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今月2度目の本番は後輩たち中心の弦楽オーケストラでした [音楽・楽器]

きのうは、弦楽オーケストラの演奏会でした。
演奏会出演は今月2度目、今年6回目。

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DEN String Orchestra 2016
日時:2016年6月26日(日)午後2時開演
会場:トッパンホール(東京・飯田橋)
指揮・堀伝(元NHK交響楽団コンサートマスター)
曲目:モーツァルト「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」
   マーラー 「アダージェット」(交響曲第5番第4楽章)
   チャイコフスキー「弦楽セレナーデ」
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【会場のトッパンホール】
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トッパンホールは、客席は何度も経験してますが、ステージ上は初めてでした。

この弦楽オケは、全員が出身大学オケのOBOGをメンバー。
私より15~20年ほど若い世代が中心ですが、現役大学生もいるという幅広い年代が集まっていました。
(ちなみに私が最年長でした。)

そして、指揮の堀先生は、メンバーの多くが現役時代に弦トレーナーとしてお世話になったのだそうです。

演奏ですが、意欲と技術を兼ね備えた人たちが集まっているだけあって、とても楽しい本番でした。

ふだんオケで弾いているので、こういう弦楽器だけの曲を演奏する機会って、なかなかありません。

モーツァルトの作品(というよりクラシック音楽)の代表曲と言っていい「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」ですが、人前でちゃんと演奏したのは高校3年の文化祭以来だと思います。
(その高校時代も、全楽章やったかどうか怪しいので、全曲弾いたのは初めてかも。)

そして、チャイコフスキーの弦楽セレナーデ(通称「弦セレ」)をちゃんとしたホールで全曲弾いたのは、確実に初めてでした。
(「室内楽大会」のような場で、一部の楽章を弾いたことくらいしかありませんでした。)

一方、マーラーのアダージェットは、交響曲全体も何度もやったことあり、たぶん5年ぶりくらいでした。

若い後輩の皆さんとご一緒し、知り合うという貴重な機会になり、いろいろと勉強になりました。
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エルガーはアンサンブルが難しそうでした【N響6月B定期】 [音楽・楽器]

きのうはNHK交響楽団の6月B定期を聴きに行きました。
指揮は桂冠指揮者のアシュケナージ。

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NHK交響楽団 第1840回定期演奏会Bプログラム
日時:2016年6月22日(水)午後7時開演
会場:サントリーホール(東京・赤坂)
指揮:ウラディーミル・アシュケナージ(桂冠指揮者)
曲目:シューマン 交響曲第2番ハ長調
   エルガー 交響曲第2番変ホ長調
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B定期は定期会員になっていて、2日連続公演のうち木曜日の方をいつも聴くんですが、今月は都合により水曜日に振り替えました。
いつもP席(ステージ背後)か、B席(2階席の一番後ろ)なんですが、きのうはLAのステージ真横。
オケの「聞こえ方」がだいぶ違ってました。

前半はシューマンの2番。
4曲あるシューマンの交響曲のうち、2番だけ演奏したことがありません。
席の関係からか、ヴァイオリンの音があまり聞こえず、金管楽器(トランペット、ホルン)が音を出すとほかの楽器がかき消される感じでした。
曲全体としては、エルガーに比べるとまとまっていたと思います。

後半はエルガーの2番。
エルガーの交響曲は未体験で、聴いたこともあまりありません。
エルガーといえば、行進曲「威風堂々」がよく知られていますし、先月、チェロ協奏曲を演奏したばかり。
昨夜の交響曲2番も、「威風堂々」やチェロ協奏曲を思い起こさせる部分もあり、全体的にロマンティックな旋律や和音がちりばめられた素敵な曲でした。
ただ、アンサンブルは結構難しいようで、ところどころ乱れが気になりました。

それにしてもマエストロ・アシュケナージの指揮はやはり独特ですね。
(もし指揮科の学生があのような振り方をしたら、先生から何と言われるんでしょう?)
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日経新聞の『アマオケ』に関する記事が論議呼ぶ [音楽・楽器]

