樹・著、光文社新書
「快速」と「準急」はどっちが速い? 鉄道のオキテはややこしい
- 作者: 所澤 秀樹
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2015/07/16
- メディア: 新書
▽購入した本
*「鈴木さんにも分かるネットの未来」
川上量生・著、岩波新書
▽購入した本
*「ミリタリーテクノロジーの物理学<核兵器>」
多田将・著、イースト新書Q
▽購入した本
*「『ドイツ帝国』が世界を破滅させる 日本人への警告」
エマニュエル・トッド著、文春新書
「IT社会事件簿」「駅をデザインする」「踊る昭和歌謡」「ウェブニュース一億総バカ時代」「イスラム戦争」=読み終わった本(2015.06) [読書]
「読み終わった本」リスト(忘備録)、2015年6月分です。
▼読み終わった本
*「IT社会事件簿」
矢野直明・著、 ディスカヴァー携書
もっと最近の事件中心かと思っていたら、「東芝クレーマー事件」とか「ウィニー」をめぐる問題とか、今となっては「歴史」に属するような話も盛り込まれていて、「そういえばそういうこともあったなあ」と思いました。
そういえば最近、ツイッターでは「インターネット老人会」という話が盛り上がってましたが…。
「パソコン通信」とか完全に「紀元前」の話ですね。
▼読み終わった本
*「駅をデザインする」
赤瀬達三・著、ちくま新書
とても面白い本でした。
「デザイン」と言っても、建物の設計の話から、運賃・料金の分かりやすさ、利用客・乗客の導線や案内表示など、さまざまな要素が含まれていて、結構難しいものだということが分かりました。
「駅」には「駅ビル」や「駅ナカ」などの商業施設も当然含まれますし…。
昔の地下鉄駅の写真が載っているんですが、出口の案内よりも直結したデパートの広告が大きかったりして、結構カオスだったことが分かります。
結局、鉄道会社とかデパート・駅ビル、行政などがそれぞれ勝手に物事を進めると、利用者・乗客にとって便利にはならないということですね。
日本でも、異なる鉄道事業者の間で「ゾーン制運賃」などを導入しないと、分かりにくさは解消されないんでしょうね。
東京メトロと都営地下鉄の統合さえ実現しないわけで、ハードルは高いと思いますが…。
▼読み終わった本
*「韓国人による恥韓論」
シンシアリー・著、扶桑社新書
ちょっと話題になった韓国人による「反・反日」の本。
(著者が本当に韓国人かどうかは未確認ですが…。)
韓国の多くの人は(日本を毛嫌いしているわけでないという)「本音」と、「反日」という「建前」(表の顔)は違うんではないかと思うのですが…。
まあ、本の中身としては「ああ、そうだろうな」という部分が多くて、そんなに目新しい話はありませんでした。
▼読み終わった本
*「結局、『まじめ』な人が一番強い!」
和田秀樹・著、新講社ワイド新書
「我が意を得たり」というところは多かったんですが、以前読んだ「真面目な人は長生きする 八十年にわたる寿命研究が解き明かす驚愕の真実」の方がより面白かったかなあ、という感じでした。
▼読み終わった本
*「踊る昭和歌謡―リズムからみる大衆音楽」
輪島裕介・著、NHK出版新書
以前読んだ「創られた『日本の心』神話-『演歌』をめぐる戦後大衆音楽史」の著者による新たな「日本歌謡史」の本。
「踊り(ダンス)」という視点に絞って、日本の「流行音楽」について通史的に考察しています。
子供のころ、よく「マンボ」を耳にする機会があったような気がしますし、「ドドンパ」とか「ゴーゴー」とかよく理解しないままに聞いていた曲・音楽の背景がよく分かりました。
▼読み終わった本
*「ウェブニュース一億総バカ時代」
三田ゾーマ・著、双葉新書
「ニュースは新聞やテレビではなくネットで見る」という人がますます増えていると思いますが、その「ウェブニュース」の概要・背景について、分かりやすく紹介しています。
まあメディアに関係する人間にとっては「今さら」の部分もありますが、「リテラシー」の大事さを再確認しました。
▼読み終わった本
*「イスラム戦争 中東崩壊と欧米の敗北」
内藤正典・著、集英社新書
「ヨーロッパとイスラーム―共生は可能か」の著者によるイスラムに関する本。
イスラムについてよく理解したうえ、客観的・かつ詳しく論じています。
異文化を理解することの難しさを痛感させられました。
▼読み終わった本
*「IT社会事件簿」
矢野直明・著、 ディスカヴァー携書
もっと最近の事件中心かと思っていたら、「東芝クレーマー事件」とか「ウィニー」をめぐる問題とか、今となっては「歴史」に属するような話も盛り込まれていて、「そういえばそういうこともあったなあ」と思いました。