先週の日本経済新聞夕刊の名物連載「体・験・学」は「私のアマオケ探して」というタイトルでした。
ウン十年間アマチュアオーケストラをやってる立場から、興味を持たざるをえません。
img_日経夕刊20160606.jpg
ネット(SNS)上のアマオケ関係者の間でも、関心が高かったようです。

この「体・験・学」、日経新聞記者の「体験」したことをシリーズで紹介するもので、ときどき読んでいて、過去には「断食道場」の話などが記憶に残っています。

ちなみに、私のアマオケ関係の知り合いの中には、この記者を直接知っている人もちらほら。
(要するに「知り合いの知り合い」ですね。)
記事の中にも、知ってる人の名前が出てきます。

この連載は、高校でオーケストラに所属していた40代後半の記者が、息子が楽器をやるようになったのをきっかけに再びオーケストラに入ろうとするところから始まります。
初回の冒頭はこんな感じ。
<以下引用>
今後◎◎さまのクラリネット活動の充実をお祈りしています――。「えっ、落・ち・た?」。2014年、50歳を前に川崎市にあるアマチュアオーケストラのオーディションで夢は破れた。楽団のまとめ役の女性からの不採用を告げる「お祈りメール」1本でだ。
<引用終わり>

このようにクラリネットでオーディション(入団試験)に落ちると、多くのオケで人数制限のない(誰でも入れる)ヴァイオリンを始めます。
とある「初心者OK」のオケに入れてもらうものの、演奏会直前で辞めるなど、「あれ?」という話がいろいろ。

2日目(火曜日)あたりまでは、アマオケ関係者の間でも、「いきなりヴァイオリンとか無謀だ」とか「演奏会直前に辞めるのは無責任だ」との指摘が出ていました。
私自身は、確かに「それってどうよ?」とか「直前に辞めたオケは『円満退団』だったのだろうか?」などと思いました。

でも、まあいろんな人がいるだろうし、いろんなオケがあっていいと思うので、まあ、自分が関係するオケの運営などの参考になればいいと思って読みました。

すると、第3回(水曜日)くらいから、室内楽の話になり、最後の方は「室内楽フェスティバル」を主催している話に。
この「フェスティバル」は現在も行われていて、規模が拡大しているそうなので、それはそれでとてもいいことだと思います。

そうすると「私のアマオケ探して」というタイトルがミスリードだったような気もします。
「私の室内楽」というタイトルよりも多くの人の興味を惹いたような気もするので、それが狙いだったのかもしれませんが…。

ということで、「自分はそのような行動はとらないだろう」とは思うものの、直接関係していなければ、別に批判するまでもないかな、というのが感想。
(もちろん批判の中には同感のものも多いし、批判すること自体は自由ですから…。)

ともあれ、この記事によってアマオケや室内楽に興味を持つ人が少しでも増えればいいと思いました。
そして、拙著「アマチュアオーケストラに乾杯!」を読む人も増えてくれれば…。(苦笑)

アマチュアオーケストラに乾杯!:素顔の休日音楽家たち

アマチュアオーケストラに乾杯!:素顔の休日音楽家たち

  • 作者: 畑農 敏哉
  • 出版社/メーカー: エヌティティ出版
  • 発売日: 2015/04/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


なお、ご興味のある方、こちらのブログも参考になるかと思います。
(こちらの筆者も「知り合いの知り合い」のようです。)
日経夕刊「体・験・学 私のアマオケ探して」、アマオケ界隈から批判が大・殺・到
#日経私のアマオケ で語られたのは「個の楽しみ」であって「演奏の向上と共有」ではなかった

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オーソドックスかつアツいシューマンとブラームスでした【日フィル6月東京定期を聴く】 [音楽・楽器]

きのうは日フィルのサントリー定期。
指揮者は今や長老の域に入りつつあるマエストロ小泉でした。

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日本フィルハーモニー交響楽団 第681回東京定期演奏会
日時:2016年6月10日(金)午後7時開演
会場:サントリーホール(東京・赤坂)
指揮:小泉和裕
曲目:シューマン「マンフレッド」序曲
   ブラームス「ハイドンの主題による変奏曲」
   ブラームス 交響曲第2番ニ長調
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シューマンとブラームスというドイツ・ロマン派前〜中期を代表する作曲家の作品。
マエストロ小泉はベルリンで研鑽を積み、ベルリンフィルを指揮した経歴を持つだけに、この種作品はお手のものだと思います。

「マンフレッド」序曲は♭が6個付く変ホ短調というジブい曲。
数年前に演奏しましたが、臨時記号が多くて音程感の難しい曲です。
きのうはもちろん、とても精緻な演奏でした。

2曲めの「ハイドン・バリエーション」は去年も2度演奏しましたが、やはり楽器同士の「絡み合い」の難しい曲です。
そういえば、指揮者コンクールの課題曲でもありました。
きのうは、ピアノ(弱音)の部分を含め、とても練られた感じでした。

最後は、アマチュアオーケストラにとって、極めて重要なレパートリーであるブラームスの2番。
もちろんプロオケでもよく取り上げられます。
きのうの演奏は、第2楽章の遅めのテンポや、第4楽章の「爆発的」な開放感が印象に残りました。

全体として、解釈はとてもオーソドックスであるものの、アツいところはアツいという、満足感のあるコンサートだったと思います。
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『サイトウキネン』の会場で演奏しました【オルケストラ・クラシカ松本公演】 [音楽・楽器]

きのうの日曜日は、長野県松本市での演奏会に出演。
若い知人が演奏・運営に携わっているオーケストラから声をかけていただき、参加しました。

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日時:2016年6月5日(日)午後2時開演
会場:キッセイ文化ホール大ホール(長野・松本)
管弦楽:オルケストラ・クラシカ
合唱:楽友会合唱団
指揮:中田延亮
曲目:シベリウス 交響詩「フィンランディア」(合唱付き)
   モーツァルト 「戴冠ミサ」
  (ソプラノ:馬原裕子/メゾソプラノ:向野由美子/テノール:鈴木准/バリトン:萩原潤)
   ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番変ホ長調「皇帝」
  (ピアノ:伊藤恵)
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【会場のキッセイ文化ホール】
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会場のキッセイ文化ホールは、「サイトウ・キネン・フェスティバル」(旧サイトウ・キネン・フェスティバル松本)の会場として知られる立派なホール。
客席は約2,000席だそうです。
(ちなみにホール名の「キッセイ」は、松本に本社のあるキッセイ薬品が命名権を獲得して名付けたそうです。)
オケはコントラバス3人というコンパクトな編成でしたが、果たしてホールに負けない音を出せたでしょうか?

土曜日に松本に入り、午後からリハーサル。
1泊して日曜日に本番をやり、夕方帰宅するというハードスケジュールでした。
「演奏旅行」(1カ所だけですが)なんて、かなり久しぶり。
メンバーの多くはJRの特急「あすざ」を利用した人が多かったようですが、私は楽器を運ぶ関係で車で往復しました。
土日で400km以上運転。
新車購入から2度目の遠出でしたが、やはりいい車だなあと思いました。
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芸劇初めてのステージ横の席は大迫力でした【読響マチネーシリーズを聴く】 [音楽・楽器]

きのうは読響のマチネーシリーズを聴きに行きました。
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読売日本交響楽団 第187回日曜マチネーシリーズ
日時:2016年5月29日(日) 14:00
会場:東京芸術劇場大ホール(東京・池袋)
指揮:キリル・カラビッツ
独奏:ヴィクトリア・ムローヴァ(ヴァイオリン)
曲目:ベルリオーズ 序曲「ローマの謝肉祭」作品9
   シベリウス ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47
   プロコフィエフ バレエ音楽「ロミオとジュリエット」から
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【芸劇1階ロビーより】
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マチネーシリーズの日曜日の分、今シーズンから会員になってますが、先月は振り替えて土曜日に聴いたので、正規の席で聴くのは初めて。
席はステージ真上(上手側=向かって右側)です。