そういえば最近、ツイッターでは「インターネット老人会」という話が盛り上がってましたが…。
「パソコン通信」とか完全に「紀元前」の話ですね。
▼読み終わった本
*「駅をデザインする」
赤瀬達三・著、ちくま新書
とても面白い本でした。
「デザイン」と言っても、建物の設計の話から、運賃・料金の分かりやすさ、利用客・乗客の導線や案内表示など、さまざまな要素が含まれていて、結構難しいものだということが分かりました。
「駅」には「駅ビル」や「駅ナカ」などの商業施設も当然含まれますし…。
昔の地下鉄駅の写真が載っているんですが、出口の案内よりも直結したデパートの広告が大きかったりして、結構カオスだったことが分かります。
結局、鉄道会社とかデパート・駅ビル、行政などがそれぞれ勝手に物事を進めると、利用者・乗客にとって便利にはならないということですね。
日本でも、異なる鉄道事業者の間で「ゾーン制運賃」などを導入しないと、分かりにくさは解消されないんでしょうね。
東京メトロと都営地下鉄の統合さえ実現しないわけで、ハードルは高いと思いますが…。
▼読み終わった本
*「韓国人による恥韓論」
シンシアリー・著、扶桑社新書
ちょっと話題になった韓国人による「反・反日」の本。
(著者が本当に韓国人かどうかは未確認ですが…。)
韓国の多くの人は(日本を毛嫌いしているわけでないという)「本音」と、「反日」という「建前」(表の顔)は違うんではないかと思うのですが…。
まあ、本の中身としては「ああ、そうだろうな」という部分が多くて、そんなに目新しい話はありませんでした。
▼読み終わった本
*「結局、『まじめ』な人が一番強い!」
和田秀樹・著、新講社ワイド新書
「我が意を得たり」というところは多かったんですが、以前読んだ「真面目な人は長生きする 八十年にわたる寿命研究が解き明かす驚愕の真実」の方がより面白かったかなあ、という感じでした。
▼読み終わった本
*「踊る昭和歌謡―リズムからみる大衆音楽」
輪島裕介・著、NHK出版新書
以前読んだ「創られた『日本の心』神話-『演歌』をめぐる戦後大衆音楽史」の著者による新たな「日本歌謡史」の本。
「踊り(ダンス)」という視点に絞って、日本の「流行音楽」について通史的に考察しています。
子供のころ、よく「マンボ」を耳にする機会があったような気がしますし、「ドドンパ」とか「ゴーゴー」とかよく理解しないままに聞いていた曲・音楽の背景がよく分かりました。
▼読み終わった本
*「ウェブニュース一億総バカ時代」
三田ゾーマ・著、双葉新書
「ニュースは新聞やテレビではなくネットで見る」という人がますます増えていると思いますが、その「ウェブニュース」の概要・背景について、分かりやすく紹介しています。
まあメディアに関係する人間にとっては「今さら」の部分もありますが、「リテラシー」の大事さを再確認しました。
▼読み終わった本
*「イスラム戦争 中東崩壊と欧米の敗北」
内藤正典・著、集英社新書
「ヨーロッパとイスラーム―共生は可能か」の著者によるイスラムに関する本。
イスラムについてよく理解したうえ、客観的・かつ詳しく論じています。
異文化を理解することの難しさを痛感させられました。
「中の人などいない」「辞書編纂者の、日本語を使いこなす技術」「走らないのになぜ『ご馳走』?」「ウェブニュース一億総バカ時代」=購入した本(2015.06) [読書]
「最近買った本」リスト(忘備録)、2015年06月分。
先月も購入は抑えめです。
▽購入した本
*「中の人などいない @NHK広報のツイートはなぜユルい?」
浅生鴨・著、新潮文庫
▽購入した本
*「辞書編纂者の、日本語を使いこなす技術」
飯間浩明・著、PHP新書
▽購入した本
*「走らないのになぜ『ご馳走』? NHK 気になることば」
NHKアナウンス室・編、新潮文庫
▽購入した本
*「ウェブニュース一億総バカ時代」
三田ゾーマ・著、双葉新書
先月も購入は抑えめです。
▽購入した本
*「中の人などいない @NHK広報のツイートはなぜユルい?」
浅生鴨・著、新潮文庫
▽購入した本
*「辞書編纂者の、日本語を使いこなす技術」
飯間浩明・著、PHP新書
▽購入した本
*「走らないのになぜ『ご馳走』? NHK 気になることば」
NHKアナウンス室・編、新潮文庫
走らないのになぜ「ご馳走」?: NHK 気になることば (新潮文庫)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2014/08/28
- メディア: 文庫
▽購入した本
*「ウェブニュース一億総バカ時代」
三田ゾーマ・著、双葉新書