トランペットやトロンボーンが目の前。
テューバやコントラバスはすぐ下なので、残念ながら演奏中は見えません。

サントリーホールではいつもP席(ステージ後ろ側)に座るんですが、それとはまた違った迫力があって、演奏を楽しみました。

きのうのプログラムは「ローマの謝肉祭」、シベリウスVn協奏曲、プロコフィエフの「ロメジュリ」というフランス→フィンランド→ソ連という3曲。

1曲目と3曲目は金管や打楽器が活躍する曲で、ステージに近い利点がまさに感じられました。

一方、Vn協奏曲ですが、通常ステージ後ろ側だと独奏者の音が聞こえにくい場合があるんですが、ムローヴァはそんなことはなく、とても素晴らしい演奏でした。

指揮のカラヴィッツは、表情豊かでとても的確な棒で、好感が持てました。

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パパ・ヤルヴィの『未完成』は快速でした【N響5月B定期を聴く】 [音楽・楽器]

昨夜はN響B定期を聴きました。

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NHK交響楽団第1837回 定期公演 Bプログラム
日時:2016年5月26日(木)午後7時開演
会場:サントリーホール(東京・赤坂)
指揮:ネーメ・ヤルヴィ
曲目:シューベルト交響曲 第7番 ロ短調 D.759「未完成」
   プロコフィエフ交響曲 第6番 変ホ短調 作品111
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指揮はパパ・ヤルヴィことネーメ・ヤルヴィ。
パーヴォ・ヤルヴィ、クリスチャン・ヤルヴィという兄弟指揮者のお父さんです。
バルト三国のエストニア出身で、旧ソ連で学んだそうです。
78歳だそうですが、とても元気そう。
やはり指揮者は長命な人が多いですね。

きのうのプログラムは2曲。
前半は超有名曲、シューベルトの「未完成」です。

テンポが結構速めで、途中結構変動があったのと、ディナミーク(音の強弱)の変化の付け方が独創的。
弱音の部分が印象的でした。

後半はプロコフィエフの6番。

実演どころか、録音(CDなど)を含めても、ちゃんと聴くのは恐らく初めて。
そもそも、プロコフィエフは「ピーターと狼」と「ロメオとジュリエット」くらいしか演奏したことありません。
全体として、『プロコフィエフ節』満載で、ところどころ「ロメオとジュリエットに似ているかな」という部分も多く、興味深く聴きました。

まあ、「自分で演奏したいか?」と聞かれると、あまり積極的に「YES」とは言えませんが…。
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珍しい『ロシア・ソ連プロ』は熱演でした【日フィル5月東京定期を聴く】 [音楽・楽器]

きのうは日フィル東京定期。
プログラムは、指揮のラザレフ(まもなく首席指揮者退任)が得意とするチャイコフスキーとショスタコーヴィチというロシアとソ連の作曲家の作品。
会場は5日前にベルリンフィルを聴いたサントリーホールです。
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日本フィルハーモニー交響楽団 第680回東京定期演奏会
日時:2016年5月20日(金)午後7時開演
会場:サントリーホール(東京・赤坂)
指揮:アレクサンドル・ラザレフ(首席指揮者)
曲目:チャイコフスキー 組曲第1番 二短調 作品43
   ショスタコーヴィチ 交響曲第6番 ロ短調 作品54
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全体として、個人技(名人芸)がちりばめられた名演・熱演でした。

最初のチャイコフスキー「組曲第1番」は6曲からなる作品。
ちゃんと聴いたのはたぶん初めてでした。
(FMラジオで聞いたりしたことあるかもしれません。)
チャイコフスキーの管弦楽作品というとバレエ音楽がよく知られますが、この組曲も「チャイコフスキーらしさ」が随所にあって、面白い曲でした。
編成にトロンボーン・テューバが含まれていないので、「あれっ?」とか「ここにトロンボーンの音がほしいな」と思ってしまうところがありましたが…。

2曲目はショスタコーヴィチ。
「交響曲全集」6番は持っているのでCDはあるのですが、たぶんちゃんと聴いたことはありません。
(自分自身第5番と第10番しか演奏したことがありません。)
1楽章は第5番に、3楽章は第10番に似たところがあって、「ショスタコーヴィチ節」を楽しみました。
この曲、日フィルのの「本気さ」が伝わってきたように思います。
オーケストラを「その気・本気」にさせるのは、指揮者に必要な能力ですよね。

ちなみに、マエストロ・ラザレフの衣装はジャケットもネクタイもなしの黒シャツ。
例によって棒なしの指揮でした。
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ベルリンフィルの第九はコントラバスがすごかった [音楽・楽器]

きのうはベルリンフィルの公演を聴きに行きました。
東京公演の最終日、演目は「第九」です。

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TDKオーケストラコンサート2016
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団来日公演
日時:2016年5月15日(日)15:00開演
会場:サントリーホール(東京・赤坂)
指揮:サー・サイモン・ラトル
独唱:イヴォナ・ソボトカ(ソプラノ)
   エヴァ・フォーゲル(メゾソプラノ)
   クリスティアン・エルスナー(テノール)
   ドミートリ・イワシェンコ(バス)
合唱:新国立劇場合唱団
合唱指揮:三澤洋史
曲目:ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 作品125 「合唱付き」
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いつもP席(ステージ後ろ側)が多いので、サントリーホールの1階席には久しぶりだったかも。

演奏ですが、ところどころ「そう来るのか」という部分があるものの、全体としては割とオーソドックスだったように思います。

「あれっ?」と思ったのは、2楽章途中で1stヴァイオリンが半分休んでいたことや、4楽章のバリトン(バス)のソロでよく知っている楽譜とは少し違っていたこと、そして、4楽章一番最後の「Maestoso」(マエストーソ)の部分でテンポがかなり速かったことくらいでした。

オケは「対向配置」でコントラバスは下手(ステージ向かって左側)。
私の席は前方の左側だったので、コントラバスの様子がとてもよく見えました。

第九の4楽章には、かなり細かい音符の並ぶ部分があちこちにあって、コントラバス弾きにはかなり高度なテクニックを要求されます。
(アマチュアにはほとんど演奏不可能だとさえ思ってます。)
でも、きのうのベルリンフィルの奏者はみんなちゃんと弾いているように見えました。
みんなが「手を抜かずに一生懸命」のようで、「すごい!」と感動するほど。
昔から「ベルリンフィルはコントラバスが支えている」と指摘されますが、まさにその通りだと思いました。

演奏終了後、鳴りやまない拍手に応えて指揮のサー・サイモンが何度かステージに戻ってきて、最後に日本語と英語で挨拶。
来場者もようやく帰路に就きました。

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超久しぶりのドヴォルザーク6番【狛江フィル演奏会終了】 [音楽・楽器]

きのうは賛助出演した狛江フィルの演奏会でした。

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狛江フィルハーモニー管弦楽団 第37回定期演奏会
日時:2016年5月14日(土)午後2時開演
会場:エコルマホール(小田急線狛江駅前)
指揮:三河正典
独奏:門脇大樹(神奈川フィル首席チェロ奏者)
曲目:ブラームス「悲劇的序曲」
   エルガー チェロ協奏曲ホ短調
   ドヴォルザーク 交響曲第6番ニ長調
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(会場のエコルマホール内部の様子)

今年4回目の演奏会出演でした。
(きのうを含め3回はコントラバス、1回は指揮)

エルガーのチェロ協奏曲はそんなに頻繁に演奏される曲ではなくて、私自身初めてかと思っていたんですが、家人(アマチュアチェロ弾き)によると、十年以上前にやったことがあるらしい。
(全然覚えてませんでした。)
門脇さんのソロは「素晴らしい」の一言でした。
さすが、若くして神奈川フィルの首席を務める名手だと思いました。

そして、後半のドヴォルザークの交響曲6番ですが、こちらもあまりプロ・アマともに取り上げません。
よく演奏されるのは第9番「新世界より」と第8番。
(第8番は私自身、今年2月に弾いたばかり。)
その次に7番が演奏機会が多く、私自身、5年ほど前、半年に3回やったことがあります。

この6番はブラームスの交響曲第2番との類似性がよく指摘される曲で、確かに、調性(ニ長調)をはじめ、テーマの雰囲気や楽器の使い方などが若干似ています。
それでいて『ドヴォルザーク節』のようなものもちりばめられていて、なかなか素敵な曲です。

私自身は、大学時代にA学院大学のオーケストラに賛助出演したとき以来でしたが、学生時代の方がやはり記憶力が確かだったんでしょう。
上記チェロ協奏曲に比べると、曲をかなり覚えていました。

後半の交響曲を客席で聴いてくださっていたソリストの門脇さんによると、低弦(チェロ・コントラバス)はよく聞こえていたそうです。
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